オレカバトル2 ストーリーズ   作:セッツァー

9 / 52
序章 第八話 ボット02修復大作戦!

前回、見事クラスチェンジを果たしたマナナール。

こうしてまた、魔王に一歩近づいたスタン一行だったが、ある課題が一行を襲う。それは…。

 

マナナール「うーん…ボット02、どうやって直そうかぁ…?」

スタン「流石に、ここまで酷い損傷は初めてだからな…。これからの旅にも、ついていけるかどうか……。」

ボット02「ガ…ガガ…ミンナノ…ヤクニ…タチタイ…。オイテイカレタク…ナイ…。」

マナナール「……よし、スタン!頑張って02のこと直せそうな人を探そう!流石にこのままは可哀想だよ!」

スタン「そうだな。そうと決まればやるべきことは一つ、聞き込みだ!」

 

スタン一行は、ボット02を修理するため、通りすがりの旅人達に聞き込みを試みた。

しばらくして…。

 

旅人「ロボットを直したい?……そういえば、近くの村に最近になって、『砂縛』の方から変わり者の機械技師が来たって聞いたような…」

スタン「本当か!?ありがとう!」

マナナール「『砂縛』…確か、海を超えて西の大陸にある砂漠地帯だよね?その機械技師さん、随分遠くから来たんだね。ま、行ってみる価値はあるんじゃない?」

スタン「だな!皆、近くの村へ出発だ!」

ゼノゴン「ゴーン!!」

 

とある村…

スタン「ここで合ってるよな?」

マナナール「多分…。近くの村って言ったらここだと思うけど…うん?あそこ、なんか変なテントがあるけど…もしかしてあそこにいるのかな?行ってみよっか!」

如何にも怪しげなテントの中に入ると、そこには緑の服装に身を包み小型ロボットを連れた人がいた。

???「誰だ?こんなおいぼれに、何の用だ?」

スタン「すみません、実は直してもらいたいヤツがいまして…。」

???「ほう…どれ、ワシが見てや…うん!?お前さん…もしや02か!?」

02「ガガ…ソノ声ハ…ハ…カセ…?」

マナナール「博士?もしかしておじさん、02のこと知ってるの?」

???「……知ってるも何も、こやつを作ったのは、他ならぬワシだからな。まぁ座りなさい。02の修理ついでに少し話をしてやろう。」

スタン「そ…それじゃあお言葉に甘えて…。」

 

???「改めて自己紹介をしておこう。ワシはドクトル。機械弄りしか能のない、しがない技術者だ。そして02ら、ロボ達の産みの親でもある。」

マナナール「すごい…もしかして、世界中にいるロボ達って、みんなドクトルさんが作ったんですか?」

ドクトル「あぁ、そうだとも。何なら、ワシ自身もロボットだからな。」

そう言うとドクトルは、機械の身体を見せてくる。

ゼノゴン「ゼノッ!?(ビックリ)」

スタン「驚いたな…。まさか自分自身をロボットに改造したのか?」

ドクトル「ああ、随分と前にな。だから他の者より長生きしてるつもりだ。」

スタン「そうなのか…。でも、なんでまたこんな場所に?」

ドクトル「……ワシはかつて、多くの過ちを犯し、多くの家族達を失ってきた……。その罪滅ぼしの旅をしていると言っておこうか…。」

マナナール「罪滅ぼし…。」

ドクトル「のう、お前さんら。機械達にも、心はあると思うかね?」

スタン「心…ですか?……少なくとも、02にはあると思います。アイツは、いつもオレ達のために治療してくれて、とても献身的なロボでした。」

ドクトル「…そうか。それが聞けて良かった。ワシは、ロボにも心はあると信じておる。ロボ達にも宿るその心を、ワシは愛しておるのだ……。」

スタン「ドクトルさん…。」

ドクトル「話が長くなってしまったな。さて、これはまた酷くやられたものだ…。さぞ激しい戦いだったのだろう。」

スタン「…はい。魔王との戦いの時に、オレを治そうとして、オレを庇って…。」

ドクトル「……そうか。お前も頑張ったのだな……。よしわかった。流石にこの状態の02を完全に修復するのは不可能と見た。なのでいっそ、こやつを改造しパワーアップさせる!」

マナナール「できるんですか、そんなこと!?」

ドクトル「あぁ、こやつの心である『ハート』さえ無事ならば、心はそのままに修理・改造は可能だ。少々時間がかかる。また明日、ここに来なさい。お前さんらのために頑張ったこやつのためにも、必ず改造は成功させてみせよう。」

スタン「ありがとうございます!よろしくお願いします!」

 

02をドクトルに預け、村の宿で休むことにしたスタン達。

「ロボにも心はある。」そのことを改めて考えさせられたスタンは、大切な仲間が戻ってくることを信じて、眠りについた。

そして翌日……

 

スタン「ドクトルさん!02はどうなりました!?」

ドクトル「おお、お前さんらか。丁度呼びに行こうと思っていたところだ。」

マナナール「と言うことは…!」

ドクトル「あぁ、無事改造は成功だ!では、出てきなさい。大切な仲間達が迎えにきてくれたぞ。」

ドクトルがそう言うと、テントの奥から、生まれ変わったボット02が姿を見せた。

ドクトル「では、紹介しよう。ボット02改め、ボット03だ!」

ボット03「ミンナ、シンパイカケテゴメンネ。モウダイジョウブダヨ!」

スタン「良かったな…02…いや、03!心配したんだぞ!」

ゼノゴン「ゼノー…!(お目目キラキラ)」

03「コレデマタ、ミンナノヤクニタテルヨ!コレカラモタスケルネ!」

マナナール「うん!これからもよろしくね!03!」

ドクトル「03や、良かったな。これでまた冒険に出れるぞ。」

03「ハイ、ハカセノオカゲデス。アリガトウゴザイマシタ!」

ドクトル「礼には及ばんよ。…さて、お前さんらは、また旅に出るのかね?」

スタン「はい。オレ達は魔王を倒して、平和を取り戻さなければならないので!」

ドクトル「そうか…。昔の友人を思い出すな…。そうだ、もし"レイピアを携えた剣士"に出会ったら、『ワシは元気にやっている』と伝えてくれないか?そやつは、ワシの古い友でな…。」

マナナール「そうですか…。わかりました!では絶対、伝えておきますね!」

ドクトル「あぁ、よろしく頼んだよ。」

03「デハハカセ、イッテキマス!」

ドクトル「あぁ…達者でな。」

 

こうしてドクトルに別れを告げ、ボット03と共に村を後にしたスタン一行。

魔王城まであともうすぐ!決戦の時は近い!!

 

マナナール「ねぇ、ふと思ったんだけどさ。」

スタン「うん?どうした急に?」

マナナール「いや…ドクトルさんって、自分を改造したサイボーグで、他の人より長生きしてるって話でしょ?だったらその剣士さんって…今どうしてるんだろうって……。そもそも、生きてるのかなぁ…?」

スタン「…さぁな…。」

実はドクトルの友人は、長い時を超えてまだ長い旅の最中なのだが、それはまた、別のお話…。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。