オレカバトル2 ストーリーズ   作:セッツァー

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前回、全員で力を合わせ魔王アラキシュを打ち倒したアラン達。
しかし、アラキシュはリミッターを解除。邪神アラキシュへと変貌してしまう。
果たして、アラキシュを倒し、砂縛をアラキシュの支配から解放することはできるのか…。


第2章 第十一話(最終話)砂上の楼閣:後編

アラキシュ「この力…素晴らしいぞ!この力があれば砂縛だけでなく、このオレカ界全てを支配できよう!!ワシ以外の魔王なぞ、恐るるに足らんわ!!」

アラン「そんなこと、させると思うのか?」

ダルタン「お前はオレ達が止めて見せる!」

イブリス「おやおや、定番のラスボス第2形態ってことかい?じゃあボクも、ちょっとだけ、本気でいこうかな…?」

アラキシュ「まぁ待て。そこの人造人間、貴様は医師と見た。少しだけ時間をやる。仲間の治療を済ませよ。」

フランケン「いいのか?お前には不利になると思うが?」

アラキシュ「なに、全快の状態の貴様らを屈服させてこそ支配の意味があるというもの。圧倒的実力の差を思い知らせようと思ってな。」

アンヴィル「随分ナメた真似するじゃねぇか…!あとで後悔すんじゃねぇぞ…!」

 

そしてフランケンによる治療を済ませ、アラン達は万全の状態となった。

 

アラキシュ「準備はできたか?砂粒共よ。」

アラン「あぁ、おかげさまでな。」

フランケン「私は荒事は苦手なのでね。codeⅣ、みんなのサポートを頼むよ。」

codeⅣ「了解シマシタ。我ガ友ヨ。」

アラキシュ「ほう…codeⅣを味方につけたか……。どうやったかは知らないが、不良品は処分せねばな…!」

ダルタン「みんな、行くぞ!これが最後だ!!」

一同「おう!!」

アラキシュ「ガッハッハッハァ!!ここまで逆らっておいて、生きて帰れると思うなよ?」

 

アラキシュ「最強の烙印…我が名の元に刻むとしよう…!ハァァ!!」バシュゥゥン!

アラキシュは手を自身の身体に当てると、魔力でパワーを増強させてきた!!

アラキシュ「さて、準備完了だ。簡単に死んでくれるなよ?」

アンヴィル「ほざきやがれ!打除け斬り!!」

アラキシュ「フン!」

バキィィン!!

アンヴィル「コイツ…!?なんだこのパワーは…!?」

アラキシュ「ぬるいわ!!」ドゴォッ!!

アンヴィル「ガハッ…!?」

ドガァン!!

アンヴィルがアラキシュの一撃を受け、血反吐を吐きながら吹っ飛ばされ、要塞の残骸に叩きつけられ戦闘不能になる。

ダルタン「アンヴィル!!まさかアンヴィルを一撃で戦闘不能に追い込むとはな…!さっきまでとは桁違いのパワーだ!正面からの攻撃は自殺行為になるぞ!!」

アラン「……よし、オレに手がある。ダルタン、codeⅣ、時間稼ぎを頼む。イブリス、お前は一緒に来てもらうぞ。」

イブリス「はぁ?精霊使いが荒いなぁー…。ま、アイツを倒せるならやってやるけどね!」

ダルタン「アラン、何をするつもりだ…?まぁいい、オレ達はコイツの注意を引くぞ!」

codeⅣ「カシコマリマシタ。標的、排除シマス。」

アラキシュ「ほう…何をする気かは知らんが、所詮無駄な足掻きよ!まずはアイツらからだ!グラトラクト・クエラプト!!」

codeⅣ「サセマセン!」

ドガァァァァァァン!!

アラン達に攻撃がいきそうになった時、codeⅣが咄嗟に庇う。

ダルタン「アラキシュ!貴様の相手はオレだ!!」バキューン!!

そしてcodeⅣの背後からダルタンが飛び出し、戦友の銃をぶっ放す。そしてアラキシュのガントレットを貫通し大ダメージを再び与える。

アラキシュ「チッ!面倒だな…。まとめて潰してやるとしよう!!」

アラン「ダルタン…何とか耐えてくれ…!」

イブリス「で?どういう策なわけ?ボクをにだけコッソリ聞かせてくれよ…♪」

アラン「あぁ。これを使わせてもらう。」

アランがそう言って指差したのは、要塞の残骸である巨大な柱。そして、イブリスに作戦を耳打ちする。

イブリス「成程ねぇ…。面白そうじゃん!乗った!!」

アラン「そう言ってくれて助かる。作戦開始だ!」

 

アラキシュ「死の嵐に飲み込まれるがいい!!アリドストラ・テンペストォォ!!

バッシィィィィン!!!

ダルタン「ぐぁぁぁぁ!?」

砂嵐の中でダルタンとcodeⅣの身体を雷が貫く。両者とも耐えられずダウンしてしまう。

ダルタン「くっ…ここまでか…!」

codeⅣ「損壊率70%ヲ突破…コレ以上ノダメージハキケンデス…。」

アラキシュ「ふん、余計な時間を食ってしまったわ。では改めて、あのナイフ使いの方を…。」

/パッ\

そう言ってアラキシュが動こうとすると、突如としてスポットライトで照らされる。

アラキシュ「うん?なんだ?」

イブリス「さあ、画面の前の皆様、お待たせしました!ここまでお世話になりやがりました、アラキシュ様へささやかな贈り物をしようと思います。さぁ、受け取りな!アンラッピング・ディセプション!!

ドヒューーン!!

イブリスの用意した箱からロケットパンチが飛んでくる。

アラキシュ「そんな子供騙し、避けるまでもないわ!!」ガシィ!!

アラキシュはロケットパンチを両手で受け止める。だが…。

イブリス「…ニヤリ♪」

ドシューーーーー…!!

アラキシュ「なんだ…?このパンチ、急に勢いが…!?」

アラキシュは急に勢いを増したパンチを放すことができず、どんどん押し込まれていく。

アラキシュ「なんだ…?何を狙っている…?」

イブリス「さぁさぁアラキシュさん、後ろをご覧ください!貴方に何が起こるのか、暗示していますよ〜♪」

アラキシュ「何を言って…。ッ!?あれは…!!」

アラキシュが見たもの。それは、ワイヤーを通して無数のナイフがくくりつけられた柱だった。これを仕掛けたのは当然…。

アラン「悪いな。正面からでは難しいと踏んだものでな。このような手を使わせてもらった。当然ナイフの中には痺れナイフや毒ナイフも仕込んである。いくらお前と言えど、無事では済まん…!」

アラキシュ「ヌゥっ!?小癪な真似を…ッ!!だが!!」ズゥゥン!!

イブリス「おいおいマジかよ…?まだ耐えるワケ?」

アラキシュは足に力を入れ、ガントレットでロケットパンチを掴んだまま持ち堪える。」

アラキシュ「残念だったな!このまま投げ飛ばして…」

バキューン!!ドガン!!!

突如、一発の銃弾とミサイルがガントレットに直撃し、ガントレットに深くヒビを入れる。

ダルタン「貴様はこれで…終わりだ…!!」

codeⅣ「任務…完了……。」

アラキシュ「チィッ!悪あがきをッ!!」

イブリス「あれあれ〜?よそ見してる暇なんてあるのかーい?ほら、キミのご自慢のガントレットも……。」

ピシッピシシ……バキィィン!!

アラキシュ「なっ…!?しまっ……」

バゴォォォォン!!!

アラキシュ「う…うぉぉおぉぁおッ!!?」

ガントレットが壊れたアラキシュの腹にロケットパンチが直撃する。そのまま踏ん張ることもできずロケットパンチと共に飛ばされていき、そして───。

ドスドスドスドスドスドス!!!

アラキシュ「ぐぬぉぉぁああぁぁッ!?」

柱にぶつかり、その背に無数のナイフが突き刺さる。しかし尚、ロケットパンチは「逃がす気はない」と言わんばかりに勢いを弱めない。

アラキシュ「ぐぅ……!こんなところで…ワシの覇道を終わらせる訳には…!!」

アラン「いや、これで終わりだ。オレが引導を渡してやる…!」

ズバズバズバズバ……!!

目の前にアランが現れると、アラキシュの身体をナイフで切り裂くと同時に柱を中心として、さらにワイヤーナイフがセットされていく。

アラキシュ「ぬぅぅぅぅぅぅッ!!まだだ…まだ終わってたまるかぁぁぁあっ!!!」

アラン「もう手遅れだ。……千刃の獄ッ!!」ジャキン。

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…!!!!

アランがワイヤーを切ると同時に、無数のナイフがアラキシュの身体を切り裂く。そして、ロケットパンチも……。

イブリス「では、これにて……フィナーレ!」パチン☆

ドッガァァァァァァァン!!!

 

爆煙が晴れると、そこには、大の字になって倒れたアラキシュの姿があった。

アラキシュ「ば…馬鹿な…!積み上げた力も、地位も、権威も……砂上の楼閣に過ぎなかったと…。」

アラン「そういうことだ。他者から奪い取って積み上げたものなど、所詮こんなものだ。奪うだけじゃ手に入らないものもある。このことを胸に刻みながら逝け。」

アラキシュ「そうか……。では、あの世で教訓としておくと……しよう…………。」ドサッ……

アラン「……終わったな。」

ダルタン「あぁ、これでアラキシュによる圧政も終わりを迎えたわけだ。」

アンヴィル「お前ら…本当にやり遂げるとはな…。後半は戦力になれなかったが、お前らの活躍見て、スカッとしたぜ…!」

ダルタン「アンヴィル!起きたのか!」

フランケン「生死の狭間を彷徨うほどの致命傷を負っていたが、何とかなったよ。みなもお疲れ様だ。すぐに治療してあげよう。」

アラン「恩に着る。……とりあえず、治療が終わり次第、アラキシュの蓄えていた水を、砂縛の民に分け与えるとしよう。」

 

こうして、アラキシュを倒したアラン達は、要塞跡から水の貯蔵庫を掘り出し、民に分け与えた。これでしばらくは飢えに困ることもないだろう。

その後アランはまた、果てのない旅に出た。大切なものを見つける旅に…。

 

イブリス「とりあえず、お疲れ様かな?ま、キミとボクの契約はまだ続いているけどね!」

アラン「…?どういうことだ?」

イブリス「おいおい忘れたとは言わせないぜ?キミが死ぬ時、一番大事なものを奪うって話。その契約を完了するまで、ボクはキミについていくからな?」

アラン「……やれやれ。」

アランの顔には、微かに笑みが溢れた。

 

第2章 THE END




パンドラ「よう!とりあえず第2章読破、お疲れ様だぜ!」
パンドラ「長い旅だったが、アランの奴まだ大事なものがわからないみてぇだな…。ま、それを見つけるための旅だろうけどな。でもこういうのって、気づいてないだけで案外もう見つかってるものだぜ?それに気づくまで、気長にアランの旅を応援してやろうじゃねぇか!」
パンドラ「それじゃあ今回はここまで!また続きが読みたくなったら、また覗きにきてくれ!今すぐオレカを遊びに行ったっていいぜー?」
パンドラ「それじゃあオマエら、また会おうぜ!またナー!!」
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