そこにはエラドーラの傀儡と化したラプラもおり、彼らを相手に苦戦を強いられるマクス達。
そんな中、ラプラが強制発動させられた超EXにより自爆。マクス達に別れを告げたラプラは決死の覚悟でエラドーラに特攻していってしまう。
そして、この非道に怒りを燃やしたマクスは、さらに炎を激らせる。戦いは、最終局面へと突入する……。
マクス「テメェ…オレっちをマックス本気で怒らせちまったようだなぁ…!もう止められねぇぞ…覚悟しやがれ!!」
エラドーラ「(なんだ…?奴の炎が強まった…?)…フン、いくらゴミが息巻いたところで、このオレには……」
マクス「オルァァぁぁぁぁぁっ!!!」ガキィィィンっ!!
エラドーラは咄嗟に槍でマクスの剣を防ぐ。だが、ここでエラドーラは違和感を感じ取る。
エラドーラ「ッ!?コイツ…っ!さっきより攻撃の重みが…!?」ギギギギ…
マクス「オラオラオラオラ!!!!!」ガガガガガ…!!
マクスはそのままマニック・スカージを発動し、エラドーラに猛攻をしかける。
エラドーラ「ぐっ…!!」ズズ…
クラン「マクスが僅かにだが押してる…行けるかもしれないぞ!!」
エストリエ「な…ならアタシたちも…!」
エラドーラ「チィッ!させるか!サモン・ドミネイト!!」ボォォッ!!
サラマンダー「ギャォォォォッ!!」
エラドーラは炎の魔法陣を作り出し、そこから炎竜サラマンダーを召喚する。
クラン「さ…サラマンダーだと!?」
エラドーラ「コイツはもうオレのもんだ…!そっちのゴミはテメェが燃やし尽くせ!!」
サラマンダー「ギャォォォッ!!」
アルルカン「ハァ…ハァ…や…やっとここまで来れました…。おや!?こ…これはMr.マクスがエラドーラ様を…押し込んでいるですと!?それに、そこにいるMr.ラプラは…!?」
さらにそこに先ほどの戦いから土壇場で離脱していたアルルカンが現れる。
マクス「げっ!?アイツまだ!?」
エラドーラ「アルルカンか…!ちょうどいい!コイツらの妨害をしな!!」
アルルカン「……。」
エラドーラ「あ!?どうした!!早く掻き回せ!死にてぇのか!?」
アルルカン「……申し訳ありません。いくら破滅を望む私といえど、誰かに使い潰されてThe Endはまっぴらですので…ここまでにいたしましょう。」
エラドーラ「なっ…!?テメェ…オレを裏切る気か!?テメェをそこまでの悪魔にしてやったのは誰だと思ってやがる!?」
アルルカン「それに何より…私、あなた様には散々こき使われましたからね。個人的な恨みもこめて…辞表を受け取ってくださいませ!!」ヒョイッ!
Booom!!
アルルカンは鬱憤ばらしと言わんばかりに、エラドーラにびっくり箱を投げつける。
エラドーラ「がっ…!?目が…!?」
アルルカン「では、私はこれにて。Mr.マクス、貴方が悪魔王になれる日を、心よりお待ちしていますよ?」Bom!
そう言ってアルルカンは姿を消した。
ロジェステ「な…何がしたかったのかしら…アイツ…?」
クラン「さぁね…。でも一つ言えるのは…。」
マクス「ハッ!手下に見捨てられるとはなぁ!そんな奴がオレっちの上に立とうなんざ…100万年早ぇ!!」ガキィン!!
エラドーラ「がぁ…ッ!!」ズザァ…!
マクスは遂にエラドーラに膝をつかせる。そして、その隙にクラン達の下に駆けつける。
マクス「クラン、今だ!手筈通りに行くぞ!!」
クラン「ッ!本当にやる気か!?」
マクス「あぁ。今アイツはアルルカンのせいで目が見えてねぇ。やるなら今しかねぇ!」
クラン「…わかった!みんな!やるぞ!!これで終わらせるんだ!!」
一同「「「「応ッ!!」」」」
エラドーラ「チィッ!…見えねぇならまとめて燃やし尽くすまでだ!!」スゥーっ…
マクス「行くぜ!うぉりゃぁぁぁぁ…!!」ゴォォォォ…!!
エラドーラがブレス発射の準備を始めると同時に、マクスも超EX発動の準備を始める。
エラドーラ「その声…そこだな!モルテンブレ…ガハッ!?ゲホッゲホッ!!」
次の瞬間、エラドーラは突如として咳き込み、ブレスが不発に終わる。
エラドーラ「な…なんだ…ゲホっ!!て…テメェ…何を…ゴホッ!!」
マクス「へっ!思った通りだ…!」
時は遡りバビロア突入前…
マクス「なぁ、ロジェステ。話ってなんだよ?」
ロジェステ「実はね、あなたの戦い方が気になってEX技を観察してたの。そしたらね、あなたの能力がわかったの!」
マクス「お…オレっちの能力?」
ロジェステ「ええ!ズバリ、周囲の熱を動かす力!!あなたには周囲の熱を自在に操って自分のものにする力があるってわかったの!!」
マクス「えーっとつまり、どゆこと?」
ロジェステ「あなたって、バトルのあと風邪気味になることがあるでしょ?それって、あなたがEXを放つ時に集めた自分の熱を無意識に放出していたからなの!EXを撃った後、あなたの足元が凍ってたのがいいサンプルになったわ!」
マクス「マジか…オレっちにそんな力が…。でも、それとオレっちの風邪になんの関係が?」
ロジェステ「そこからなのね…。マクス、生き物っていうのは大抵急激な温度変化に弱いものなのよ。誰だって急に体温が下がれば風邪気味にもなるわ。」
マクス「だからオレっち風邪引いてたのか…。ん?待てよ?これって…もしかして他の相手から熱をもらうってこともできたりする?」
ロジェステ「多分ね。」
マクス「……へへっ。オレっち、いいこと思いついたぜ…!これならエラドーラにも勝てっかも!!」
ロジェステ「ど…どうしたの急に?」
マクス「ロジェステ!みんなを集めてくれ!オレっちにいい考えがある…!」
そして現在…
エラドーラ「て…テメェ…ゴホッ!!さてはオレから…ゲホッゲホッ!熱を奪いやがったな!?」
マクス「へっ!大当たりー!さて、まだまだいくぜ?みんな!頼む!」
マクスがそう言うと、エストリエとロジェステがマクスの剣先に狙いを定める。
エストリエ「わかってるっての!ハイファッションビーム・レッド.ver!!」ビーー!!
ロジェステ「後は頼んだわよ!オメガ・イグニッション!!」ドガァァン!!
そして、2人の攻撃は熱となりマクスの剣に込められ、さらにマクスの熱量が増す。
マクス「仕上げだ!!クラン!アドリブだけど頼めるか?」
クラン「ああ!サラマンダー!こっちだ!!」ガンガン!!
サラマンダー「ギャオォォ!!」
サラマンダーはクランの挑発に乗り、クランを追い回す。そして、クランが逃げた先にいたのは……。
クラン「っ!今だ!!受け取れ!!」スッ
サラマンダー「ギャ!?」
ゴォォォォォォッ!!
エラドーラ「なっ…!?アイツ、サラマンダーを!!」
誘導されたサラマンダーはマクスに激突する。マクスにぶつかったサラマンダーは熱を吸収され戦闘不能になり、そしてマクスは……。
マクス「来た来た来た来た…キタァァァァァ!!!準備完了だ!…覚悟はいいな?」ゴォォォォォォ……
マクスはマックス火力で燃え上がり、エラドーラに最大火力をぶつける準備が整う。
エラドーラ「ハッ…!オレが負けるわけがねぇ…!いつだって頂点に立つのは…このオレだけで十分なんだよ!!」ゴォォォォォォッ……
そう言うとエラドーラは、あの時と同じように槍に炎を纏わせ、空高く飛び上がる。…超EX技の構えだ。
クラン「この感じは火山の時の…!マクス!」
マクス「任せとけ!…これで決めてやる!!」
エラドーラとマクス。現在の邪帝と未来の悪魔王は睨み合い…渾身の一撃を放つ。
エラドーラ「塵一つ残さず燃やし尽くてやる!!コアマントル・ディザスタァァァァァ!!!」
マクス「オレっちのマックス火力…受けやがれ!!マキシマックス・スパイカァァァァァ!!!」
キィィィィィィィィンッ!!
マクス・エラドーラ「「オォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!」」
2人の武器が空中で激しくぶつかり合い、激しく炎を撒き散らす。
ピシッ…
刹那、鍔迫り合いを制したのは…
バキィィィン!!
エラドーラ「なっ…バカな!?オレの槍が…!!」
マクス「オレっちの前に…跪けェェェェェェェ!!!」
ズバァァァァァァっ!!
スタッ
マクス「………へっくち!!」
ドガァァァァァァン!!!
エラドーラ「ガァァァァァァァァッ!!?あ…あぁぁぁ!!!」ゴォォォォォォ…!
マクスのくしゃみと共に、斬り裂かれたエラドーラの全身を炎が包み込む。いくらエラドーラとはいえど、獄炎に耐えられる程の体力は残されていない。
マクス「見たか!これがオレっちの…未来の悪魔王の力だ!!」
エラドーラ「そうかよ…。あぁ認めてやる………!テメェはオレより強い……だがなぁ!!燃えカスが元に戻ることは無ェ……テメェのやったことは結局全部、無意味だァ……!ハハハ…ハッハッハッハッハ……!!」ゴォォォォォォ……
ドサッ……
エラドーラは獄炎に身を焼かれ、笑いながら地に伏す。……炎が消えた後、残ったのは黒く炭化したエラドーラの死体だけだった。
クラン「終わった…みたいだね。」
マクス「あぁ…。そうだ!ラプラは!?」
戦いを終えたマクス達は、戦いの中で倒れたラプラに駆け寄る。
マクス「ラプラ!!生きてんなら返事しろ!!」
ラプラ「……………」
返事はなく、帰ってきたのは静寂のみ。
クラン「やっぱり…ラプラはもう……。」
すぅ…
ロジェステ「待って!…やっぱり、微かにだけど息がある!」
エストリエ「ホントに!?でも、このままじゃまた…なんとか元に戻してあげられないの…?」
一同は辺りを見回す。するとマクスはあるものを見つける。
マクス「あっ…これってラプラの…。」
そこに落ちていたのは、砕けて中身が露出していたラプラのカプセル薬。マクスは血まみれの手で薬を持ってくる。
マクス「ラプラ!ほら、薬だ!これで元気になってくれ!」
…ゴクン。
マクスは一か八か、その一錠をラプラに薬を飲ませる。結果は……。
ラプラ「……………」
マクス「ウソ…だよな?これでも…ダメなのかよ…?…クッソォォォ!!」ドンっ!!
マクス達が諦めかけた…その時だった。
ラプラ「う…うぅ……」シュゥゥゥ…
マクス「あっ…!?ラプラ!?」
ラプラの姿がみるみるうちに元に戻っていく。身体から飛び出していた棘は消えていき、悪魔の翼も抜け落ちていく。そして……。
ラプラ「あ…あれ?僕…生き…てる?ま…マクスくん?もしかして…勝てたの…?」
マクス「ラ…ラ……ラプラァァァァァ!!!心配させんじゃねぇよォォ!!」ぎゅっ!
ラプラ「うわわっ!?急に抱きつかれても…!」
クラン「ふぅ…これで本当に一件落着かな?」
エストリエ「そうね…。でも、なんでラプラは元に戻ったのかしら?」
ロジェステ「確かに…。アレって確か、ただの風邪薬だったような…。うん?これって…。」
ロジェステはふと、マクスの歩いてきた跡が血まみれになっているのを見かける。
ロジェステ「……もしかして!ねぇ、マクス、ラプラ!ちょっと2人に頼みがあるんだけど……。」
2人「「へっ?」」
後日、バビロア城診察室にて……
ラプラ「はい、あーん。」
ゴクン。
ラプラ「これで大丈夫ですよ。あと数日安静にすれば治りますから。」
熱障患者「あ…ありがとう…ございます…!」
ラプラ「お大事になさってくださいねー!…いやー、まさかマクスくんの血が熱障を治す特効薬になるなんて…人生何が起きるかわからないね。」
マクス「フンッ!もうあの注射ってヤツはごめんだからな!!アレめっちゃ痛ぇんだもん…!」
ラプラ「あはは…悪魔の攻撃は我慢できるのにね…。」
マクス「うっせぇやい!」
クラン「何はともあれ、君のおかげで熱障もなくなりそうだ。サラマンダーも元に戻って一件落着だ。君には、何度も助けられてしまったね。感謝してもしきれないくらいだ。」
マクス「へへっ!まぁ、オレっちにかかればこれくらい!」
クラン「それでなんだが…さっき女王様に掛け合ってきて、もう少しここにいてもいいと許可が出たんだ。」
マクス「マジで!?拠点がなかったから助かるぜ!!」
エストリエ「よかったじゃない。根無し草だったアンタにも居場所が見つかって。」
マクス「エスティ!あっそういえば…もう行っちまうのか?もうちょいここにいてもいいんだぜ?」
エストリエ「ふふん、アタシもファッションを極めなきゃいけないし、ここで立ち止まってる訳にはいかないの!それじゃあ!」
マクス「おう!今回はあんがとな!また用があったら呼ぶから、そんときは頼むぜー!!」
そして、エストリエはまたファッションを極めるために、バビロアを後にした。
マクス「そうだクラン!このあとまた特訓に付き合ってくれるか?」
クラン「いいよ。でも、まだ強くなる気かい?」
マクス「へっ、たりめーだろ?まだオレっちは悪魔王になった訳じゃねぇ。むしろ、まだこっからだ。」
ラプラ「マクスくん…。」
マクス「ちゃーんとお前にも見せてやっから、安心しとけ!」
ラプラ「うん!楽しみにしてる!」
マクス「さーてと、悪魔王になった暁には、まず手始めにこのバビロアを支配してやっかなー?」
クラン「おっと、それは聞き捨てならないな?そのときは、僕が返り討ちにしてやるとも!」
マクス「へっ!望むところだ!!」
こうして、バビロアに平和が戻り、熱障も瞬く間に完治していった。
マクスはバビロアに住まわせてもらうことになり、しばらく拠点にするつもりらしい。
エラドーラをはじめとした、強大な悪魔達を倒し強くなったマクス。しかし!まだまだ悪魔王への道のりは長い!!
マクスの覇道は、始まったばかりなのだ!!
第4章 完!!
パンドラ「よう!ここまで読んでくれて、ありがとな!!第4章、これにて完結だぜ!!」
パンドラ「マクスは自分なりの強くなれる理由を見つけることができたみてぇだな!これなら、いい悪魔王になれるかもしれねぇな!」
パンドラ「それじゃあ今回はここまで!オマエらも、強くなれる理由を見つけられれば、最強に近づけるかもしれねぇぜ?もちろん、オレカでもな!」
パンドラ「それじゃあオマエら、また会おうぜ!またナー!!」