異世界ントム   作:色々残念

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思い付いたので更新します


GS美神編その14 香港での戦い

無関係な相手を巻き込まないように人が居ない場所で、複数個の精霊石による厳重な結界を作成し、元始風水盤の針を結界の中心に置いていた俺達。

 

香港のGSでは出せないような出力の結界を感じ取ったメドーサがゾンビを引き連れて姿を現し「勘九郎はしくじったようね。大人しく針を渡すなら命だけは助けてやるわよ」と言って笑う。

 

悪辣に笑うメドーサに対して「バストがたれてそうなおばはんに従う気はないわ!」と言い放ちながら中指まで立てて挑発する美神さん。

 

更に続けて「ヒスもち蛇女は、小じわが多そうね。お肌がケアできてないんじゃないの?おばはんだから!」とまで言っていた美神さんはメドーサに対して容赦なく悪口を言いまくっていた。

 

容赦がない美神さんの発言の数々によってメドーサからの殺意が高まっていき、美神さんを睨んでいたメドーサは間違いなく美神さんを最初に狙うだろう。

 

「完全にターゲットとしてメドーサにロックオンされてますよ美神さん。間違いなく美神さん狙いで攻撃してきますよメドーサは」

 

「後は任せたわよ、野原くん。わたしはメドーサに隙ができたら攻撃していくから、メドーサの攻撃は野原くんが全部どうにかしてね。勘九郎瞬殺した貴方なら大丈夫よ」

 

などと言い出した美神さんは、散々メドーサを挑発した責任を取らずに、俺にメドーサを任せるつもりのようだ。

 

「それは人としてどうなんや」

 

「他力本願過ぎないか美神くん」

 

「美神さん、貴女って人は」

 

横島くんと唐巣神父にピートから、責任を取らずに他人任せにするのは人としてどうなんだと思われていたようだった美神さん。

 

そんなやり取りがあったりもしながら、始まるのはメドーサとの戦い。

 

二又の槍先を持つ槍を振るうメドーサは、真っ先に美神さんを狙ったが、間に割り込んだ俺が霊波刀でメドーサの槍を受け止める。

 

「退きな、クソガキ!」

 

「退かせてみな、蛇女」

 

俺とメドーサが戦い始めたところで他の面々は、大量に現れたゾンビ達を相手に身構えていたが、死体を動かしているだけなゾンビ達は【廃棄貯力】で廃棄が可能なので、一気に全てのゾンビを廃棄してエネルギーに変換して貯めておいた。

 

それからひたすら美神さん狙いで攻撃を続けるメドーサは、韋駄天の技である超加速まで使い始めたが、強力な波導によって、視認できないものだろうと探知が可能な俺は、超加速したメドーサの動きに反応して、攻撃を受け止めていく。

 

流石に超加速した相手に対して、横合いから攻撃することは出来ていなかった美神さん達。

 

超高速で幾度も霊波刀と二又の槍が打ち合わされていく最中、超加速が切れたメドーサが頭髪から産み出したビッグイーターという下級の魔竜を右手の霊波刀で微塵に斬り裂き、縄のような形状に変化させた左手の霊波刀を、メドーサの脚へと巻き付けた俺。

 

「こんなものっ!」

 

霊力を高めてメドーサが振り下ろした二又の槍が縄のような霊波刀へと叩きつけられたが、霊波刀が霧散することはない。

 

「人間の霊波刀だと思って嘗めちゃいけねぇ、切断不可能な縄だと思いな」

 

「馬鹿なっ!人間如きの霊波刀がここまで強靭な訳がっ!」

 

驚き戸惑うメドーサが冷静な判断を取り戻す前に、左手の縄のような形状にした霊波刀の長さを縮ませていき、メドーサを此方へと引き寄せる。

 

「さて、そろそろ決着といこうか」

 

「上級魔族を嘗めるなっ!人間のクソガキがぁっ!」

 

全力の霊力を解き放ったメドーサが此方へと近付いてくるが、上級魔族のメドーサだろうと、天界屈指の実力者である斉天大聖老師には遠く及ばず、本気の斉天大聖老師と戦って生き残った俺からすれば、全力のメドーサが相手であろうと問題はなかった。

 

メドーサが放つ霊波砲を右手の霊波刀で両断し、左手の縄のようにした霊波刀を縮ませる速度を上げていく。

 

「おのれっ!人間如きがっ!」

 

そう言い放ち二又の槍で突きを放ってきたメドーサの槍を、霊力を強めて威力を強化した右手の霊波刀で斬り裂いていき、槍ごとメドーサの身体を両断。

 

身体を両断されようと上半身のみでまだ動くメドーサへと、容赦なく左手の霊波刀による刺突を繰り出して、メドーサの眉間を貫いておき、完全にトドメを刺しておいた。

 

死亡したことで完全に消え去ったメドーサは、身体が霊体で構成されていた魔族である為、死体も残ることはない。

 

メドーサとの戦いが終わったところで「おばはんの頭に神通棍叩き込み損ねた!」と悔しがっていた美神さん。

 

「あんたなあ」

 

「メドーサを倒した後に言うことがそれなのかね美神くん」

 

「美神さん、貴女って人は」

 

そんな美神さんの反応に呆れていた横島くんと唐巣神父にピート達。

 

なんてことがあったりもしたが、元始風水盤本体と針は悪用されないように俺が【廃棄貯力】で廃棄しておき、香港から帰ることになった全員。

 

香港を離れる前に美神さんの買い物に全員が付き合わされたりもしたが、軽々と荷物を運ぶ俺を見ていた美神さんが「野原くんは随分と力持ちなのね」と驚いていたな。




ちなみに野原くんが提供した精霊石ですが、結界に使用したもの以外は、かなりの数を美神さんが確保していたようです
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