スライム(?)で行くブルーアーカイブ   作:強酸性のTKG

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11話です!UAが三千超えました!嬉しいです!これからも頑張ります!


11話

黒服と会ってからも、日常は変わらなかった。

ユメ先輩が騙されて、それをふたりで助けたり。

僕がふざけて、ホシノに怒られたり。

みんなで宝探しに行って、何もなくて落ち込みながら帰ったり。

それがずっと続くと思っていた。

 

──窓を開けて空を見てみると、どんよりとした曇り空だった。こんな日は少し気が滅入る。

今日は普通に学校がある日だが、どうしても外せない仕事が入ってしまったため、ふたりに休む事を伝えてある。

校舎を出て、ブラックマーケットへ向かう。

さっさと仕事を終わらせて帰ろう。

 

──予定よりも長引いてしまった。今は昼過ぎくらいだろうか。

誰も見てない場所でこっそりとカラスに擬態し校舎へ帰る。

ふたりは何をしているだろうか。喧嘩とかしてないといいが。

……なんだか胸騒ぎがする。急ごう。

 

──校舎に着き、生徒会室に入る。

 

「遅れましたー……?」

 

……誰もいない。ここは狭いので隠れる様な場所もない。

しょうがない。ふたりに連絡してみよう。

……ユメ先輩には繋がらない。既読もつかない。

いつもなら割と直ぐに返信くるのに。

……ホシノはもう帰ったらしい。

聞いた内容をまとめると、ユメ先輩がアビドス砂祭りのポスターを持って来たが、イライラしていたホシノが破いてしまったとの事だ。

……これユメ先輩失踪した時のやつじゃね?

やばい。まさか今日だとは思わなかった。

シャレになんない。

とりあえずホシノに連絡する。

 

『……なんですか?』

 

『ユメ先輩と連絡が取れない。もしかしたらヤバいかもしれない。僕はこれから探しに行くからホシノさんもお願い』

 

『はい?急に何を……』

 

よし。要件は伝えたしこれでいいや。

最低限の荷物を持ち、カラスに擬態して、砂漠に飛んでいく。

 

──砂漠地帯が近くなって来た。ここまで来ると、砂塗れでボロボロな廃墟が多くなって来る。

……何故かさっきからカイザーの部隊が砂漠の方に進行している。

割とガチな装備で、戦車や迫撃砲など、まるで怪獣か何かと戦う様な武器を持っている。

原作にこんな描写はなかったが、本当は居たのだろうか?

……考えても分からない。今はとにかくユメ先輩を探そ──

携帯が震える。誰だろうか。ホシノ?それともユメ先輩か?

……非通知だ。怪しいが出た方がいいだろう。

人の姿に戻り画面をタップする。

 

『……お久しぶりです。空乃スイさん』

 

うわっ、黒服だ。キッショ、何で連絡先知ってんだよ。

 

『……今は用事があって忙しいんだ。言いたい事があるなら早く言って』

 

『クックック……その用事と言うのは梔子ユメについてですか?』

 

……!

 

『何故それを知ってる?まさかお前が誘拐したのか?』

 

『いえ、その様な事はしておりません。ですが、たまたま梔子ユメの付近にデカグラマトンの第3セフィラが出現したとの情報が……』

 

『……は?』

 

デカグラマトンの第3セフィラ?何言ってんだコイツ……こんな所にいるわけが……あっ、ビナーか!忘れていた。ビナーはアビドス砂漠にいるんだった。

……だが、ユメ先輩の死因は脱水症状で、ビナーに殺された訳では……

そこで僕は、さっき見たカイザーの兵士達を思い出した。

そうか。あいつらがビナーとユメ先輩が遭遇するように誘導したのか。

だが何の為に?原作とこの世界で変わった点と言えば……僕?

まさか、黒服が僕がビナー相手にどれだけ戦えるか実験するために……?

 

『……お前がカイザーにビナーを誘導するよう指示したのか?』

 

『クックック……なんの話か分かりませんね』

 

『チッ、じゃあいい。さっさと位置を教えろ。どうせ知ってるんでしょ?』

 

「えぇ、どうぞ。梔子ユメは此処にいます。どうぞ助けに行ってください。」

 

スマホに位置情報が送られてくる。大分砂漠化しているいる方だ。

 

『……よし、分かった。じゃあな』

 

『クックック……お気をつ』

 

ブチッ。

我慢できなくて切ってしまった。あんなんと話してる時間なんて無いのだ。急いで向かわなければ。

そうだ、ホシノにも位置を伝えよう。再びホシノに電話をかける。

 

『……今ユメ先輩探してるんですけど……、見つかったんですか?』

 

『違う。今ユメ先輩がビナーっていう化け物に襲われてる。今位置情報送るからホシノさんも来て』

 

『……は?ちょっと待って下さい。何ですかそれ。というかあなたがそんな事知って……』

 

ホシノはまだ困惑していたが、電話を切る。位置情報も送ったし、ここまで伝えれば来てくれるだろう。後は急いで向かうだけだ。

 

──その巨体は、少し離れた場所からも良く見えた。

白い大蛇が、何かを追いかけ、攻撃している。ユメ先輩だ。

間に合った!早く助けなければ。

だが、僕が到着する寸前に、ユメ先輩は大蛇──ビナーのミサイルで吹き飛ばれてた。

 

「ユメ先輩ッ!」

 

人間に擬態し直し、ユメ先輩に駆け寄る。……どうやら気絶している様だ。……良かった。むしろ好都合だ。

これから始まる戦いは、キヴォトスでありふれている喧嘩感覚の戦いではなく、命の取り合いになる。

どちらが勝とうが、あまり見ていても気分のいいモノじゃないだろう。

……勝てるだろうか?いや、やるしかない。負けたら、ユメ先輩と一緒にゴートゥーヘヴンだろう。それは嫌だ。

擬態を解き、本来の姿に戻る。更に、体を膨張させて、黒い巨人の様になる。

 

「繧ェ繧ェ繧ェ繧ェ繧ゥ繧ゥ繧ェ繧ェ繧ゥ繧ゥ繧ゥ繝??シ?寂?シ?」

 

雄叫びをあげ、僕はビナーへと向かって行く。絶対にユメ先輩を助けると決意しながら。




作者はその時のノリでこの小説を書いているので、おかしい所もあると思います。あったら指摘していただけると嬉しいです。

関係ないんですが、今日食べたぶり大根が美味しかったです。大根だけでご飯一杯行けました。
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