ダメージを回復させたり、グレネード類を再度大量に購入したりして時間を過ごし、その日は終わった。そして翌日。
……よし、今度こそ柴関ラーメンに行こう。本当なら昨日行きたかったが、ホシノ達にボッコボコにされて行けなかった。しかも銃を使わずシンプルに殴る蹴るだけでだ。自分が弱くて悲しくなる。しかもまだちょっと体が痛い気がする。つらい。
──柴関ラーメンに着いた。今から楽しみだ。たまには別の味のラーメン頼もうかな?どうしよう。そんな風にワクワクしながら扉を開けた瞬間、何かのスイッチを押そうとしているハルカと便利屋のみんなが目に入った。
……えっ?あっちょっ待っ
辺り一面に爆炎が吹き荒れ、僕の意識はそこで途絶えた。
──ここは……?確か僕は……柴関ラーメンの扉を開けて……あぁ、そうだ。爆発に巻き込まれたようだ。それで結構吹っ飛んで今倒れているようだ。人間への擬態はまだ解けていない。とりあえず起き上がろう。
ベチャッ
地面に手を着いた瞬間、嫌な音がした。というか上手く地面に手を付けなかった。まるで最初にこの世界に来た時のようだ。
自分の手の方をゆっくりと見る。
そこには何も無かった。というか、無くなっていた。腕が。
……爆発で消し飛んだのか。他は……あっ、両足も駄目になってる。
あと……全身が焼け爛れている。使えそうなのは片腕だけだ。まぁ死んでないだけマシだろう。安いもんだ、腕の一本と両足くらい……僕が無事でよかった。どうせ直ぐ治せるし。
……傷口が焼けていて上手く再生出来ない。この体って割と熱に弱いのか?僕の触手の研究をしてる筈の黒服にでも聞いてみようか。でもアレに借りを作るとかほんと嫌だ。考えただけで寒気がする。出来れば会話もしたくない。
……しょうがない。治せるようになるまで物陰に隠れていよう。僕は近くの物陰までノロノロと這いずって行った。
……先ほどから銃撃音や爆発音などが聞こえてくる。気になる。まだ最低限しか回復していないがコッソリ行って見ようかな。隠れてれば問題ないでしょ。
そうして僕はボロボロの体を引き摺りながら、音を頼りに戦闘が起こっているであろう場所へ向かった。
──ここだ。少し前から音はしなくなったが、大量の生徒がいたから見つけられた。
……どういう状況だ?ホシノ抜きのアビドスのみんなと……アレはゲヘナの風紀委員会か。ゲヘナを散策している時に見た事がある。それに、ゲヘナシロモップこと空崎ヒナもいる。キヴォトス最強格のひとりだ。魔王みたいでちょっと怖い。それでもやっぱり可愛いが勝っている。ヒナチャンカワイイヤッター!
……何か会話をしているようだが、上手く聞き取れない。
……うーん、どうやらホシノについて喋っているらしい。そこら辺の単語しか聞けなかった。
あっ、ホシノ来た。いつも通りのんびりした感じだが、なんか嫌な感じがする。もしかして黒服あたりにでも会ってたのだろうか?……まぁ違うか。ホシノがあんなカスと会う用事なんてないだろうし。
それからホシノとヒナが何かを喋り、ヒナが風紀委員達を引き連れ帰って行った。
そこでアビドスのみんなも解散するようで、帰っていった。
……今回も見つからなくてよかった。まぁしっかり隠れていたし見つかるなんてないだろう。花京院の魂を賭けてもいい。さ、僕も帰ろ「ここで何やってるの?スイ?」
……嘘だ。さっきホシノは帰った筈だ。だから後ろから聞こえてくるこの声は幻聴だ。そうだ、そうに違いない。もう無視して帰「おじさん、無視されると悲しいな〜」……終わった。本物だ。もう逃げ切れない。ダメージが大き過ぎる。諦めて振り向こう。
「お、やっと返事する気に……え?」
ん?なんか変なとこ見てる?……あ、まだ腕は治って無いんだった。
「……さっきの柴関ラーメンの爆発に巻き込まれてね。直ぐ治るから心配はいらないよ」
「……そっか〜。で、何やってたの?」
「……覗き?」
ホシノに腹をぶん殴られて、僕は再び気絶した。
お願い、死なないでオリ主くん!
あんたが今ここで倒れたら、今までやってた事の意味はどうなっちゃうの?
ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、まだ展開的に収集つくんだから!
次回『オリ主くん死す』
今日はカレーを食べました。久しぶりに食べたので凄く美味しく感じました。ジャガイモがいい感じに柔らかくなっててご飯と一緒に食べると美味しかったです。