今回で推しの子編は終了し、次回からは、よう実編となりますね
母の親戚で農家をやっている人が居たが、後継ぎが居なくて困っているとのことだったので、俺がそれに立候補して試しに農家として働いてみると、体力的にも問題なく働けている俺に好印象を持ってくれた親戚の人は、俺が家業を引き継ぐことを認めてくれた。
そうして農家の仕事を引き継いでからは、やれることをどんどんやってみたが、まだ開墾できていない土地も木遁分身達に任せて、重機を使うことなく開墾を進めていく。
今生の俺の進路は農家で確定したが、妹のアイはアイドルとかも興味はないようで、芸能関係の仕事をすることもなく、普通の仕事をして働くと決めていたようだ。
カミキは別の劇団で役者として働いていて、テレビに映るような役もたまにやれるようにはなってきていたが、いまだに俺の拠点を帰る場所にしている。
それから更に時が過ぎて、普通に働いてたアイが年下の男性と結婚したり、カミキが人気な役者となっていたりもしたが、そんなカミキから相談されることになった内容は、役者としてはカミキの後輩な「黒川あかね」についてであった。
「黒川あかね」に恋愛リアリティショーである今ガチという番組への出演オファーが来て、それに出るかどうかで「黒川あかね」本人は悩んでいたそうで、先輩なカミキへと相談してきたみたいだが、カミキとしては向いてないと思うから出演を断った方がいいと助言しておいたらしい。
そうやって助言をしてからは「黒川あかね」にとって頼れる先輩と認識されたカミキに、何かしら困ったことがあると相談してくるようになった「黒川あかね」は、最近になると「かなちゃんと同じ墓に入るにはどうしたらいいですかね」と真顔で相談してくるようになっていたそうだ。
かなちゃんというのは役者の「有馬かな」であるようだが、どうやら「黒川あかね」は「有馬かな」が大好きなようで、尋常ではない想いを抱いているみたいである。
「有馬かな」狙いの「黒川あかね」が犯罪に走らないか心配で「ボクはどうすれば」と悩んでいるカミキには「今は何もやってないなら、犯罪はやめとけって事前に釘刺しとくことしかできないだろ。カミキだけじゃどうしようもなくなったら、どうにかするから呼んでくれ」とだけ言っておいた俺。
なんて会話があった日から数日後、役者の「有馬かな」がストーカー被害にあっており、これはもしかしてストーカーが「黒川あかね」なのではないかと考えたカミキは俺に助けを求めてきた。
とりあえず「有馬かな」のストーカーをどうにかすることにした俺達は、役者仲間のカミキからの紹介として、俺の式神である貴将に「有馬かな」の護衛を頼んでおき、ストーカーが「有馬かな」を直接害することができないようにしてから、俺と式神達でストーカーを特定する為に動いてみた結果、犯人は「黒川あかね」ではなく一般人の男性だったんで、写輪眼で自首させておく。
その後、貴将のことを気に入っていた「有馬かな」は「有馬貴将って同じ有馬って名字なんだから世界的に見てあたしの婿よね」なんて発言をしていたりもしたが、貴将本人は「有馬かな」に恋愛感情はないんで、早々に俺の影に入って出てこなくなった貴将。
失恋した「有馬かな」に接近した「黒川あかね」が言葉巧みに関係を深めようとしているのを見て、カミキはドン引きしていたそうだ。
そんなことがあったりもしながらも月日は過ぎていき、アイの次男が農業に興味があったんで、農家である俺の手伝いを頻繁にすることもあり、俺の家業となっていた農家をアイの次男が受け継いでくれることになった。
アイの次男には嫁さんも見付かったんで、農家を受け継ぐ相手もいずれ生まれるかもしれない。
俺が生きている間に教えられることをアイの次男に全て教えていき、今生の母や妹のアイに、カミキのことも看取った俺は長生きしたが、それでも寿命というものはやってくる。
今生は農家としてじゃがいもを育てていた俺は、じゃがいもを使った料理も沢山作るようになって、芋餅や豪雪うどん、なども作ってみたりはした。
セイリュートや式神達と一緒に芋餅を食べながら会話していると、次はどんな世界になるかという話になり、新米式神な悟は、これまで俺がどんな世界に転生してきたかを聞いて驚いていたりもしたな。
「真兄さんがドラゴンボールの世界に転生したこともあるのは凄いけど、第6宇宙の過去の世界だと悟空達とは会えなかったのか」
「会えたのは破壊神のシャンパ様とヴァドスさん位かな。以前別の世界でシャンパ様と再会したんで、シャンパ様とはまた会えるかもしれないけど」
「そうなの!?真兄さんの弟として、シャンパ様に会ったら失礼のないようにしないと」
「悟には、それ位がちょうどいいかもな。別世界の悟みたいな振る舞いしなければ大丈夫だとは思うが」
「いや別世界のオレどんだけ失礼なの!?」
「失礼というかアンデッドになって心が人間から離れていって、人を虐殺してはしゃいでたりもする存在になってたな」
「う、うわぁ、ヤバイ奴じゃないか別世界のオレ」
オーバーロードの原作世界のモモンガがやったことに普通にドン引きしていた悟は、心がオーバーロードにはなっていないようで良かった。
まあ、ナザリックやギルメンにそこまで執着してないうちの弟の方が、別世界の別人なモモンガよりも健全な精神を持っているかもしれない。
養子縁組で黒川あかねは有馬あかねとなり、有馬かなと一緒の墓に入るという望みを叶えていたようです