オレカバトル2 ストーリーズ   作:セッツァー

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序章 第三話 西の山の重竜

西の山…

マナナ「はぁ…はぁ…ねぇ02…山登り始めてどのくらい経ったかな……?」

ボット02「ピー。計算完了。オヨソ2時間トイッタトコロデショウカ?」

スタン「それで、この山の標高と登った距離は…?」

02「ハイ。標高ハオヨソ150m、現在位置ハ45mデショウ。」

スタン「い…今は02のことが羨ましいよ……」

02「ワタシハ、マダシバラクハダイジョウブソウデス!」

 

スタン一行は現在、ヒートから聞いた白いドラゴンを探して西の山を登っていた。しかし、山の道のりは険しく、野生のモンスターとの戦闘もあってヘトヘトの様子。

 

スタン「ぜ…02は大丈夫でも、マナナがもう持ちそうにないし…この辺で休憩にしないか?ちょうど、休めそうな場所もあるし……」

マナナ「あ…ありがとう……ボクのために…」

スタン「いいんだよ…オレもちょっと疲れてたし…よっと。ちょっとここで休ませてもらうか。」

マナナ「ふぅー。ようやく休める……。02も今は休んでていいよ。」

02「リョウカイ。省エネモードニ移行シマス。」

 

ここで休むことにしたスタン一行。しかししばらく休んだ後、マナナがあることに気づく。

 

マナナ「ねぇスタン……ちょっといいかな……?」

スタン「うん、どうした?マナナ?」

マナナ「この辺りさぁ…なんか変じゃない?この場所だけ妙に平地だし、近くの木も見てみたんだけど、バキッて折れてたんだ……。まるで、巨大な何かにやられたみたいに…」

スタン「言われてみれば……。それに、さっきまでわんさかいた野生モンスターも少ないような…。何か近寄らない理由でも……」

ゴゴゴ…

スタン「な…なんだ!?地響き!?」

マナナ「す…スタン!後ろ!!」

スタン「後ろ……って、さっきまで腰掛けてた岩場が…う、動いてる!?」

マナナ「スタン、これ…岩場じゃないよ……。これって……」

 

\\グオォォォォッ!!//

 

2人「「も…モンスターだぁぁ!!!?」」

ギロッ

マナナ「ねえ、スタン…あのデカいの、こっち睨んでない…?」

スタン「ま…まさか!そんなわけ…」

ベヒモス「グオォォォォッ!!」ドシン!ドシン!

マナナ「ひぇ〜!!やっぱりー!!こっち突っ込んできたー!!」

スタン「02!早く起きろ!!」

02「ガピー!!緊急モード起動!タダチニヒナンシマス!!」

マナナ「あぁっ、行き止まり!?もうダメだー!!」

???「行くぜ、"ファイア!!!"」

ドカンッ!!

グオッ!?

マナナ「い…今の魔法は…!」

ヒート「なんとか間に合ったみたいだな!…たくっ!オレとしたことが…!ここが重竜ベヒモスの縄張りだってこと、すっかり忘れてたぜ…!」

テングリ「まったくだ。 少年たちよ、 怪我ないか?」

スタン「ヒートさん!……と、そっちの人は?」

ヒート「あぁ、こっちはオレの同郷の…って今はそんなこと言ってる場合じゃねぇ!お前ら、ここはオレ達に任せて、今すぐこっから逃げろ!今のお前らじゃ、コイツには勝てねぇ!」

スタン「で…でも!」

マナナ「ヒートさんの言うとおりだよ!ここは2人に任せて…」

スタン「……いや、オレは逃げない!」

マナナ「す…スタン!?」

スタン「確かに…コイツは滅茶苦茶強いかもしれない…。けど、オレ達が倒そうとしてる魔王は、多分コイツの何倍も強いんだ。コイツに勝てなきゃ、魔王を倒すなんて、夢のまた夢だ!!」

マナナ「……あーもー!!君がそこまで言うなら、ボクもやってやろうじゃないか!02!サポートお願い!」

02「リョウカイシマシタ!回復ハ、オマカセクダサイ!」

ヒート「へっ!意外と度胸あるじゃねぇか!でも、足は引っ張んなよ?」

スタン「はいっ!!みんな、行くぞ!!」

 

スタン「やぁーっ!!」

ガキン!

スタンの剣が振り下ろされるが、ベヒモスには効いてる気配がない!

スタン「か…硬ぇ…」

マナナ「"ウィンド…バースト"!」

ドンドンっ!!

ベヒモス「グルル…」

マナナ「嘘でしょ…EX技を除いたらかなり強い方の魔法だよ…?」

ブオンっ!

ベヒモスは尻尾で薙ぎ払ってきた!

マナナ「うわっ!?」ドガンっ!!

スタン「マナナ!!02、回復を!」

02「コレデ、ナオシマス!」

マナナ「ありがとう…。」

ヒート「ふうっ…なんとか生きてはいるが…」

テングリ「重戦車 まるで効いてる 気配なし…」

ヒート「こ…ここまで手応えがないと…流石のオレも…結構キツイかもだ…」

ベヒモス「グオォォォォッ!!」ドシン!ドシン!

ヒート「ヤベェ!突っ込んで来るぞ!!」

スタン「くっ…!」

 

\\ギャオォォォォ!!//

 

一同「!?」

突如として、山に咆哮が響き渡る。それはベヒモスのものではなく、咆哮の聞こえた方角を見ると、そこには……

スタン「白い…ドラゴン…?」

宝石の付いた白いドラゴンがいた。

 

キィィィィ……

 

ヒート「!?マズイ!みんな離れろ!!」

 

ドガァァァン!!!

 

ベヒモス「グオォォォォ……」ドォォン……

ベヒモスは倒れた!

マナナ「た…助かった?」

スタン「ベヒモスを一撃で……。もしかして、あのドラゴン…オレ達を…助けてくれたのか…?」

白いドラゴン「……」

ヒート「間違いねぇ…オレが見たドラゴンはコイツだ!まさかまた会えるなんてな…!」

テングリ「あのドラゴン お前のことを 見ているぞ?」

スタン「えっ、オレ…?」

白いドラゴン「ギャオォォォォ!」

白いドラゴンは、胸から宝玉を生み出し、スタンに手渡した。

スタン「これ…もしかして、オレにくれるのか?」

白いドラゴン「……」コクッ

白いドラゴンは静かに頷くと、再び羽ばたきどこかへ飛び去って行った。

スタン「行っちゃった……。にしても、なんなんだこれ…?」

ヒート「それってまさか…!?お前ら、ちょいとオレの住処に来てくれ!今日のところは泊めてやる。テングリさん!一緒に文献の洗い直し、手伝ってくれ!」

テングリ「言われずとも。 私もそれは 気になってる」

マナナ「ど…どうしたのかな?すごい興奮してるみたいだけど…?」

スタン「さぁ…とりあえず、ヒートさんの家に戻って休ませてもらおう…。ほら、02も。」

02「ガガッ…損壊率37%…モドッタラ、修理ヲオネガイシマス…。」

スタン「わかったわかった。じゃあ下山するかぁ……」

 

こうして、白いドラゴンとの邂逅を果たしたスタン一行。

スタンが受け取った宝玉は、何やらとんでもないものらしいが果たして…?

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