その名は時間管理局   作:クライングフリーマン

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「ちがーう。政府の『組織替え』をやんわり言ったんだよ。」
「なあんだ。」



69.大出費

 

============== これは、勿論フィクションです。 =======

俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋をしていたが、時間管理局に『異動』になった。俺の使命は、この未来世界(3026年)から、所謂タイムリープをして逃げた犯人を追って、『悪さ』をしていた場合、逮捕し、局に移送させることだった。殺しはしないが、痛め付けること位は許されている。

今の俺は、『異次元のパトロール警官』。次元の『調整係』だ。

 

午前9時。時間管理局。

出勤するなり、ボスは言った。

「五十嵐、お前は・・・席替えが好きか?」

「え?俺はボスになるんですか?ボスは出世するんですね。おめでとうございます。」

「ちがーう。政府の『組織替え』をやんわり言ったんだよ。」

「なあんだ。」

「ンn。差異が生じたのは、継の国』。お前が、おでん屋の前で人助けした次元だ。時間軸は2001年。この年の1月6日に、酢相の『鳴り物政策』として、政府の1府22省庁」体制への変更が行われた。縦割り行政の弊害をなくすため「1府12省庁」へと改編したが、後世に、「大出費した、無駄使いだった」と言われた。縦割りは無くならなかったからだ。省庁を横から串刺しする庁も作られたが無駄に終った。『役人根性』と『利権』があったからだ。それはともかく、年鑑から判ることは、その前日に、『配置図』が盗まれ、改編は1ヶ月も遅れた。まだコンピュータが大型コンピュータが主力の時代だ。お前の使命は、こそ泥退治だ。」

「合点だ!!」

 

MRIに似た移送装置に横になろうとすると、今回も真冬だから、オーバーコートが用意されていた。

で、睡眠学習によると、やはり『机上の空論』と言うか理想ばかりが目立った政策だった。アホだ。

 

2001年1月5日。午後8時。森野酢相の家。

お屠蘇気分が抜けない時機だ。

森野は、『配置図』を家に置いているのか?

スキー帽子とゴーグルを被った男が庭に現れた。

雨戸に手をかけた瞬間、「何かお探しのものが?ああ、『配置図』ね。」と声をかけたら、男は拳銃を落とし、転んだ。

俺は、容赦なく、そいつを『保安檻』に送り込んだ。

 

3026年某月某日。午後4時半。時間管理局。

俺はタイムレコーダーシステムに体内時計をスキャンさせた。

俺が着ていたコートを持って、ボスが奥に消えた。

どこ行ったんだ?っていうか、衣装はボスが?かな子じゃなかったのか。

予定より30分早く帰れたから見付けてしまった。

タイムレコーダーの所に戻り、自販機のコーラを飲んでいたら、ボスが戻ってきた。

「今回は早かったな。」

「丁度、奴が来たタイミングでした。年鑑、戻りました?」

「ああ。戻った。シッパーは何か実験しているのも知れんな。」

「何の実験です?」「影響力だろう。図面1つで歴史がずれるとはな。」

 

午後7時。帰宅すると、かな子が咳をしていた。

「風邪か。薬、飲んだ?」

「うん。」

「俺、おかゆ食べるからいいよ。先に休んでて。」

「優しいね。」

「惚れてるからさ。」

かな子は、素直に寝室に消えた。

さて、と。

あれ?ステーキだ。

涙が出てきた。

 

―完―

 

※2001年の内閣総理大臣は、森喜朗(4月26日まで)から小泉純一郎(4月26日以降)へ引き継がれました。2001年4月26日に発足した第1次小泉内閣は、「抵抗勢力」を恐れず構造改革を推進し、小泉首相は大相撲表彰式で「感動した!」と発言するなど人気を博しました。

1月1日〜4月26日: 森喜朗(第86代・森内閣)

4月26日〜12月31日: 小泉純一郎(第87代・第1次小泉内閣)

2001年は、21世紀の幕開けと共に小泉政権の「改革」が始まった年でした。

※2026年現在、日本の中央省庁は「1府12省庁(内閣府・デジタル庁・復興庁・11省)」の体制です。これに加え、防衛省などの各省には専門的な業務を担う外局(庁や委員会)が存在します。

【主な構成(1府12省庁)】

内閣府

デジタル庁

復興庁

11省:総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、防衛省

※2023年4月に「こども家庭庁」が新設され、内閣府の外局として設置されています。

※筆者の私見ですが、外局が存在し、莫大な予算が割り当てられているので、1府12省庁)は建前に過ぎないと思います。

特に、「こ〇も〇庭庁」は不要です。『少子化対策』は、内閣全体の課題です。

 

 

 

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