オレカバトル2 ストーリーズ   作:セッツァー

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力をつけ、数多の悪魔を従えたエラドーラは、手始めにバビロア王国制圧に向けて動き出した。
無数の悪魔達を前にバビロア軍は苦戦を強いられ、阿鼻叫喚の地獄が展開される。
そして赤の女王にエラドーラの凶刃が届かんとしていたその時、1人の悪魔が手下を連れて現れた。

…彼こそは豪魔騎士マクス!!
今、バビロアを舞台に、マクス達とエラドーラ軍による最終決戦の火蓋が切って落とされようとしていた!!


第4章 第十一話 反撃の狼煙!バビロアを救い出せ!!

マクス「オレっちこそは、魔界イチの熱き悪魔、その名も… GO!魔騎士マクス!!何人たりとも、オレっちの邪魔はさせねぇぜ!」

エラドーラ「豪魔騎士マクスだぁ?あのガキ…クラスチェンジしやがったのか…まぁいい、まずは小手調べだ。テメェら、相手してやれ。」

エラドーラがそう言うと、これまでマクス達が戦った悪魔達…ベルゼブブ、アルルカン、デメララ、アスタロトがマクス達の前に招集される。

マクス「ん?なーんか勘違いが起きてる気がすっけど…今は置いとくか!さぁ、どっからでもかかってきやがれ!!」

 

ベルゼブブ「ほう、随分大きく出たなガキンチョ。なら、またあの世に送ってやるよ!"デス"!!」

ドシュゥン!

マクス「んー?今、何かしたか?」

確かにデスはヒットした。しかしマクスは、何事もなかったかのようにピンピンしている。

ベルゼブブ「バカな…!?オレのデスが…効かないだと!?」

マクス「もうお前のデスは通用しないぜー?さぁ、オレっちに…ひれ伏せー!!」ズバァ!!

ベルゼブブ「がはぁッ!?(そうだ…オレとしたことが忘れていた…!このガキには…とてつもない爆発力があることを…!!)」

ベルゼブブはマクスの剣で斬りつけられ、思わず膝をつく。

マクス「どうだ!!まだまだこれからだぜー?覚悟しな…!」

フッ…

アスタロト(ハッ、後ろがお留守だぜ?)

アスタロトはマクスの背後に目にも止まらぬスピードで忍び寄り、蹴りを喰らわせようとする。だが…

ガキィン!

アスタロト「チッ!」

クラン「後ろにも気を配らきゃだめだぞマクス!敵は前から来るとは限らないんだ!」

マクス「へっ!助かったぜクラン!」

すんでのところでクランが盾で防ぐ。

マクス「オレっちの背後を取った罪は重いぜ?おりゃおりゃおりゃ!マニック・スカージ!!」ズバズバズバ!! 

アスタロト「ぐっ…!!(間違いない…コイツだけじゃない…他の奴らも強くなってやがる…!タルいなこれは…!)」

アスタロトは連続で斬りつけられ、後退りする。

デメララ「ふーん…あの子、アルフと戦った時から本当に強くなったみたい。で・も〜、結局は男…。魅了しちゃえばこっちのも・の♡」ドキューン♡

マクス「あうッ!?…… 舐めんなぁーー!!」ボォォォォ!!

マクスは一瞬魅了されるが、マキシマ・フレアの副作用で自ら火傷を負い、魅了を無理矢理解除する。

デメララ「はぁ!?なにそれあり得ないんですけどー!?」

ロジェステ「隙あり!わっしょい!!」ボンッ!

ドガァァン!!

デメララ「きゃあ!?…またアナタ?いい加減面倒くさい!」

ロジェステ「いい加減決着をつけましょうか…デメララ!」

アルルカン「おやおやこれは…風向きがよろしくないようで…。ならばこの盤面、掻き乱してしまいましょう!!」スッ…

アルルカンはあまりにも不利な状況をみて、びっくり箱でメチャクチャにしてやろうとする。しかし…。

ピィィン…

アルルカン「およ!?これは…!」

エストリエ「アンタはこの中でも厄介だからね…。地面と身体を縫い付けてやったわ!」

マクス「サンキューエスティ!さーて、コイツをくらいな!マクス・ヘルマーク!!」ボォッ!!

ボガァァン!!

アルルカン「ホギョギョ〜!?」

アルルカンは地面と縫い付けられているため動けず、真正面からマクス・ヘルマークを刻み込まれる。

エストリエ「ちょっと!?今危なかったわよ!?当たったらどーすんの!?」

マクス「あっ…悪ぃ悪ぃ…。でも、エスティなら避けれると思って…。」

エストリエ「全く…。」

 

エラドーラ「チッ…アイツら何てこずってやがんだ…?」

バルト「…クランめ、いつの間にかあそこまで強くなっていたとはな…。我々も負けてはいられんぞ!皆のもの!反撃の時だ!!クラン達に続け!!なんとしても、バビロアを護るのだ!!」

バビロア兵達「「「おーーーーッ!!!!」」」

バルト「エラドーラとやら!バビロアを舐めるなよ…!」

エラドーラ「ハッ!面白ェ!…どこまで耐えられるか見ものだな!!オラァ、どんどん行け!!」

ブブ達「ブブブブブブ!!!!」

マクス達は着々と悪魔達を追い詰めていき、今まで劣勢だったバビロアの志気も回復していく。しかしエラドーラも負けじと悪魔達をぶつけていく。

そして、バビロア軍の雄叫びは、クランの耳にもしっかり届いていた。

クラン「バルト隊長…。やはりすごい方だ。」

重装歩兵隊員「クラン隊長!お戻りになられていたのですね!」

そこに、クランの部下である重装歩兵隊員が駆けつける。

クラン「ああ!待たせてすまない!……僕がいない間、よくバビロアを護ってくれた。」

重装歩兵隊員「いえ!隊長さえいれば、我らの守りに隙なしです!さぁ、ご命令を!!」

クラン「…よし!なら久々に、EXを解禁するとしようか!!重装歩兵隊!構え!!」ガシャン!!

重装歩兵隊「「「構え!!」」」ガシャシャン!!

アスタロト「あ?…何するつもりだ?」

クラン率いる重装甲歩兵隊は、クランの一声で瞬く間に陣形を固め、一斉に盾を構える。そして構え終わると同時にクランの声が響き渡る。

クラン「士気を掲げ、声を上げよ!ロクセ・ファランクスの陣形をとれ!戦線を押し上げるぞ!!

重装歩兵隊「「「うぉぉぉぉぉーー!!!」」」ドドドドドドドド……!

ブブ達「ブブブブ…!?」

アルレッキーノ達「キ…キキ……!?」

クランの指揮の下に、統制された動きで悪魔の大軍が押されていく。

マクス「す…すげぇ……クランのヤツ、あんなEX技使えたのか…。」

クラン「重装歩兵隊と一緒じゃないと使えないけどね!さぁ、チャンスだ!!エスティ!!」

エストリエ「えぇ!!アタシのとっておきで、一網打尽にしてやるわ!!」バタン!!

そう言うとエストリエはクローゼットに入り…そしてまもなくクローゼットの扉が開く。そこから出てきたのは…。

バァァァン!!

???「……あなた達はもう、生きては帰れませんよ。」

弓矢を携えた美しい女神、女神アルテミス。エストリエが出会った中で最も美しいと感じたモンスターであり、エストリエの1番のお気に入りである。

デメララ「い…いやーな予感…。」

アルテミス(エストリエ)「してはいけない事をした、あなた達に罰を〜…与えます!!月女神の弓矢!!バシュン!!

ドドドドドドドドドド……!!!!

アルルカン「オーマイガー!?アルレッキーノ!全速力で退避ー!!」

バビロア中に矢の雨が降り注ぐ。しかし、マクス達やバビロア軍に矢は当たらず、的確にエラドーラ軍の悪魔達を射抜いていく。

そして……

 

ボンッ!

エストリエ「ふぅー、まっ、こんなところかしらね!」

シュゥゥゥゥゥ……

ベルゼブブ「チッ、面倒なことしやがるぜ、全く…。」

アルルカン「ま…まさか、アルレッキーノとブブの軍団が全滅とは…!?」

王国を埋め尽くすほどにいた悪魔の大軍はアルテミスの超EXにより一掃され、残すところは上位の悪魔達のみとなっていた。

マクス「へへー、これで形成逆転だな?」

ロジェステ「みんな…すごいわね…。まさかこの劣勢をひっくり返すなんて…。」

クラン「よし、後はコイツらを…!」

マクス「待ちな!こいつらは全員、オレっちが片付けてやる!」

エストリエ「はぁ!?こんな時に何言ってんのよ!?いくらクラスチェンジしたからって調子のってない!?」

マクス「いや、オレっちは本気だぜ?エラドーラには、ここにいる全員で挑みたいからな。コイツらは何としてもここで倒さなきゃならねぇ!だからみんなは先に行ってな!」

ロジェステ「ふーん…。それで、本音は?」

マクス「あー…。一応コイツらは元々オレっちが倒す予定だったし、いい加減決着つけたいなーって……。ダメか?」

クラン「はぁ……。いいけど、まだラプラを助けなきゃいけないから、手早く頼むよ?僕たちは先に行ってるから!」ダッ

マクス「わーってる!任せとけって!!」

マクスはエラドーラのもとへ向かうクラン達を見送り、闘志のこもった眼差しをベルゼブブに向ける。

ベルゼブブ「へぇ…随分舐めた真似するじゃねぇか…。」

アルルカン「これまでの戦い様を見るに、虚勢でもない様子…。アレ?これはマズい流れでは?」

デメララ「で・も〜これだけ大勢でかかれば、ワンチャンあるかも?」

アスタロト「はぁ…タルいけど、お望み通り…」

 

ダッ!!

 

アスタロト「あの世に送ってやるぜ!!」

真っ先にアスタロトがマクスに向かっていく。

マクス「へっ!真正面!」ブォン!

フッ!

アスタロト(と、見せかけて…)

アスタロトは真正面から攻撃する直前でマクスの背後に移動する。

ジャララ…!!

アスタロト「ぐっ…!?」

マクス「同じ手は二度も…喰らうかよ!!」ブンブンブンブン…!!

マクスはアスタロトに剣を巻き付けると、勢いよくぶん回し勢いをつけ始める。

マクス「そーらよ!!」ブォン!!

そして十分勢いをつけ、アスタロトを巻きつけたまま剣を振り下ろす。そしてその矛先は…。

デメララ「えっ!?こっち!?ちょっと待…」

ドガァァァァァン!!

デメララ「きゃぁぁぁぁ!?」

アスタロト「ぐぅぅぅっ!?」

アスタロト諸共デメララは地面に勢いよく叩きつけられる。

ベルゼブブ「チッ!情けねぇな…!ならこれで…」

ビーッ!!

ベルゼブブ「八つ裂きにしてやるよ!!」

ベルゼブブは4本の腕に魔力を纏わせ、マクスに近接戦を仕掛ける。

マクス「おっと!」ガキィン!!

ベルゼブブ「やっぱテメェ…あの時よりずっと強くなってやがるな!」キンッ!キンッ!

マクス「へっ!当たり前だ!なんせオレっちは…」キンッ!キンッ!

キィィィィン!

ベルゼブブ(しまった!体勢が…!)

マクス「未来の…悪魔王だからな!!!」ズバァァァ!!

ベルゼブブ「ガァッ…!!」ドォーーン!!

剣戟はマクスが制し、ベルゼブブはアスタロト達の方へ吹っ飛ばされる。

アルルカン「Mr.ベルゼブブ!?…これはいけませんね!Mr.マクスがまさかここまで強くなっているとは…!!」

マクス「さーて、後はオマエだけだな?」

アルルカン「ひっ…!…な〜んちゃって!」ひょいっ!

アルルカンはマクスが近づくと同時にびっくり箱を取り出し、マクスをひっかけようとする。

アルルカン「それではご堪能ください!私のびっくりば…」

ガシッ!

アルルカン「……へ?」

マクスはびっくり箱が開く前にアルルカンの頭を掴む。

マクス「飛んでけぇー!!」ブォン!!

アルルカン「ホギョギョ〜!?」

アルルカンの頭は勢いよくアスタロト達の方へ投げ飛ばされ、4体の悪魔が一箇所に集められる。

アルルカン「あ…あいたた…。まさかまた頭を飛ばされるとは…。だがまだびっくり箱が…ん?」

そして、集められた悪魔達の前にマクスが現れる。

マクス「探しもんはこれか?」ひょいっ。

マクスはびっくり箱を軽く放り投げる。

アルルカン「Oh Noooooooo!!!??」

Booooom!!!

びっくり箱はアルルカン達の前で爆発し、すぐさま離れたマクス以外が煙に包まれる。

アルルカン「なんということでしょう…全員まとめて行動不能とは…!」

ベルゼブブ「な…何してくれてんだ…!?このエセ道化師が…!」

アスタロト「う…動けねぇ…!!」

デメララ「zzzz…」

悪魔達は全員、眠りや麻痺などの行動不能系の状態異常を引き当てたようで、揃って身動きが取れなくなった。

マクス「さーてそろそろ決めさせてもらうぜ…!おりゃぁぁぁぁ…!!」ゴォォォォ!

マクスの剣に熱が集中する…。彼の周囲が凍りつくほどに。

ベルゼブブ「や…ヤベェ!!」

マクス「マックス・スパイクー!!!ズバァァァ!!

熱の込められた一閃が、悪魔達を切り裂く。

 

マクス「……へっくち!」

ドガァァァァン!!

 

瞬間、爆炎に包まれた悪魔達は、揃って戦闘不能となった。

マクス「見たか!これが未来の悪魔王の力だ!!」

ベルゼブブ「ぐ…まさかテメェにやられるとはな…。完敗だ…。」

マクス「……なぁ、ベルゼブブ。オマエ、前にオレっちに上に立つ者として必要なことを教えてくれたよな?」

デメララ「そ…そんなことしたの?珍しい。」

ベルゼブブ「…まぁな。……それがどうした?」

マクス「…実はオレっちの悪魔王のビジョンが少しずつ固まってきててさ、少し参考にさせてもらってるんだわ。…多分、オマエらに会えてなかったら、迷ってたままだったと思う。…あんがとな。」

ベルゼブブ「…ケッ!礼を言われる筋合いはねぇよ…!ほら…お仲間を助けに行くんだろ?」

アスタロト「あー、あの頭巾のガキか…。そういえば悪魔にされてたな…。正直、あそこまでされるとオレ達もいい気分はしねぇ…。だからエラドーラのやつをボコしてこい。…いいな?」

マクス「…おう!じゃあまたな!!」

ベルゼブブ「そら、行った行った。」

マクスは言葉を交わすと、悪魔達の下を後にし、エラドーラの方へ向かっていった。この戦いを終わらせ、友達を助けるために…。

 

アスタロト「……行ったか。それで、どうすんだ?」

ベルゼブブ「…魔界に帰る。もう散々、あの野郎には付き合ったからな…。しばらく休ませてもらうわ。」

デメララ「私も帰ろっかな〜…。あれ?そういえばアルルカンは?」

ベルゼブブ「あ?…そういやさっきから静かだと思ってたが…アイツだけいねぇ…。」

アスタロト「やれやれ…とことんまでエラドーラに付き合うつもりか。……タルいことにならなきゃいいが。」

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