今回は、解説回です。この解説会は本編とか関係なくゴリゴリのメタ回となっております。ご了承ください。
「エクスプロージョン!!」
「ちょっとアイさん……それ、中の人ネタです」
「え?でも台本に書いてあるよ」
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台本
章解説第1回目。最初に爆裂魔法。エクスプロージョン。
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「あの作者……本編と関係ないから好き勝手やってるな」
「いいじゃん、いいじゃん♪細かいこと気にしない♪」
「そろそろ始めないと読者が離れていくから始めますか」
「彼方もメタいね」
「はい……という事で、いつも『一番星は消えない』を読んでくださっている読者の皆様。今回の司会進行を務めます、本作の主人公、天城彼方です」
「今作のメインヒロイン、星野アイだよっ☆」
「いろいろありましたが、この作品も大方の部分は終わりましたので、各章の解説と元ネタ紹介のコーナーとなります」
「なんか……ラジオ番組みたい」
「作者はラジオ形式をイメージしてこれを書いてるって」
2人は向かい合って座り、机と椅子、そしてマイクなどが丁寧に設置されており、まるでラジオ番組の収録現場のような雰囲気だった。
「とりあえず始めましょうか。プロローグと1話に関しては特に話すことはないので、とりあえず2話『友達』から抜粋して」
フリップボードを取り出す。そこに書いてあったのは、ある一文。
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「俺達、友達だよな?」と……。しかし、相手の反応は「どうだろ?」これだった。
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「はい……これは作者の実話だそうです。小学生の時のエピソードから取ってあるみたいです」
「これ、実話なんだ」
「この作品には割と作者の実話が混じってたりしてますね」
「えっと……『天城彼方については作者の性格と実話内容を含めて、約4割くらい天城彼方に混ざっている』みたいだね」
「いろいろと元ネタや実話を混ぜてます。あの作者」
「じゃあ……2話『友達』に元ネタがある部分の紹介」
今度はアイがフリップボードを取り出した。
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「あぁ……これからよろしく、星奈さん」
「わざとでしょ?」
ジト目でこちらを見てくるアイさん。
「ごめん……噛んでしまった」
俺はそう言い笑う。もちろんわざとである。いつも名前を間違えているから、その意趣返しだ。
「えぇ……絶対にわざとだ」
「かみまみた」
「わざとじゃない!?」
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「これ、物語シリーズでお馴染みの八九寺真宵と阿良々木暦の、あの定番のやり取りからなんだよね」
「作者が2番目に好きなアニメが物語シリーズらしいです。ちなみに作者の1番の推しは、貝木泥舟なんだと」
「ここで私が、やっと彼方の苗字覚えたんだよね……懐かしいなぁ」
「感情に浸るのはここまで。とりあえず2話はこのくらいで、次は3〜6話までの解説を一気にしていきます」
「だいぶ飛ばすね、それ」
「作者がアホみたいに書いているのが悪いです」
「4〜6話は私のお母さんの話だね。原作だとちょっとしか出てこなかったところを、ここでは作者なりに広げてる感じ……だよね?」
「そうだね。とりあえず3話に関しては、俺がなんかお兄ちゃんやってるよって感じの話です」
「雑だね、それ」
「まぁ……それくらいしか話すことないし」
「私はあるかな? こことか……」
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「それに、俺は沢山の人に好かれるより星野さんに好かれたいな」
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「今思えば、この時点で彼方に惹かれてたのかもね」
「………………はい。という事で、4話〜6話の解説いきます」
「ちょっと今の“間”なに?ていうか、ちゃんとこっち見てよ?」
彼は台本で顔を隠していた。その顔は少しだけ赤くなっている。
「…………4話『過度な期待』の最初のこの言葉、元ネタがあるんですよ」
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「何かいい事でもあったのかい?」
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「これも物語シリーズより、忍野メメのお馴染みの言葉『何かいい事でもあったのかい?』から来ています」
「また物語シリーズなんだ」
「…………次の章にも、確かあと幾つかあるんですよね」
「どれだけ仕込んでるの?」
「アイの母親のエピソードに関しては、最初から入れることは考えていたと」
「あの時は辛かったなぁ……。お母さん、迎えに来てくれるかもって、ずっと思ってたから」
「……………」
「でもね、来てくれた時はすごく嬉しかった。頭も撫でてもらったし。お母さんが迎えに来てくれなかったのは悲しかったけど……あの時、来てくれたのが彼方でよかったなって、今でも思うよ」
「…………サラッと言うね?」
「彼方がいつもやってることじゃん?」
「ここで閑話休題として……作者の“男キャラ推しランキング”発表します」
「あ、今あからさまに逃げた」
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作者の男性キャラの推しランキング
1位 貝木泥舟
2位 巽幸太郎
3位 ジェレミア・ゴットバルト
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「作者、年上のキャラに何かあるの?」
「俺も思ったけど、作者曰く……『最近、年上の男が好きなのに気付きました』……………と」
「最近のお気に入りは、エレガントおじさんこと、Dr.ゼノが気に入ってるみたいです」
「増えてるじゃん」
「はい…………閑話休題のコーナーは終了で、次は6話『帰り道』……ここで俺達2人が名前で呼び合うようになります」
「びっくりしたなぁ……。いつもは『星野さん』って呼んでたのに、あの時は私を見つけた瞬間、『アイ』って呼んだんだもん」
「あの時は、必死だったからつい……」
「ふーん。でもここのエピソード、けっこう作者の解釈入ってるよね」
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子にとって親は神様みたいな存在だ。それと同時に「呪い」でもある。
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「こことか、作者なりにいろいろ考えて解釈を広げてるんだね。ちゃんと考えて書いてるみたいだし」
「特に原作ではアイの母親に関しては少し程度しか深掘りされてなかったからね…………そこから、愛されない子供やアイの気持ちを考えるのに苦労したみたいです」
「次は7話『会えない友人』……これは、俺が前世の友人に思いを馳せている話ですね」
「説明それだけ?」
「とりあえず、俺の前世が少し分かる話と、前世の名前が神崎空蒼ってことを覚えていればOKです」
「というか、それ本編だとまだちゃんと明かしてないよね? 先に言っちゃって大丈夫なの?」
「ここ、本編とは全く関係ないから大丈夫です。銀魂とかのメタ回みたいなものです」
「そんな理由で許されるんだ」
「8話の『今は私だけ』は、3話の『ただ君にだけ』と対比になってます」
「えっと……3話の『ただ君にだけ』は彼方から私に、8話の『今は私だけ』は私から彼方にって感じだよね」
「そう。それと、サラッと作者の年代がバレるんだよね、これ」
「あ、これだね」
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小学生の頃は、オレカバトルやウキウキペディアとか、メダルゲームとかしていた。
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「作者は、妖怪ウォッチ、バディファイト。ここら辺が大好きでした。今の子達、この2つ分かるかな?」
「もし分からなかったら、お父さんやお母さんに聞いてみるといいかも?」
「ゲームセンターで遊んで帰るという何気ない日常を描いています。というか、久しぶりにまたゲームセンター行きたいな」
「じゃあ今度、一緒に行く?」
「俺達、もう三十路過ぎたんだよなぁ」
「でも彼方、たまに精神年齢は昔と変わってないよね?」
一応、前世込みでもう還暦を迎える人。
「…………そうかな?」
「そこが彼方のいいところじゃない?」
「今日のアイ、火力高い」
「ちなみに、あの時のプリクラの写真はちゃんと飾ってるよ」
「そう言えば、あれ以降あまりアイと写真撮ってないな」
「じゃあ、また撮りに行こっか」
「そうだね……さて、次は9話『運命の歯車』。前の話の次の日の話です。いきなりアイが東京行こうと言い出したから驚いたよ」
「なんとなく、そうしたくなったんだよね」
「2人で東京タワーで景色を見て、お土産を買った。懐かしい」
「うん。あの時はまだ、こんな未来になるなんて思ってもなかったなぁ」
「そして、何より……このシーンだな」
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思い出した。アイがスカウトを受けたのは東京だった。そして、アイはこのくらいにアイドルになった。なら……今日がその日なんじゃないのか?
その時だった。俺達の目の前にある男が現れる。それは、見たことのある顔だ。
そいつがアイに声をかけてくる。
目を見開き驚いてしまう。
この男は……。
「ねぇ君。パフェとか食べたくない?」
そう言い、彼がアイにそう声をかけてくる。
「話だけでも聞いてくれたら何でも奢っちゃう」
斉藤壱護。苺プロダクションという芸能事務所の社長をしている男だ。そして、アイをスカウトしてアイドルにした重要人物だ。
額から汗が滲むのを感じる。
まさか、今日だとは。
いつか来るだろうと思っていたが、まさか今日だとは。
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「ここで、壱護さんがアイをスカウトするシーン」
「最初見た時は『うわ、怪しい人だ』って思っちゃった」
「まぁ……いきなり中学生に話しかけてくるグラサンかけた大人って絵面だから、無理はない」
「どう見ても職務質問される側だよね」
「この出会いがあって、俺達は芸能界に足を踏み入れることになったんだけど……このまま次の10話『嘘と愛』の解説に入ります」
「とりあえず、このシーンからかな?」
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話は変わるが、確実に星野アイを救う方法が一つある。
それは、彼女を芸能界に関わらせなければいい。
そうすれば、神木煇と出会うこともない。
一番確実で現実的なプランだ。
ここで俺が、無理やり話を切り上げてアイと逃げれば、恐らくだが運命が変わるだろう。
でも……それは原作での星野アイという人間の人生を否定することになる。
彼女がアイドルになった理由は、愛を知らない自分が、嘘でも「愛している」と言い続けることで、その嘘を本物の愛に変えたいと願ったから。
ここで俺が彼女がアイドルになるのを拒んだら、その願いを踏み躙る結果となる。
それは俺も望まない。
それに、俺の目的は、アイの生存と彼女に「幸せな人生を歩ませる」。これが目標だ。
だから、ここで俺がすべき選択は……。
「そうかな?……アイは可愛いから画面映えすると思うよ」
後押ししてやることだ。
俺がそう言うと、アイは此方を見てくる。
目を丸くしており、まるで「本気?」と目で訴えているように見える。
ついでに壱護さんも此方を見ていた。
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「アイを救う方法は確実にあるけど、俺はアイの選択を尊重したかった。だから、後押しするって決めていた。勝手なエゴだけどね」
「エゴなんかじゃないよ。だって彼方は、ちゃんと私の気持ちを考えてくれたもん。……あの時、背中を押してくれたから、私は前に進めたんだから」
「そっか……そう言ってくれて嬉しいな」
互いに笑みが溢れていた。
「さて……どんどんいこうか」
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いいの? 嘘でも……『愛してる』なんて言っていいの?」
「いいんだ。嘘でも、たとえ偽物でも、そこに本物になろうとする意思があるなら、偽物の方が本物よりも本物だ」
まだ、悩んでいるな。だから俺は、この言葉を彼女に送ることにする。
「それに、こんな言葉がある。
『嘘はとびっきりの愛なんだよ』
……ってね」
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「このシーンは、まだ悩んでいるアイに対して後押しするところだね」
「彼方って、こういう時だけずるいよね。私が一番欲しかった言葉を、いつも当たり前みたいにくれるんだもん」
「大したことじゃないよ。俺がそうしたいと思ったから」
「ふふっ。そういう何気ない優しさに、何度も救われてきたんだよ?」
「………本当に今日のアイは強いな」
いつも照れさせている人間が、逆に照れている図。
「えへへっ。たまには私のターンがあってもいいでしょ?」
少しだけ得意げに笑うアイ。その様子に彼方は小さくため息をつき、肩をすくめる。
「今日は完敗だよ」
「よーし、満足した♪」
「満足したなら進めますよ。まだ解説する話、いっぱい残ってるから」
「はーい。それじゃあ次のシーン、いってみよっか♪」
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「壱護さん。提案があるんだけど。俺をモデルとして迎えてみない?」
「は?」
彼の言葉に壱護は驚き、そんな間抜けな声を出していた。彼にとってこれは予想外だった。
「俺、一応、顔はいい方ですよ。賭けてみませんか?」
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「彼方、あそこで社長に必死に自分を売り込んでたよね?」
「アイを救うなら、側にいた方が都合が良かったしね……あの時は、心臓がめちゃくちゃドキドキしていたよ」
「全然そんな風に見えなかったなぁ。でも、一緒に飛び込んできてくれたの、すごく嬉しかったよ」
「ちなみに、地味にこの話でも元ネタとなる部分があります」
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「……エスパーですから」
「は?」
壱護、二度目の困惑。完全に呆気に取られる。毒を吐いた言葉でさえ彼は言い当てたのだから。
「あ……もしかして当たりましたか?……冗談ですよ。でも、何となくそう思いました」
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「この『……エスパーですから』は、ダンガンロンパの舞園さやかのセリフから来ています……これ分かった人いるのかな?」
「知らなくても楽しめるけど、『あっ、これだ!』って気付けるとちょっと嬉しいよね♪」
「今思ったけど、似てるよね。アイと舞園さんって……アイドルとして売れて、原作で最後は刺されて死ぬって……」
「その共通点は嬉しくないかなぁ……」
「ですよねぇ……とりあえずこの話で、アイと俺が芸能界に片足突っ込んだって感じかな」
「よーし! それじゃあ気持ちを切り替えて、この章最後のお話だね♪」
「11話『スタートライン』。この話は事務所に所属するところまで」
「この時の彼方、珍しく本気で怒ってたよね。」
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「やだやだ……蛙の子は蛙だよ。よく天城くんも彼女と関われるわね」
耐えろ。我慢しろ。俺は、外見は子供だが中身はもう40を過ぎたおっさんだ。受け流せ……こういう場面は前世にもいくらでもあっただろう?
「そんな奴の娘だ。どうせ男に体を……」
「黙れ」
「「!?」」
あぁ……駄目だ。俺は自分を大人だと思っていた。でも、どうやら俺は自分で思っていたよりも子供だった。精神が肉体に引っ張られているのか?……そんなこと、今はどうでもいいか。
「お前にアイの何が分かる? 彼女の何を知っている?」
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「たぶん、この作品の中で一番怒ってたんじゃないかな?」
「かもなぁ……いやぁ、シンプルにムカついたから。アイのことを何も知らないのにさ……横からいろいろと言ってさ」
「……なんか、今になって知ると照れちゃうね。でも……すっごく嬉しかったよ」
「それにしても、壱護さん。よく俺たち二人を引き取ってくれたよな。あの人には感謝してもしきれないや」
「でも社長、『大変なの拾っちゃった〜』って、一回くらいは思ってたかもね?」
「絶対一度じゃないでしょ? 俺達、結構、壱護さんとミヤコさんに迷惑かけているからな」
「あははっ♪ でも社長もミヤコさんも、文句は言いながらちゃんと面倒見てくれたもんね」
「そうだな……さて、いかがだったでしょうか? 第一章『出会いと始まり』の解説は以上となります」
「これ、本編の1話より長くなってない?」
「俺たちは悪くないよ。作者が100話近く書いているから、必然的に各章の解説も長くなるから」
「これでも、結構ざっくりなんだけどね♪ もし『ここってどういうこと?』とか『これ気になる!』っていうのがあったら、感想欄で気軽に聞いてね☆」
「以上、今回の解説は以上になります」
「アル・ヒューマ!!」
「最後も中の人ネタか……」
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いかがだったでしょうか?解説会を書いたのも初めてですが、自分がアホみたいに話数を重ねた結果、結構大変でザッとですが解説を書かせてもらいました。次からは幾つか分けて書いた方が良さそうですね。