昼…
ナギ「おーい、おっちゃーん!!」
オニワカ「ナギ!一体どこに行っておった!?もう稽古の時間はとっくに過ぎておるぞ?」
ナギ「悪い悪い!実は昨日友達ができてさ、おっちゃんにも紹介したいんだ!」
オニワカ「友達…?」
イスル「この人が、ナギのお師匠さんか?」
ナギ「そ!おっちゃんすごく頑丈でさ、どんな攻撃にも怯まないんだぜ!」
オニワカ「まぁ、そんなところか!ナギの友達と言ったな?もし困ったことがあれば、ワシに言うといい!ナギの友達ということで、いつでも力を貸してやろう!」
イスル「…顔はすごく強面だけど、優しい人なんだな。」
ナギ「だろー?あっ、そうだおっちゃん!オレさ、もっとこの森で友達作りたいんだ!それに、イスルもここに来たばかりらしくて、まだここに馴染んでないみたいなんだ。だからさ、一緒に森を周ってきてもいいか?」
オニワカ「も…森をか!?べ…別に構わんが、くれぐれもオロシ様に見つからないようにな?まだお主のことは言ってないのだからな?」
ナギ「おう!それじゃあ行くぞ、イスル!」
イスル「…やれやれ。」
こうして、森の中へと出かけたナギとイスルは様々なモンスターと知り合った。
その中で出会ったメンバーは多種多様な面々ばかりだった。
オグナ「よう!オレはオグナ!いつかご先祖様みたいに強くなる男だ!!なぁ、勝負しないか?」
ナギ「おっ、いいぜ!イスルはどうする?」
イスル「…遠慮しておく。こういう熱血タイプは苦手だ…。」
ナギ「なぁ、まさかとは思うけどさ、もしかしてオレも含まれてたりする?しないよな!?」
アメノウズメ「おっ、みない顔だねー?あたしはアメノウズメ!ねぇねぇ、良ければ踊りでも見てかない?」シャンシャララ〜♪
イスル「踊りか…。悪くないな。父上も喜びそうだ…。」
ナギ「へぇー。イスルのオヤジってこういうの好きなのかぁ…。」
イスル「ち…違!?」
バク「ばーくー…zzz」
バクは眠っている…。
ナギ「おっ、見ろよコイツ。すごい気持ちよさそうに寝てるなぁー。なんか羨ましいなぁ〜…。」
イスル「実はボクも眠り魔法は得意でね。もし眠りが浅くて悩んでるなら、ボクが眠らせてあげてもいいぞ?」
ナギ「そーなのか?じゃあ今度お願いしてみようかな?…一応聞くけどさ、永遠の眠りとかじゃないよな…?」
イスル「さぁ…どうだろうね?」
そうして、森を見て回っているうちに、いつのまにか夕暮れになっており、楽しい時間もあっという間に過ぎていった。
ナギ「ふぅー!楽しかったぁ!結構面白そうなヤツが多いんだな!この森!」
イスル「あぁ…そうみたいだな。」
ナギ「ん?どうしたんだ、浮かない顔して。」
イスル「……いや、何でもない…。(ボクは、この森を喰い尽くさなきゃならないのか…。この自然豊かで、楽しい森を…。)」
ナギ「そっか。…何か困ってるなら、いつでも力になってやるぜ!遠慮せず言ってくれよな!」
イスル「…気遣ってくれてありがとうな、ナギ。……っと、今日は父上から早く帰ってくるよう言われてるんだった。シナプスもいるし、今日はこの辺りで失礼させてもらう。」
ナギ「そうなのか?もっと周りたかったけど、仕方ないか!じゃあオレも、そろそろ帰ろうかな?おっちゃん心配してるだろうし…。なぁ、また会えるよな?その時はまた一緒に特訓しようぜ!」
イスル「……あぁ。きっとまた会えるさ。約束だぞ。」
今日の一件で、より一層友情を深めたナギとイスルは、別々の道を歩んで帰っていく。お互いの信念を抱えて、一緒にまた強くなろうと約束しながら。
…その様子を空から見ている者に気づかずに……。
カラス「カァー!!」
翌日…
ドンドン!
???「やいやい!オニワカはいるか!?」
オニワカ「んー、なんじゃ?こんな朝っぱらから騒がし…!?な…何用ですかな…?」
オニワカの家にやってきたのは、オロシ達風隠の一族の僕であるカラステング。ここにやってきたということはつまり…。
カラステング「しらばっくれても無駄だぞ!お前、余所者を森に招き入れたな?」
オニワカ「はっはっはっ!何の事ですかなー?ワシはこの森を護る防人。余所者を入れるなどということは…。」
ナギ「ふぁ〜あ…。どうしたんだおっちゃん…。朝からうるさいぞ…。」
オニワカ「ナギ!?今はまだ外に出ては……」
カラステング「ほぉー?そいつが件の余所者だな?」
オニワカ「あーいや、これは…その……。」
カラステング「言い訳無用だ!オロシ様が呼んでおられる!そこの余所者と一緒に来てもらうぞ!」
ナギ「えっ、オレも!?」
オニワカ「見つかってしもうたか…ナギよ…。仕方ない。オロシ様に会いに行くぞ。」
ナギ「えっ…えぇ〜〜!?」
こうして、カラステングによってオロシの下へ連行されてしまったナギとオニワカ。2人は何事もなく帰ってこれるのでしょうか?
イスル「な…何があったんだ?2人が連れていかれた?……ボクに優しくしてくれた友達なんだ…放ってはおけない!!」
そして、木の影からこの様子を目撃したイスルも、跡をこっそりつけていくのだった。