スライム(?)で行くブルーアーカイブ   作:強酸性のTKG

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3話です。
有難いことにお気に入り登録して下さる人が増えているので、本当に嬉しいです!
まだ3日ですが明日も出せるよう頑張ります!


3話

──無意識に今は本編くらいの時間だと思い込んでいた。

だが、ユメが生きているということは、今は本編開始の二年前なのだろう。

どうしようか。本編ならまだしも二年前のことはほとんど知らない。

覚えているのはホシノがおじさんじゃなくてツンツンしてて髪も短くなっていることと、梔子ユメっていうお人好しの生徒会長が居たけれど、脱水症状だかなんだかで死亡してしまい、それからホシノがユメのエミュをやり始めた事など少しのことしか知らない。

ブルーアーカイブというゲームにおいて生徒が死亡するというのは殆どない。ここキヴォトスにおいて銃火器や爆発物、更には戦車などが当たり前のように普及している。

だが、彼女達はとても頑丈だ。弾丸で撃たれても大怪我をせず、一部ではスナイパーライフルでヘッドショットを喰らっても無傷という生徒もいるくらいだ。普通の生徒でも戦車砲を喰らっても気絶で済んでいる。

その為、日々キヴォトスの各地で起きている銃撃戦も軽い喧嘩感覚で始まっている事も珍しくない。

だからこそ、彼女達は死や取り返しのつかない怪我などを強く忌避している。

実際、銃撃戦で死亡することや、四肢を欠損するとかいったことは起きていない。

なのでキヴォトスでも誰かが死亡する事は非常に少ないし仮に起こったらとても目立つらしい。

 

「あのー……大丈夫ですか?……」

 

あっヤッベ。

そういえば話しかけられてたんだった。

顔面偏差値が高い女子生徒に話しかけられて固まるのは側から見ると陰キャすぎる。

まぁ転生する前の僕は陰キャみたいなものだったが。悲しい。

 

「あぁ、すみません。少しボーっとしてしまって」

 

「そうですか……あっ!これ説明会のプリントです!よかったらどうぞ!」

 

(……アビドス高校か………)

 

──この世界にはまだ「先生」が居ない。

今がもう既に本編が始まっていると勘違いしていた時は、最悪「先生」に助けを求めればどうにかなると考えていた。

だが今は本編開始の二年前だ。

自分で衣食住をどうにかしなければならない。

まぁ今はこの体になっているので食事を抜いても死にはしないし、服も擬態でどうにかなるし、廃墟にでも住み着けば済む話だが、せっかく擬態が出来るのでちゃんと人らしい生活を送りたい。

その為にはまずどこかの学校に入学しなければならない。

キヴォトスにおける学園というのは元の世界で例えると国家の様なモノである。つまり、この世界で学校に入学していない者は、元の世界だと、国家の庇護を受けられない状態と何ら変わりないのである。

なので早急にどこかに入学する必要があるが、今の所僕は,出自不明で、家もなく一文無しでもある為、マトモな学校には入れないのだ。なので結構詰んでいる状況なのである。

だが、アビドス高校ならワンチャン……!

 

「あの」

 

「! もしかしてプリント貰ってくれ……」

 

「アビドス高校に入学する事って出来ますか?」

 

「……………へ?」




キャラクターの喋り方が合っているか分からないので間違っていたらご指摘して頂けると有難いです。
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