オレカバトル2 ストーリーズ   作:セッツァー

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パンドラ「なぁなあ。オマエって、大切な友達っているか?」
パンドラ「人生生きてると、大体大切な友達ってできると思うんだ。一緒にオレカやってるって友達なら、なおよしだぜ!……で、ここからが本題だけどよ。"オマエは大切なもののために友達を見捨てないといけないってなった時、どっちを選ぶんだ?"…今回はそんな話だぜ。」
パンドラ「それじゃあ第3章、始まりだぜー!!」


第3章「風隠の神木」
第3章 第一話 風の来訪者


オレカ界東の大陸。

ここは、『風隠の森』と呼ばれる森が広がっており、オレカ界の中でも最も自然豊かな地である。しかし、自然豊かである故に外敵に狙われやすく、前は神人が領土拡大のために森に攻め入ったこともあった。

そんな風に森を荒らす不届きものが多いせいで、一度森の主が怒りのあまり魔王へ変貌したこともあったが、それも弟子や息子達の活躍によって鎮められ、後を継いだ息子によって森の平和は守られていた。しかし、何やらまた騒ぎが起こっているようで……?

そんな時に、はぐれ島という島から、一人の少年がこの森にやってきた。

 

ナギ「うわー!ここがミドじいの言ってた風陰の森かぁー!」

彼は風のナギ。どうやら、育ての親のミドじいの故郷である風隠の森にやってきたようです。

ナギ「よーし!ここでオレはもっと強くなって、いつか世界を平和に導く「超世界王(スーパーオレカキング)」になってやるぞー!!」

……何やら妙な夢を持っているようですが、多分大丈夫でしょう。

 

???「待たれい!!」

ナギが風隠の森に入ろうとすると、1人の男が呼び止める。

ナギ「ん?おっちゃん誰だ?この森の人か?」

???「おっちゃ……まぁ良い。ワシは風隠坊オニワカ!この森を護る防人なり!小僧よ、この森に入りたいか?」

ナギ「小僧じゃない!オレにはナギって名前があるんだ!…まぁ、入りたいのは本当だけど。」

オニワカ「ふむ、ではナギとやら。実は今、この森はのっぴきならない事情があってピリついておってな、「簡単に余所者を入れるな」とこの森の主であるオロシ様から言われておるのじゃ。」

ナギ「のっぴきならない事情?どんな?」

オニワカ「あー、それも「余所者に森の事情を話すな」とオロシ様より言われておってな……。」

ナギ「なんだよそれ!?ケチだなー!…なら、無理矢理にでも、通してもらうから…なっ!」ダッ!

オニワカ「速っ!?…だが!」スッ…

ゴチーン!

ナギは目にも止まらぬスピードで駆け出すが、いかんせん直線だったため、槍の側面で止められる。

ナギ「いってぇぇ〜!?何すんだよ!?」

オニワカ「言ったじゃろ。簡単に余所者を入れるわけにはいかないと。もしこの先に行きたいなら……ワシを倒していくが良い!」

ナギ「へぇー?言ってくれるじゃん!なら容赦しないからな!」

 

数分後……

 

ナギ「ぜぇ…ぜぇ……。お…おっちゃん…まだ倒れないのかよ…。ちょっと頑丈すぎないか……?」

オニワカ「伊達に防人をやっている訳ではないからな!ほれどうした?まだワシはピンピンしておるぞ?」

ナギ「く…くっそー…。お…オレは…まだ……。」ばたんきゅー。

オニワカ「おっと、少しやり過ぎたか?しょうがないヤツじゃのう…。」ヒョイッ

疲れて倒れたナギを担いで、森の中へと運んで行った。

 

ナギ「う…うーん……。ここは…ハッ!そうだ勝負!って…おっちゃん?」

オニワカ「おお、目が覚めたか!いやーすまん!ちょいとやりすぎてしまったわい!」

ナギ「もしかして、おっちゃんがここまで?」

オニワカ「ああ、本当はダメなんじゃが、お主には輝くものがあった。特にあの素早さの戦士はオレカ界を探しても中々おらんぞ。」

ナギ「へ…へへーそうか///なんか照れるなー。」

オニワカ「そんなお主を見込んでのことなんじゃが…お主にこの森で起こっていることを話そうと思う。森の外には他言無用で頼むぞ。ワシが何言われるかわからんからな…。」

ナギ「そういえば、のっぴきならない事情があるって言ってたよな?おっちゃん、何があったんだ?」

オニワカ「うむ、それがな……」

 

まず、この風隠の森は森の中心にある神木の加護を受けておってな、その神木のお陰で、豊かな森の自然が護られているわけじゃ。

しかしある時、その神木の命を吸い上げようとする不届きものが現れた。

???「この森、この神木…。この森の命は余の晩餐に相応しい。余の贄としてくれよう…。」

突如空からやってきたその者は、魔王ソジュと名乗っておった。奴には、他の生命体の命を吸い取る力があってな、奴はあろうことか、この森を自分の食事としか見ておらんかった。

オロシ「強欲な侵入者をもてなす義理はない!…であえ!この者を返り討ちにせよ!!」

当然、そんなことをオロシ様が許すはずもなく、徹底抗戦に出た。しかし、奴は自身の兵を持たぬにも関わらず、とんでもない実力者でな。ハッキリ言って戦況は拮抗しておる。今はオロシ様が何とかしてくれておるから森は生きておるが、万が一オロシ様が倒れてしまえば…森が滅びるのも、時間の問題じゃろう……。

 

ナギ「そんなことになってたのか…。」

オニワカ「本当は余所者にこんなこと話してはいかんのだが…。だがお主ならもしかしたら……。どうじゃ?ワシの元で鍛えてはみないか?」

ナギ「………わかった。オレも、育ての親のミドじいの故郷だって聞いてここに来たけど、そんなことになってるんじゃ、放っておけるわけない!頼む!オレを鍛えてくれ!」

オニワカ「なるほど、お主もこの森に縁のある者じゃったか!これは運命かもしれんな…!よし!なら明日より特訓を開始する!だが、容赦はせんぞ?」

ナギ「おう!望むところだ!!」

 

こうして、風隠の森を守る戦いに巻き込まれることとなったナギ。

果たして、魔王ソジュを倒し、森を守ることはできるのでしょうか?

 

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