今回は東京喰種編ですが1話で終わりとなりますね
あとは新たなアンケートもありますので、そちらもよろしくお願いします
新たに生まれ変わった世界で即座に捨てられることになった俺は、セイリュートと殺せんせーに育ててもらいながら、この世界について調べてみた。
現在地は現代日本だとしても、喰種という人間を食す存在が居る世界である今回の世界は、東京喰種で間違いなさそうだったんで、文珠を用いて全世界の喰種を永続的に人間に変化させてみた結果、喰種という存在が消え去ったこの世界。
人間となった元喰種が暴れたとしても人間並みにしか動けない為、普通に人間の犯罪者として警察に捕まることになっているようなので、CCGこと喰種対策局の出番はない。
とりあえず俺は積極的に人を襲うことなく生きていた元喰種達が生きていけるように環境を整えておくことにして、集めた喰種達が自給自足で生活できるように、農作業や家畜の世話のやり方を元喰種種に教えておく。
喰種による人的被害が完全に無くなった結果、喰種を狩る組織であるCCGと呼ばれる喰種対策局の仕事も無くなり、退職することになる面々が増えて、今では再就職することを目指す元CCG捜査官も少なくはないようだ。
捜査官だった真戸夫婦も再就職を頑張っていたようだが、どうやら真戸夫婦が隻眼の梟と呼ばれる喰種と出会う前に全世界の喰種が人間化した為、真戸微が隻眼の梟に殺されることもなかったみたいだな。
喰種と人間の間に生まれた半人間という存在達も人間に変化させておいたりもして、短い寿命を改善させたりもした俺は、善良な元喰種達の世話をしながら日々を過ごしたが、元喰種であるなら何をしてもいいと考えている集団が元喰種達を狙っていることに気付く。
黒服に特徴的な帽子と日本刀のような形状の武器を持つ集団はVと呼ばれる存在で間違いなさそうだ。
VとはCCGの長である和修という喰種の家系の分家が所属する組織で、大多数が半人間で構成されている集まりではあるが基本的には裏の存在であり、表に出る時は本局特殊捜査官を名乗ることもあるVという集団。
全世界の半人間を人間に変化させてあるんでVは全員人間になってはいるが、鍛練を積み重ねているVは、今は常人並みでしかない元喰種達よりかは強いだろう。
俺やセイリュートに殺せんせーでなければ対抗するのは難しそうなVの目的を探ってみると、元喰種達の身体を解剖して喰種では無くなった理由を探ることが目的であるようだった。
半人間から人間になって人並みの寿命を得ただけで満足して、普通に生きてくれていたら何も問題はなかったんだが、俺が保護している善良な元喰種達に手を出すつもりであるなら、容赦をしてやる必要はない。
遠隔から【超能力】の念動力を用いて、1人残らず返り討ちにして【廃棄貯力】で廃棄して消し去っておき、瞬間移動で武器だけを移動させて没収しておくと、日本刀の形状をした武器が喰種の赫包と特殊な金属を用いて作成されているクインケであることも確認した俺。
並みの日本刀よりかは切れ味がいいクインケの日本刀を、殺せんせーに束で渡してから、かなりの安値でその束を購入しておくと【商品購入】でクインケの日本刀を安価で購入できるようになった。
それから元喰種の面々を狙うVを返り討ちにしてから廃棄して消し去る日々を過ごしていたある日、ちょっといつものVとは格が違う相手がやって来る。
此方の念動力に含まれた殺気でも探知しているのか、視認できない筈の念動力を回避しながら、此方へと迫り来るのは黒髪と眼鏡が特徴的な有馬貴将。
黒髪のまま成人している様子の有馬貴将は半人間ではなく人間となっていて、原作とは違って半人間としての高い身体能力が無いとしても、半人間の短い寿命による急速な老化からは解消されている為か、肉体や視力の衰えもなく健康的な身体をしていた。
そんな訳で元気に此方へと長剣のようなクインケを振るってくる有馬貴将だったが、その斬撃はかなり鋭く、かつての俺だったら斬られていてもおかしくはなかったかもしれない。
しかし斬撃の鋭さに反して、有馬貴将本人は嫌々クインケを振るっているように感じ取れた俺は「そんなに嫌ならやらなくていいだろ」と話しかけてみても、クインケを振るうことをやめなかった有馬貴将は言葉だけでは止まらないようだ。
瞬間移動で長剣のクインケだけを移動させられて素手になったとしても、素手による攻撃を繰り出してくる有馬貴将へと此方も打撃を放ち、有馬貴将が立てなくなるまで戦い続けたことで、今回の戦いは一旦終わり、会話をする時間となった有馬貴将と俺。
「何故、おれを殺さない?」
地に倒れたままそう聞いてくる有馬貴将は、俺が彼をいつでも殺せたことに気付いていたのだろう。
「他のVの連中とは違って、嫌々クインケ振るってたのがよく分かったからな。お前が何でそんなに嫌そうにクインケ振るってるのか知りたいと俺は思ったんだ」
「半分だけが人だったおれの全部が人になっても、結局は誰かの命を奪う為に働かせられていることが嫌だったのかもしれない」
正直な気持ちを明かした此方に、有馬貴将も本心を明かしてくれたが、奪うことしかできない自分のことが嫌になっていそうな有馬貴将は、死に場所を求めていそうな気がした。
この世界でしがらみに囚われることになっている有馬貴将を自由にしてやりたいと思った俺は、Vに指示を出していた和修家の面々や残ったVを処理して、有馬貴将を完全に自由にしてみた俺。
とりあえず有馬貴将がやりたいことを自由にやれるようにしておいたが、元喰種達に農作業などを教えている俺の手伝いをやってみたいと思っていたらしい。
この世界で長い時を過ごして、結構長い付き合いとなった貴将からの願いで、人間としての寿命が近い貴将と戦うことになり、円熟した技を見せてくれた貴将を倒した俺へと「おれも式神にして連れていってくれないか」と頼んできた有馬貴将は、どうやら俺の式神となる為に俺と戦って倒されたみたいだ。
貴将を討伐した俺は、彼のことも【式神使役】で式神に変えてみたが、式神となった有馬貴将は明らかに全盛期まで若返っており、身体能力も上昇していたのは確かである。
その後、この世界での最期の時間を新たな式神の貴将と、そんな貴将に先輩ぶる殺せんせーに、セイリュートを加えて楽しんだ俺は、最期に賑やかな時間を過ごせた。
まあ、式神が増えるとは思ってもみなかったが、仲間が増えたのは悪くはないな。
この世界だと金木くんは普通に人間として生きて人間として死んでますね
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