スライム(?)で行くブルーアーカイブ   作:強酸性のTKG

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36話

校舎を出発し、目的地まで後少しの地点まで来た。

 

「みなさん、大丈夫ですか?

「ん」

「全っ然大丈夫!」

「先生に教えていただいた座標はもう目の前なので、もう少しの辛抱です……!」

「まだまだ行けますよ〜!」

「……っ!前方に敵を発見しました!!距離は2km、もうすぐ接敵します!みなさん、対応の準備を……」

 

ドゴオォォォン!!

 

アヤネがそこまで言った時、少し離れた所から爆発音が聞こえてきた。

 

「!?あれは……」

「支援射撃?」

「……L118、トリニティの牽引式榴弾砲です!一体どうして……」

「あ、あぅ……わ、私です……」

 

ホログラムで誰がが映し出されている。あれは……ヒフミ!?紙袋被ってるけど……

 

「あっ!ヒフ──」

「ち、違います!私はヒフミではなく、ファウストです!」

 

……自分で名前を言っちゃった。わざわざ隠してんのに意味が無くなっている。

 

「……」

「わあ、ファウストさん!お久しぶりです!ご自分で名前を言っちゃってましたが、そこはご愛嬌ということで☆」

「あ、あれ!?あうう……!その、このL118は、トリニティの牽引式榴弾砲ですが……と、トリニティ総合学園とは一切関係ありません!射撃を担当している皆さんにも、そう伝えておきましたので……す、すみません、これくらいしかお役に立たず……」

 

……これでこのくらいって言われると僕がカスみたいになるからやめてほしい。僕ほとんど役に立ってないし。今まで僕がやった事と言えばホシノにボコされて気絶してただけだ。泣きそう。

 

「ううん、すごく助かった」

「はい!ありがとうございます、ファウストちゃん!」

「あはは……えっと、みなさん、が、頑張ってください!」

 

そういうとヒフ……ファウストの姿は消えた。

 

「火力支援の直後に突撃、定石通りだね」

「はい!敵は砲撃により混乱状態です、今のうちに突破しましょう!」

 

……さて、役に立てるよう頑張るか。

 

──敵を触手を使い切り裂く。盾を持っている奴はそれだけでは倒れないので数本の触手で色んな方向から串刺しにする。戦車相手には腕を膨張させ思いっきり薙ぎ払って破壊する。

いや〜、こういう無双ゲームみたいな戦いが出来て楽しい。今まではずっと惜敗か辛勝だけだった。なので戦車みたいな分かりやすく強い兵器を簡単に破壊するのがとても楽しい。趣味になりそうだ。今度ひとりでカイザー本社に突撃でもしようかな。

そんな感じで敵を倒し続けていると、どうやら目的地についたようだ。

 

「目標の座標地点に到着!この辺りに、ホシノ先輩が閉じ込められているはずです!この周囲のどこかに、きっと……!」

「ここは……」

「……ここ、学校?」

「この痕跡……多分学校、だよね?」

「砂漠の真ん中に学校……もしかして」

「……うん。ここは……」

「ああ。ここは、本来のアビドス高等学校本館だ」

「!!」

「あんたは……!」

「よくぞここまで来たものだ、アビドス対策委員会」

 

……話遮られたんだけど。もしかして嫌われてる?いやまぁ僕もカイザー理事は大嫌いだけど。今ので更に嫌いになった。

 

「敵の増援多数……!この数字……おそらく敵側の動ける全兵力が……カイザーPMCはきっと、ここで総力戦に持ち込むつもりです……!」

「砂漠化が進行し、捨て去られたアビドスの廃墟……ここが、元々はアビドスの中心だった。……かつてキヴォトスで一番大きく、そして強大だった学校の残骸が、この砂の下に埋もれている。ゲマトリアは、ここに実験室を立てることを要求した」

「実験室……!?」

「そんなことよりも、ホシノ先輩はどこですか!

「あの副生徒会長なら、向こうの建物にいる。もしかしたら、すでに実験が始まっているかもしれないが……」

「……っ」

「彼女の元に行きたいのであれば、私たちのことを振り切って行けば良い。君たちにそれができるなら、の話だが」

「この兵力、容易に通してくれそうにはありませんね……」

「……ん、じゃあここは私に──」

 

(ドカアアアアアアン!!)

 

……また爆発か。今度は誰だ?

 

「また爆発!?こ、今度は何ですか?」

「じゃーん!やっぽ~☆」

「……」

「お、お邪魔します!」

 

便利屋のみんな……!助けに来てくれたのか!

 

「やーっと追いついた!けどなんかこれみんな集まってるし、もしかして大事なシーンに割り込んじゃった感じ?」

「……ふん、こっそり助太刀しようと思ったのに、そう上手くはいかなかったわね」

「あ、あんたたち……!」

「このタイミングに登場、ということは……!」

「……なるほど、そういうことだね」

「……ん?何、この期待に満ちた目線は?」

「社長、なんか嫌な予感がするから、まずは状況を整理してから……」

「……ふふっ、勘だけは鈍ってないようね、対策委員会。私たちがここに来た理由なんて、決まってるでしょう?ここは私たちに任せて、先に行きなさい!!!」

 

おぉ!!凄いかっこいい!いつもの姿が嘘みたいだ!……でも多分内心でちょっと後悔してそうな気がする。なんとなくだがそんな気がするのだ。

 

「うっわー……それは惚れちゃうよ、アルちゃん……」

「さ、流石です!い、一生ついていきます!アル様!!」

「……もうっ。べ、別に、お礼は言わないからねっ!!」

 

セリカもお手本みたいなツンデレだ!すげぇ!\カワイイ!/

 

「でも、全部終わったら……その時は一緒に、ラーメンでも食べに行くわよ、便利屋!!」

「はい、このご恩は必ず!」

「ん、ありがと」

「本当にありがとう!また後で!」

 

さぁ、先を急ごう!ホシノまではもう直ぐだ!

 

──少し進んだ所でアヤネが声を上げた。

「ホシノ先輩の位置、確認できました!あそこです、あのバンカーの地下に!」

「……行こう」

「はい、急ぎましょう……!」

 

だがそこで誰かが立ち塞がった。あれは……カイザー理事だ。アル達と部下が戦闘している所から抜け出して来たのか。

 

「カイザーの理事……!!」

「しつこい……」

「ああもう、どこまで邪魔すれば気が済むのよ!」

「どいてください!さもないと……!」

「消えな。お呼びじゃあないぜ……」

「対策委員会……ずっとお前たちが目障りだった」

 

……なんだ?急に何を……

 

「これまで、ありとあらゆる手段を講じてきた……それでもお前たちは、滅びかけの学校に最後まで残り、しつこく粘って、どうにか借金を返済しようとして!あれほど懲らしめたのに、徹底的に苦しめたのに、毎日毎日楽しそうに!!!お前たちのせいで、計画がっ!!!私の計画があああっ!!!!」

 

……醜いな……これが大人か?……いや、違うだろう。あれはただ歳を重ねているだけの子供だ。最も、子供といえどアビドスのみんなの方がよっぽど精神的には上だろう。

 

「……コイツは僕ひとりで倒すよ。みんなは先にホシノを助けてきて」

「……分かりました。みなさん、先に進みましょう!」

「ん、気をつけて」

 

そういうと、みんなは先に進んでいった。

 

「貴様ぁ……!私を舐めているのか!?」

「舐めてないよ。ただ僕ひとりでもお前らを倒せるくらいお前らが弱いの。僕を倒したければホシノでも呼んでこないと無理だよ」

「ッ!キサマァァッ!!」

 

カイザーの兵士が襲いかかってくる。更に、カイザー理事もゴリアテに乗って戦うつもりの様だ。

体の擬態の一部を解き戦える様にする。

 

「来いッ!カイザー理事ッ!」

「空乃スイィィィッ!!」

 

カイザーとの最後の戦いが始まった。




もう少しでアビドス編が終わりそうなんですよね。パヴァーヌ編どうしよ。上手い関わらせ方が思いつかん。という事でアンケート取ります。

パヴァーヌ編にスイ君は関わる?

  • 関わらない。次に書くのはエデン条約編。
  • 関わる。ちゃんと2章とも。
  • そんなことよりおうどんたべたい
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