みんなが敵を蹴散らしながら進んでいると、とあるマークを発見した。それはカイザーPMCの物らしく、この施設やさっきから襲って来ているのはカイザーの連中のようだ。どこに行ってもカイザーばっかりで嫌になる。
ちなみにPMCとは民間軍事会社の事らしい。ヘルメット団なんかとは比べ物にならない大規模な戦力を保有しているらしい。ノノミが教えてくれた。そこと僕たちは今戦っているのか。……もしかしてヤバい?まぁ先生もホシノもいるし平気か。
その時、警報音が辺りに鳴り響いた。すると、大規模な兵力がこちらに接近して来ているらしい。更にヘリや戦車なども来ている様だ。
先生がみんなの指揮を取り、戦闘が始まった。
──一体一体はそこまで強くないが、数が多すぎる。いくら倒してもまるで蛆虫のように湧いてくる。そのせいで、彼女たちにも大分疲れが溜まっているようだ。
「はぁ、はぁ……」
「……ふぅ」
「キリが無いなぁ、これは……」
『……せい、聞こえますか?包囲網を抜け……また……が不安定……早く……退却……が……接近……』
アヤネからの通信が途切れ途切れになり、さらに敵に包囲されてしまう。
……まずいな、これは。
「……ホシノ。いざとなったら僕は戦うからね」
「それは……」
その時、なんか服がちょっと豪華なロボットが出て来た。偉そうでムカつくな。
「侵入者とは聞いていたが……アビドスだったとは」
「な、何よこいつ……」
「……あれ誰かわかる?」
「……」
みんな分かんないっぽい。僕だけ理解していないとかだったか悲しすぎるから良かった。
……ん?ホシノが何か考えてる顔してる。どうしたんだろう?
「勝手に人の私有地に入り、暴れたことによるこれらの被害額。君たちの学校の借金に加えても良いのだが、まあ、大して額は変わらないな……」
「あんたは、あの時の……」
「……確か、例のゲマトリアが狙っていた生徒会長……いや、副会長だったか?」
……どうやらホシノはコレと会った事があるらしい。あと例のゲマトリアとやらはどうせ黒服だろう。今度あったらぶん殴ってやる。あのよく分からない変な契約書の恨みはまだ忘れていない。
「……ふむ、面白いアイディアが浮かんだ。便利屋やヘルメット団を雇うよりも良さそうだ」
「便利屋……?な、何を言ってるの?」
「……あなたたちは、誰ですか?」
「……まさか私のことを知らないとは。アビドス、君たちならよく知っている相手だと思うがね」
「いいからとっとと教えてよ。ただでさえロボットなんか服以外で区別つけにくいんだから」
「……はぁ。コレだから子供は……。私は、カイザーコーポレーションの理事を務めている者だ」
……?お偉いさんって事?理事って事は社長的な?違いが分からない。誰かにこっそり聞いちゃ駄目かな?
「そして君たち、アビドス高等学校が借金をしている相手でもある」
「!!」
「……嘘っ!?」
「では、古くから続くこの借金について、話し合いでもするとしようか」
そうして理事は、借金についての話を始めた。
今日友人から聞かされた"スピキヲイジメヌンデ"と"チョワヨー"が頭から離れません。誰か助けて下さい。変な夢見そう。