今回はありふれ編になりますが、1話だけで終わりで4000文字と、いつもより長くなりました
今生は現代日本のようであったが、両親はバカップルがそのまま夫婦になったかのようで、互いが好きでしょうがないラブラブ夫婦であり、その愛の結晶とも言える俺も愛されているのは間違いなかった。
今生の俺の名は「斎木九桜」と書いて「さいきくおう」と読む名前だが、両親からは「くーちゃん」と呼ばれることになっていて、ちょっと恥ずかしい。
交通事故で車に轢かれそうになっていた中村という名字の父娘を助けてから、中村家と斎木家は家族ぐるみで交流があったが中村母には問題がありそうだと気付いた俺。
【写輪眼】と【永遠万華鏡】のスキルで右目だけを万華鏡写輪眼に変化させた俺は、右目の万華鏡写輪眼に宿る瞳術である「別天神」で洗脳を施して、中村母を真っ当な母親にしておく。
ナルト世界では最強幻術とも言われる「別天神」による洗脳は、そう簡単には解けないんで、これで中村母は生涯真っ当な母親ということになりそうだ。
ちなみに俺の左目の万華鏡写輪眼に宿る瞳術は「神威」だったりするんで、どちらの瞳術も結構強力だったりするが、現代日本だと「神威」の出番が来るかは分からないな。
なんてことを考えながらも中村家と交流し、中村恵里という名の少女ともある程度仲良くしていた俺は、小学校でクラスメイトになった漫画好きな清水幸利という少年と友人になり、清水をいじめようとしていた少年達をシバいてからポラロイドカメラで少年達の写真を撮影して、写真を「縁切り鋏」で切っておくと翌日から少年達は学校に来なくなった。
一身上の都合で学校に来れなくなった少年達は数日後には遠くの小学校に転校したそうだが、此方の手を汚すことなく会いたくない相手と縁を切れる「縁切り鋏」は、とても便利だ。
それから中村さんと清水くんと一緒に過ごしていた俺が中学に進学し、この世界にもあったとあるギャグ漫画を読んでいたりすると「あ、それってボーボボだよね!」とテンション高めに話しかけてきた少年は、南雲ハジメという名前であったが母が漫画家な影響で漫画も大好きであり、ギャグ漫画も守備範囲に入っていて、ボーボボも嫌いじゃないらしい。
この世界でもアニメ化までしているボーボボを詳しく知っている南雲くんとも、ボーボボの漫画本をきっかけに仲良くなった俺には、友達が1人増える。
翌日から南雲くんも仲間に加わり、俺が「ウグイスキャンディー」を食べて自在に様々な声を出せるようになった状態で「鼻毛真拳奥義!」とアニメのボーボボと同じ声を出してみたりするだけではなく、首領パッチや他の面々の声も再現し、最終的には殺してやるぞ天の助の流れを声で演じ、仲間達を爆笑させたりしてみたが、それは中々楽しかった。
こうやって平和的な道具の利用だけで済むなら特に問題はなかったんだが、高校に入ってから南雲くんや清水くんをいじめようとした檜山とその取り巻きが居たんで、軽くボコってから「縁切り鋏」で俺達全員と檜山達を完全に縁切りしておくと、翌日から高校に来ることがなくなった檜山達。
それ以外にも関わると面倒くさい天之河という奴が居たりもしたが、こちらは特に害がある行動をしてきたりはしていないんで、今のところは放置しておく。
高校生として生活しながら普通に生きていると教室内が光輝いて、教室の中に居た全員が別世界に召喚されることになり、異世界で戦争に参加させられそうになったんで、全員が強制的に戦争に参加させられないように、あくまでも希望者だけが戦うことを約束させた。
ちなみに異世界に召喚された時に、俺のスキルが増えていたりもしたが、召喚されたことで得た天職というものが関係しているのは間違いない。
斎木九桜(ントム)
Lv3
力:I0
耐久:I0
器用:I0
敏捷:I0
魔力:I0
幸運:G
拳打:I
《魔法》
《スキル》
【山吹波紋】
【波導勇者】
【商品購入】
【廃棄貯力】
【祝福恩恵】
【恩恵確認】
【黄金生成】
【超人体質】
【霊力変換】
【変形霊刀】
【文珠生成】
【人影倉庫】
【聖剣創造】
【聖魔支配剣】
【冒険者札】
【神通棍】
【破魔札】
【霊体弩】
【精霊石】
【聖悪魔祓】
【聖返不死】
【式神使役】
【気力変換】
【朱槍傾奇】
【超硬気功】
【幽波紋】
【系統魔法】
【南斗聖凰拳】
【煮込達人】
【赤龍加護】
【咖喱帝王】
【香辛料理】
【身勝手境地】
【三色覇気】
【生成器官】
【副次効果】
【活力変換】
【魔法世界】
【金属細胞】
【鳴手麻痺】
【天与呪縛】
【念能力】
【念力変換】
【写輪眼】
【木遁秘術】
【経絡練力】
【練力変換】
【永遠万華鏡】
【超能力】
・念動力のサイコキネシス、伝心のテレパシー、発火能力のパイロキネシス、瞬間移動のテレポート、世界間移動のワールドテレポート、等々の超能力の使用がどの世界でも可能となる
【言語理解】
・異なる世界の言語でも理解し、どんな世界の言葉でも会話できるようになる
新たに増えていた【超能力】というスキルからして、俺の天職は超能力者となりそうだ。
【言語理解】のスキルは【超能力】に比べれば控えめだが、どんな世界の言葉でも会話できるようになるのは有り難いな。
その後、ステータスプレートに血を垂らす際に、普通の針では俺の皮膚に傷も付けれないんで自前の武器で指先に傷を付けてなんとか血を出すことに成功した俺。
斎木九桜 17歳 男 レベル:1
天職:超能力者
筋力:5300000
体力:5300000
耐性:5300000
敏捷:5300000
魔力:5300000
魔耐:5300000
技能:念動力・伝心・発火能力・瞬間移動・世界間移動・言語理解
このトータスという世界風のステータスは、こんな感じではあったが、天職関係以外の技能は言語理解以外は表示されていない。
とりあえず技能の幾つかを試してみた結果、世界間移動で今生の日本には戻れたんで戦うことを選ばなかった面々を連れてトータスから日本に移動していき、戦争に積極的に参加する意思を見せていた天之河だけを、お望み通りに残してあげて「じゃ、お疲れっした!」とだけ言い残してトータスから日本に戻った俺達全員。
日本に戻ってきてからもクラスメイト達は天職の技能を使えていて、力をもて余すこともあったようだ。
それから数日後、俺だけを狙い打ちするかのように、再び召喚の魔方陣が現れたが、今度は王宮ではない場所に召喚されることになり、神の使徒を名乗る存在が軍勢で現れたがそれらを幾度も一掃していると、姿を現したのはエヒトルジュエと名乗るトータスの神であった。
エヒトルジュエが言うには地球で遊ぶには俺という存在が邪魔になると考えたようで、使徒の軍勢で擂り潰すつもりだったが、容易く一掃されたことで使徒では相手にならないと判断し、直々に俺を殺しに来たらしい。
そんなエヒトルジュエに対し、俺から言うことは1つだけだ。
「エヒトルジュエ、アウト!」
俺の言葉に「は?」と困惑した顔を見せたエヒトルジュエであったが、その困惑した顔のまま破壊されたエヒトルジュエという存在。
エヒトルジュエが気付かぬ内に、この空間に侵入していた破壊神シャンパ様によって、破壊されたエヒトルジュエは完全に消滅したようだ。
「三流神がオレのダチに手を出すなんて、許すわけねーだろ」
そう言っていたシャンパ様にとって、俺は友達と言える存在だったらしい。
「お久しぶりですシャンパ様」
「元気そうだなントム」
神域でもあったこの空間は主であるエヒトルジュエが消滅したことで崩壊していくが、俺はシャンパ様を連れて今生の日本に移動し、用意していた隠れ家でシャンパ様に甘口カレーとプリンを提供しておく。
「やっぱり美味いな!久しぶりのントムのカレーとプリンは格別だぜ」
喜んでいたシャンパ様におわかりのカレーとプリンを用意していき、満足するまで食べてもらおうとしていたら「ントムも一緒に食えよ!」と誘ってきたシャンパ様。
同じ食卓で一緒に食事をした俺とシャンパ様は、久しぶりに再会した喜びも分かち合いながら、互いに笑顔でカレーとプリンを食べた。
「そういえばントムが居る異世界を探すついでに、ドラゴンボールで願いを幾つか叶えてみたんだが、これまでントムが生まれ変わってきた世界で家族という親しい間柄だった女性達の魂が残した伝言があるぞ」
そんなことを言ってきたシャンパ様は続けて口を開く。
「貴方は変わらない貴方のままで、だとさ。愛されてるなントム」
「伝えてくれてありがとうございますシャンパ様」
家族だった女性達からの伝言を伝えてくれたシャンパ様に感謝した俺は、かつて生きた様々な世界を思い浮かべて、家族の顔を思い出していった。
ちなみに世界間移動はどんな世界にでも行ける技能ではなく、召喚などで喚んだりできる位の距離の世界が限界である為、俺の【超能力】の世界間移動だけでは、かつての世界に向かうことは不可能であるようだ。
数日間この世界に滞在していったシャンパ様に、様々な世界の美味い食べ物を食べさせたりしてみたが、クモワシの卵の美味さにはシャンパ様も驚いていたな。
「ちょっと掃除してくる」と言っていたシャンパ様は、トータスにエヒトルジュエが残した存在を残らず破壊してくるつもりで、ついでにトータス以外に存在する近隣異世界の害悪なやつらも破壊すると決めたらしい。
更に数日後、戻ってきたシャンパ様は「久しぶりに結構働いたな。ちょっと痩せたんじゃないかオレ」と自慢気な顔をしている。
「じゃあその分食べてもらいましょうか、クモワシの卵を使った味が濃厚なプリンを作ってみましたよ」
「めっちゃ濃厚だが、こいつは美味いぜ!おかわり!」
そうやって定期的にやって来るシャンパ様を毎回毎回満足させている内に、高校を卒業して大学に進学し、殺せんせーの薦めで教師になることになった俺は、中村さんと結婚することになった。
定年で退職するまで働き、家族にも恵まれた俺は恵里を看取ってからもしばらく生きて、最期の時間をシャンパ様とセイリュートに殺せんせーと過ごす。
「またお前が生まれ変わったらいずれ会いに来るぜ、それまではさよならだなントム」
「ええ、さよならですシャンパ様。また会いましょうね」
最期にそんな会話をシャンパ様と交わし、再会を約束した俺の影に入っていくセイリュートと殺せんせーは、俺の寿命がそろそろ尽きると理解していたようだ。
何度も生まれ変わって生きる俺の人生で、また会える相手が居るのは、結構嬉しいことかもしれないな。
原作でユエと名付けられる存在はシャンパ様に助けられた後に、ヴァドスに預けられてドラゴンボールの気を身に付けてダンジョンを攻略していき、トータスから地球に移動する術を手に入れて、南雲ハジメと出会っていたかもしれません
それ以外のトータスで南雲のヒロインになる筈だった存在達は、救いを求める声に導かれたミルたんに助けられたようです