オレカバトル2 ストーリーズ   作:セッツァー

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序章 第四話 オレマテリアの秘密

ベヒモスに襲われた末、白いドラゴンを目の当たりにしたスタン一行。

そしてスタンは、白いドラゴンから宝玉を渡された後、ヒートに言われ、彼の家で休ませてもらえることとなった。

翌日…

 

ヒート「おっ、さんさん太陽の朝におはようSUN(サン)ってな。起きて早速で悪いが、お前らに昨日の宝玉のことを話そうと思う。時間はあるな?」

スタン「は…はい…わかりました…。」

数分後……

スタン「それで、その宝玉って一体なんなんですか?」

ヒート「ああ、結論から言わせてもらうとだな、これは『オレマテリア』と呼ばれてる秘宝の一種だ。」

スタン「『オレマテリア』……」

ヒート「そうだ。この『オレマテリア』は、ごく限られたモンスターしか持ってないと言われていてな、オレも実物は初めて見た。まさかあの白いドラゴンが『オレマテリア』の持ち主だったとはな……」

マナナ「そんな凄いモンスターだったんですね、あのドラゴン…」

ヒート「それで気になって、『オレマテリア』に関する古い文献を洗い直してみたら、例のドラゴンのことも記述されてた。我竜ゼノドラゴン。それがあのドラゴンの名前だ。」

スタン「ゼノドラゴン……」

ヒート「あぁ、見る者によって姿を変えると言われてる、伝説のドラゴンだ。そしてその『オレマテリア』は、端的に言えばそのゼノドラゴンのタマゴにあたる代物だ。」

マナナ「えっ、ということはつまり…!?」

テングリ「その通り。 そこから生まれる ゼノドラゴン。」

スタン「すげぇ…本当にあのドラゴンを仲間にしちゃったんだ…。」

ヒート「おっと、喜ぶのはまだ早いぞ?その『オレマテリア』の特性だがな、ソイツから生まれるモンスターは持ち主によって属性が変化する。つまりスタン、お前の写し鏡だ。大切にしろよ?」

スタン「オレの写し鏡……」

ガチャっ!

アリア「スタン!やっと見つけた!」

スタン「アリア!?どうしてここに!?」

アリア「た…大変なの!リタニア王国が…バスカーの軍に…!」

スタン「なんだって!?すぐに行かないと!マナナ!02の修理は!?」

マナナ「まだ終わってないんだ…ボク達二人で行くしかないよ!」

スタン「仕方ない…!ヒートさん!02のこと、お願いします!」

ヒート「おう!お前の仲間は任せて、王国のこと助けてきな!」

 

リタニア王国……

兵士達「「うわーっ!?」」

ラクシャーサ「はっはっはぁ!!弱い!弱すぎる!!もっと潰しがいがあるヤツはいねぇのか!?」

スタン「やめろー!!」

ガキン!

ラクシャーサ「ほう…少しは骨のあるヤツが残っていたのか…」

スタン「貴様、魔王の手先か!王国を滅茶苦茶にして…許さないぞ!!」

ラクシャーサ「俺は、ラクシャーサ!!力を求めて、魔王に従う戦士だ!!貴様も、このドルフィンパドルの錆にしてくれる!!」

スタン「かかって来い!オレが相手だ!!」

 

ラクシャーサ「フンっ!!」

スタン「そんな大振りの攻撃…とう!」

ドガンっ!!

スタン「ふう…コイツの攻撃、避けるのは容易いけど、当たったらひとたまりもないな…」

ラクシャーサ「まだまだぁ!!」

ブンッ!!

スタン「あぶなっ!?」

ラクシャーサ「さっきまでの威勢はどうした?避けてばかりでは、この俺は倒せんぞ?」

スタン「くっ…。(あんなもんブンブン振り回すせいで、迂闊に近づけない…。なんとか隙を作りたいところだけど、マナナとアリアは他の奴らの対処に追われてこっちのサポートはできそうにない…。コイツはオレ一人でなんとかするしか…)」

ラクシャーサ「考え事とは、随分余裕だな?」

スタン「!?しまっ…」

ゴシャッ!!ドゴォォォン!!

ラクシャーサは、スタンが考えている隙に距離を詰めていた。スタンは咄嗟に反応できず、吹っ飛ばされてしまう。

スタン「カハッ…」

血が吐き出される。内臓がいくらか逝ってしまったらしい…。

ラクシャーサ「フンっ、とんだ期待はずれだな。興醒めだ。一思いに潰してやる。」

スタン(くそ…身体が動かない…ここまで…なのか?)

ラクシャーサ「終わりだぁぁ!!」

 

ビカァァァ!!

 

ラクシャーサ「うっ!?なんだぁ、この光!?」

スタン「オレマテリアが…!」

ビシッビシッ…… バリィィン!!

子ドラゴン「ゼノーっ!!」

そこから生まれたのは、ゼノドラゴンそっくりの小さな赤いドラゴンだった。顔はどこか覇気はなくのほほんとしてる…。

ラクシャーサ「なんだぁ?このチビ?まぁこんなチビはどうでもいいか。まずはコイツを始末してから、じっくり痛ぶってやる。」

子ドラゴン「ゼノ!?ゼーノー、ゴーン!!」

ゴンっ!!

ラクシャーサ「ぐふぉぁあっ!?」

小さなドラゴンは、ラクシャーサに向かって思いっきり頭突きをかました!

スタン「隙ができた!今だ…!」

ラクシャーサ「このチビ…よくも!!気が変わった!まずお前からミンチにしてやろう!!」

子ドラゴン「ゼ…ゼノっ!?」

スタン「させるか!赤の…正剣!!

ズバッ!!

ラクシャーサ「ぐあぁぁ!?」

スタン「はぁ…はぁ…大丈夫か?」

子ドラゴン「ゼノー!(泣)」

ラクシャーサ「くっ…今日のところは一旦退いてやる…!だが、次会った時はこうはいかんぞ…!お前ら!退却だ!!」

魔王軍は逃げ去った!!

 

スタン「か…勝ったのか?」

アリア「スターン!!」

マナナ「大丈夫かい?…って、そのドラゴンは?」

子ドラゴン「ゼノー♪」

スタン「あ…あぁ…オレマテリアから生まれたんだ…コイツがいなかったら、今頃どうなってたか…」

アリア「ふーん…。その子…随分スタンに懐いてるみたいね?提案だけど、そのまま連れて行けば?」

マナナ「うん、いいんじゃない?可愛くてなごんじゃうし。」

子ドラゴン「ゼーノー♪」

スタン「…それもそうだな。よし!今日からお前は『ゼノゴン』だ!これからよろしくな、ゼノゴン!」

ゼノゴン「ゼノー!(喜)」

 

こうして、新たにゼノゴンを仲間に加えたスタン達。リタニア王国をアリアに任せて後にし、ヒートに預けていたボット02も回収し、再び旅に出るのだった。目指すは魔王城!まだまだ道のりは長いぞ!!

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