スライム(?)で行くブルーアーカイブ   作:強酸性のTKG

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10話です!ついに2桁に行けました!この調子で頑張ります!


10話

ネットだと先生ガチ恋勢なんてネタにされていたが、直で会ってみると結構怖い。顔とか雰囲気とか。

……会おうと考えておいてなんだが、本当に出て来ると思ってなかった。ちょうど人気のない所で遭遇するということは、僕も監視されて居たのだろう。

というかどうしよう。何も考えてなかった。ただ会ってみたいという好奇心なので、何を話すとか考えてなかった。

……よし、原作知識もバンバン使って強気で行こう。

 

「……黒服、で合ってる?」

 

「おや、ご存知でしたか」

 

少しは驚くかと思っていたが、顔がアレなせいでわからない。

 

「知ってるよ。ゲマトリアの他のメンバーも分かる。なんなら無名の司祭とかデカグラマトンとかも知ってる」

 

「……なるほど」

 

コレで舐められる事はないはずだ。逆に興味を持たれる可能性はあるが。

 

「ところでお前何しに来たの?何もないなら早く帰れよ」

 

僕は黒服の事を割と嫌っている。生徒を実験対象としか見てない所とか、キモい所とか。ベアおばの方がもっと嫌いだが。目の前にベアおばが居たら殺そうとするくらい。

 

「クックック……、先程も申し上げた通り、今日は貴方にとある提案をしに来ました」

 

「大体予想つくけど何?」

 

「空乃スイさん。私共の企業に入ってみませんか?」

 

「……変に誤魔化さなくてもいい。実験台になれって話だろ」

 

「……これも分かりますか。はい、私は貴方の正体に興味があります。もちろん見返りも用意してあります。」

 

……やっぱり僕の正体は知られているか。

 

「その見返りってのは何?」

 

「アビドス高校の借金半額を代わりに払いましょう。あぁ、貴方の体の一部だけでも構いません。どうでしょうか?」

 

「……僕の体の一部を差し出せば……本当にアビドスの「借金」を半額……払ってくれるのか?」

 

黒服はニヤリと笑って……いるのかどうかは分からないが答える。

 

「えぇ、約束しましょう。貴方の体の一部と引き換えのギブアンドテイクです。さぁ、どうしますか?」

 

……この体は一部が損傷しても割と直ぐに治る。つまり、この取引は僕にとってノーリスクで大金を得られるチャンスだ。つまり、受けた方がいいだろう。そこまで考えて、僕は答えを口に出す。

 

「だが断る」

 

「……そうですか」

 

某スタンドが使える漫画家が、『この岸辺露伴が最も好きな事のひとつは自分で自分の事を強いと思ってるやつに「NO」と断ってやる事だ』と言っていたのを思い出してやってみた。確かにこれは結構楽しい。またやりたい。

 

「じゃあ用が済んだんならさっさと帰れよ。あと次アビドスで見かけたら普通に殴るからね。ホシノさんにも近寄んないでよ」

 

「えぇ、分かりました。暁のホルスにも私からは近寄りません」

 

「ホシノさんだって言ってるでしょ。わざわざ二つ名で呼ぶなよ、分かりづらい。人の名前も分かんないだったら研究者名乗るのやめろよ」

 

「……」

 

そろそろイライラしてきた。早く帰んないかなコイツ。イライラして手が出そう。

 

「……空乃スイさん。ゲマトリアは、貴方のことをずっと見ていますよ」

 

そう言うと、黒服は瞬きする間に消えてしまった。まるで最初から何も居なかったかのようだ。ただ、地面に紙が落ちている。拾って見ると、どうやら誰かの連絡先のようだ。黒服の物だろう。

 

「……気持ち悪」

 

はぁー、疲れた。あんなんと話してるとストレスが溜まるし疲れる。出来ればもう会いたくないものだ。

そういえば、ホシノの二つ名って誰が付けたんだろう?黒服だったらなんか気持ち悪いし、まさか本人が名乗り始めたのだろうか。もしかしてホシノって厨二病?キヴォトスの最強格達って割とそう言うとこあるのだろうか。

あのゲヘナの風紀委員長だって武器に"デストロイヤー"とか、技に"終幕:イシュ・ボシェテ"とか名前付けてるし。まぁ誰にだってそういう時期はあるだろう。僕だってなんか凄い技作れないか日々練習してるし。

……まぁひとまず黒服についてはコレで暫くは大丈夫な筈だ。あの言い方からして、ホシノの方から接触させればいいとか考えてそうだが、そこまで気にしても仕方ない。とりあえず帰ろう。あんなのに頼らなくてもいいように仕事を頑張らなければと、僕は決意した。




今日初めてマス寿司というものを食べてみたんですが、とても美味しかったです。また今度食べたい。
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