スライム(?)で行くブルーアーカイブ   作:強酸性のTKG

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6話です。これを書いている途中分からない所があって、ゲームで確認しようとしたら、メンテナンスやっててすごい焦りました。


スイ君って言うたびにポケモンのスイクンが頭をよぎってくる。


6話

僕がアビドスに入学してから数週間経った。

登校日には、校舎の清掃や借金についての会議、あとは色んな場所に行って売れる物が無いか宝探しをしている。

時間が経った為少しだけだかホシノと仲良くなれた気がする。

今も宝探しの真っ最中だ。

 

「ユメ先輩、何も見つかりませんよ。スイの方はどうですか?」

 

「こっちにも何も無いね。ユメ先輩はなんか見つかりました?」

 

「……こっちもハズレみたい。うぅ」

 

そう言うと、ユメ先輩は地面に倒れる。行き倒れみたいだ。

 

「ごめんね、ホシノちゃん、スイ君。もう、ここまでみたい……」

 

なんかふざけ始めた。ユメ先輩の行く末を知っている僕としてはあまり笑えない。

 

「……良いから立ってください」

 

「私のことは置いていっていいから……今までありがとね、2人とも……」

 

「ああ、もう!なんの真似ですか!」

 

「ふふっ。ごめんねホシノちゃん。冗談だから。次の駅には何かあるかもしれないし、行ってみよっか」

 

「……はぁ」

 

「……元気出せよ」

 

「ふんッ‼︎」

 

「ゴハァッ‼︎」

 

殴られた。超痛い。でもキヴォトス人が本気で殴ったらこれで済む筈が無いので、手加減はしてくれているのだろう。優しい。そう考えると痛くない気がする。………悪い、やっぱ辛ぇわ……

 

「……どこも同じだと思いますよ。高価な展示品があったとしても、とっくに前生徒会が売り払ってますから」

 

そりゃそうだ。土地を売るほど追い詰められていたのに、高値で売れる物を残しておくなんてありえない。

 

「う〜ん……」

 

「もう帰りましょう。宝探しなんて、時間の無駄です。」

 

「えっ!?ホシノちゃんも最初すっごいノリノリだったよね?」

 

「すごい目キラキラして楽しそうにしてましたね」

 

「そ、それは……!」

 

照れてる。かわいい。でもこれで揶揄ったら殺されそうなので出来ない。僕でも命は惜しいのだ。

 

「……って、先輩。手帳、落としましたよ」

 

あれ?話逸らした?……あ。本当に落ちてる。

 

「あ、ありがとう!」

 

そう言われたユメ先輩は手帳を拾う。あれ何書いてるんだろうか?

 

「良かった〜。危うくホシノちゃんの大事な手帳を失くしちゃうところだった」

 

なんということだ。あの意味のわからないデザインの手帳はホシノの物だったようだ。

 

「……いつから私の手帳になったんですか」

 

……どうやら違ったようだ。

 

「え、えーっと……」

 

──結局この後は普通に帰った。何日か経ち経ち今は市街地だ。

 

「見て見て、2人とも。リュックサック型の水筒だって!便利そうじゃない?」

 

「面白い商品ですね。ちょっと欲しいかも……」

 

「いえ、むしろ動く時、邪魔になります。しかも、高い割にクオリティも微妙そうですし……」

 

「た、確かに……、ちょっと高すぎるかも」

 

「あっ、これ買えるくらいの金持ってない。駄目だ」

 

別に働いてないわけではない。嘘じゃない。本当だ。ちゃんと休みの日に色々やって稼いでる。だが、稼ぎを借金や利子に使っているので金を持ってないのである。僕は学校に住まわせて貰ってるし、食事も絶対摂らないといけない訳じゃないので、稼いだほとんどを利子返済に注ぎ込めるのである。すごい便利な体だ。

 

「いや、名札見てから欲しがってくださいよ……。こんな物を買うくらいなら、弾丸を補充しませんか?」

 

「……その通り、だね」

 

「ひとつ気になったんですが……」

 

「どうしたの?」

 

「先輩は、どうやって生徒会長になったんですか?一人しかいない生徒会なんて、聞いたことありませんよ」

 

それか。僕も結構気になってる事だ。

 

「……あはは。やっぱり、気になるよね。実は、ちゃんとした選挙が開催されたわけじゃないの。」

 

「そ、そうなんですか?」

 

「挙手投票で私を会長に選任したら、前の役員は全員いなくなっちゃったんだ」

 

……つまりユメ先輩は生徒会長を押し付けられたのか。

 

「そんなやり方で……!?」

 

「あの時のアビドスは、もうまともな状態じゃなかったから。」

 

「ユメ先輩は、面倒事を押し付けられたんですね。」

 

「それは違うよ、ホシノちゃん。」

 

「えっ。違うんですか?」

 

完全にそうだと思っていた。

 

「うん。私は望んで引き受けたの」

 

「……どうしてですか?」

 

「生徒会長としての権限があれば、アビドスを守れるかもしれないと思ったからだよ。」

 

「いざ会長になってみたら、そんなことはなかったんだけどね。」

 

……前会長がどうにも出来ていなかった時点で分かりきっていた事だろう。だが、ユメ先輩は出来ると思っていたようだ。

 

「でも……これがあれば大丈夫!」

 

うわっ。あの変なデザインの手帳だ。

 

「……これって?」

 

「じゃーん!生徒会長手帳だよ!これでも毎日ちゃんと書いてるんだから!」

 

マジか。あれが生徒会手帳なのか。あれを生徒会手帳だと言って渡されたら、ふざけているのかとしか思えないだろう。

 

「どこにでも売ってる学習帳じゃないですか……」

 

「が、学習帳じゃなくて、生徒会長手帳!ほとんど私の日記みたいなものだけど……」

 

「いつか、2人に受け継いでもらうんだ!」

 

えっ。僕も巻き込まれているのだろうか。だとしたらデザインは変えて欲しい。

 

「そんな未来は訪れませんよ。」

 

「ど、どうして!?って、そうだよね。スイ君はともかくホシノちゃんは生徒会でもないし……。もう何回も断られてるのに、いつも一緒にいてくれるから勘違いしちゃってた……」

 

ちなみに僕は生徒会に入れてもらえた。嬉しい。

 

「い、いや.....そうじゃなくて!!」

 

おっ!?ホシノがデレるのか!?

 

「……あまりにもダサいのが、ちょっと」

 

正直に言った!

 

「え、そう?可愛いと思うけど……」

 

マジか!?ユメ先輩はどういうセンスをしているのだろうか。アレからはペロロ……様とかみたいな雰囲気を感じる。

 

「どこがですか!?」

 

「あ、そっか。ホシノちゃんはお魚さんが好きだもんね。」

 

「えっ!?そうなのホシノさん!?」

 

「な、何のことですか?」

 

「この前、可愛いクジラさんのノートをずっと見てたでしょ?ホシノちゃんの目、すっごくキラキラしてたよ。」

 

「気のせいです!あと、クジラは魚じゃありません!」

 

「ふふっ、やっぱり好きなんだね。」

 

「へぇ〜、クジラが好きなんだ〜」

 

「ッ!フンッ‼︎」

 

「ゲバァッ!?」

 

ニヤニヤしながら揶揄ったらまた腹を殴られた。とても痛い。

 

「もう知りません!2人とも!」

 

今日もアビドスは平和だなぁ……

……痛い………




申し訳ないのですが、明日はリアルで予定があり、投稿が難しいと思います。明後日には必ず投稿するので失踪する訳じゃありません。毎日投稿頑張るとか言ったのに出来なそうでごめんなさい。
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