スライム(?)で行くブルーアーカイブ   作:強酸性のTKG

16 / 44
アアアアアアアアアアアアアアアアッ‼︎
評価バーニ色ガツイテルゥゥウウウウウウウウウッ‼︎
アリガトウゴザイマスッ‼︎

16話です。朝起きて確認したらお気に入り登録が100件超えてました。本当にありがとうございます!これからも頑張ります!


16話

僕は今、遭難中の先生をこっそり観察している。……別に犯罪とかでは無い。ただたまたま先生を見かけたから付いて行っているだけだ。

……それにしても先生は何故あんな軽装備で来たのだろうか?

仮に砂嵐が来たら、本編のユメ先輩と同じようにミイラにでもなっていただろう。

来なくても今先生は脱水でフラフラしているが。

……あ、倒れた。

……しょうがない。助けるか。

 

「すいませーん。大丈夫ですかー?」

 

「"……み、水を……"」

 

事前に用意しておいた水を先生にあげる。すると、とたんに元気になった。生命力強いな。

 

「"……ふぅ、ありがとう!"」

 

「どういたしまして。……失礼ですがどなたでしょうか?」

 

「"私は、シャーレの先生だよ!"」

 

「あぁ、最近話題の……アビドスへは何をしに?」

 

「"アビドス高校に用事があるんだ。……君は此処でどうしたの?"」

 

……どうしよう。あなたが倒れるまでずっと見てました!とかキモすぎる。速攻でヴァルキューレ行きになってしまう。適当に誤魔化そう。

 

「……散歩みたいな感じです。一応アビドス高校に通ってた時期もあるので」

 

嘘は吐いていない。散歩(人の後ろを尾けながら観察)だし、通っていた(人外バレして逃亡)のも本当だ。

 

「"本当!?じゃあ高校の場所って分かったりする?"」

 

「えぇ、まあ。良ければ案内しましょうか?」

 

「"ありがとう!何処か分からなくて困ってたんだ!"」

 

「……地図とかは持っていないんですか?」

 

「"……何年か前のやつしか無くて……"」

 

「……」

 

普通に死んでもおかしく無い状況だな。原作だと確かシロコに助けてもらっていたんだったか。運良いな。羨ましい。僕も運が良かったら、あんなタイミングでホシノに会う事も無かっただろうに。

 

「"そ、そういえば君の名前は?"」

 

「僕は……空乃スイといいます」

 

「"これからよろしく。スイ"」

 

別に嘘吐かなくても大丈夫でしょ。もしバレても逃げればいいし。

 

「はい。よろしくお願いします」

 

──アビドス高校に向かいつつ、色んな話をする。

今僕がやっている便利屋の仕事とか、先生のやっているシャーレの仕事が忙しいとか。これからシャーレの知名度が上がっていくにつれて、もっと忙しくなっていくだろう。凄い量の仕事だろうが、先生には是非とも過労死しないレベルで頑張って欲しい。

ちなみに連絡も交換しておいた。二年前にスマホを替えてから、ちゃんとした連絡先が少なかったので嬉しい。

 

──そうやって会話をしていたら、いつのまにかアビドス高校の校舎に着いていた。

……とても懐かしい校舎だ。あの頃は楽しかったな。ホシノを揶揄ったり、ユメ先輩のお馬鹿を見ているだけでも楽しい時間だった。それだけで良かった。そんな日々が過ごせるだけで良かったのに。

……懐かしい場所を見て、ノスタルジーな気分になっていた。過ぎた事を言ってもしょうがないだろう。気を切り替えて、先生に話しかける。

 

「……では、先生。僕は帰ります。何かあったら連絡して下さい。出来る限りで手助けします」

 

「本当にありがとう、スイ。またね」

 

そういうと、先生は校舎の中へ入って行った。よし、しばらく僕に出来る事はないだろう。それまでに準備を済ませておかないと。

……あ、先生にホシノに僕の名前言わないでって言おうと思ってたのに忘れてた。まぁいいか。大した問題にはならないでしょ。

 

─先生視点─

 

スイと別れ、校舎に入る。その後、アビドスの生徒の子達に会った。最初は警戒されたが、シャーレの先生を名乗るとみんなはようやく助けが来たと喜んでいた。

だがその直後、手紙に書いてあったヘルメット団が襲撃に来た。別室で寝ていたらしいホシノを起こして、みんなでヘルメット団と戦闘する。

戦闘には問題なく勝利し、部室に戻り自己紹介をする。

みんなの名前を教えてもらったり、対策委員会について聞いたりして会話をする。その中でふと、アヤネが聞いてくる。

 

「そういえば、よく迷いませんでしたね。アビドスはとても広いのに……」

 

「"たまたま会ったスイって言う生徒に案内してもらったんだ"」

 

その言葉を言った瞬間、ホシノの雰囲気が少し変わった気がした。

 

「……先生。その人とはどこで会ったの?」

 

「"え〜と……アビドスの街中で会ったよ。確か、散歩って言ってたかな"」

 

「へぇ〜……ありがとう、先生。実は知り合いでさぁ〜。いきなりどこかに行っちゃったんだよ〜」

 

「"えっ!?そうなの!?"」

 

アビドスに通っていた時期もあると言っていたのは、正式な転校などではなく、失踪したのか?じゃあ、なんでここで散歩していたのだろう?

 

「"今度スイと会ったら、ホシノが心配してたって伝えておくよ"」

 

「うん。よろしくね〜、先生」

 

それでこの話題が終わり、元の話に戻る。

どうやらホシノは、このタイミングでカタカタヘルメット団の拠点に襲撃をするつもりらしい。この作戦にみんなも賛同し、武器の準備をしていた。

……こっそりと部屋の外に出て,シッテムの箱を取り出す。

 

「"アロナ。空乃スイって言う生徒を調べて欲しい"」

 

『はい!分かりました、先生!任せて下さい!』

 

……スイは何故、失踪したのだろうか?何か理由があるとしても、何故アビドスで散歩をしていたのだろう?分からない事がいくつもある。何か事情があるなら、私は力になれるだろうか。

そんな事を考えていると、みんなも部屋から出て来た。準備が終わったらしい。

……スイの事はとりあえず後だ。今はこの作戦に集中しなければ。

そんな事を考えながら、私達は、カタカタヘルメット団の拠点の方角に進んだ。




今年にSCPのアニメが放送されるという話を聞いて、今からワクワクしています。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。