異世界ントム   作:色々残念

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思い付いたので更新します


GS美神編その19 巡る季節と未来からの来訪者

おキヌちゃんが六道女学院の霊能科に入学することになったり、美神さんと横島くんが月まで行って帰ってきたりもしたが、横島くんが記憶喪失になることはなかったようだ。

 

最近になって開店していた魔鈴めぐみさんの料理店に、野原除霊事務所の全員で行ってみて、美味しいと評判の料理を食べてみたが、スパイスやハーブが上手く使われていた料理の数々は確かに美味しかった。

 

自ら掃除をしながら水を運ぶ腕を生やした箒や、魔法によって転送された料理がテーブルの上に送られてきたりもして、強力な魔法が使われていた魔鈴さんの料理店。

 

「現代では殆ど失われとる筈の魔法を、あれほど使いこなしとるのは凄いんやないかな」

 

オカルト関係には詳しい鬼道さんは、魔鈴さんの魔法使いとしての実力が高いことを感じ取っていたみたいだ。

 

「ワタシは料理が美味ければそれで構わんが」

 

細かいことは気にしていないセイリュートは、美味い料理が食べれるならそれでいいのかもしれない。

 

「とても美味しかったので、また食べに来てもいいかもしれませんね」

 

そう言った俺に「せやね。料理が美味かったのは確かやわ」と頷く鬼道さんに「次はもっと肉系の料理を頼まないか」と次回のリクエストまでしてきたセイリュート。

 

野原除霊事務所の面々で、そんな会話をした後に、お会計は俺が全て支払っておき、料理が美味しかったのでまた来ることを魔鈴さんに伝えて立ち去った野原除霊事務所の全員。

 

ちなみに美神さんとは相性が良くない魔鈴さんは、無自覚に美神さんに喧嘩を売っていたりもしたらしく、最終的には料理の出前中な魔鈴さんをスナイパーライフルで狙撃して殺害しようとしていた美神さんを横島くんとおキヌちゃんが必死に止めることになったそうだ。

 

なんて物騒なことがあったりもしたがやってきたクリスマス。

 

何回もクリスマスがやって来ていようと、まだサザエさん時空が続いている為、俺は高校3年生のままであった。

 

横島くんはおキヌちゃん達と魔鈴さんの料理店でクリスマスを過ごすみたいだったが、雪之丞とタイガーにピートという男性陣に、おキヌちゃんの友達という女性陣も参加するらしい。

 

此方は此方で、野原除霊事務所の面々だけで集まり、クリスマスを祝うことになっていたが、クリスマスプレゼント代わりに影に物体を収納する方法を教えてくれた鬼道さん。

 

教わった通りに影に物などを収納することが出来るようになると、俺に新たなスキルが増えていた。

 

【人影倉庫】

・影に物体を収納し、取り出すことが可能となる

・影に収納している物体は転生後の世界にも持ち越すことが可能

 

事前に【商品購入】などで用意した物体を【人影倉庫】に収納しておけば、スムーズに物を取り出せるかもしれない。

 

【人影倉庫】は荷物を背負わず動けるようになるスキルでもあるんで、様々なことに役立ちそうでもあるな。

 

クリスマスが過ぎ去ってから、妙神山にまで向かった俺は、斉天大聖老師が用意してくれた外界とは遮断された異空間で、文珠の修行を行っておき、同時に使用可能な文字数を増やす為にひたすら修行して、なんとか6文字で6個の文珠が一度に使用できるようになった。

 

それから妙神山を降りた俺だが、美神さんが悪魔グラヴィトンに呪いをかけられたり、鬼とゴルフで勝負したりもしていたようだった美神さん。

 

迎えた4回目のバレンタインで、女子に嫌われる薬入りなチョコレートを食べてしまった横島くんと西条さんが殺されそうになっていたんで、魔鈴さんから中和剤を俺が受け取っておき、早めに2人に飲ませておくと、女性に毛虫の如く嫌われる薬が中和されたようで、いきなり女性に攻撃されることはなくなった2人。

 

中和剤を飲めた横島くんと西条さんの2人が、ホワイトデーまで防護服姿で過ごす必要が無くなったのはいいことかもしれない。

 

横島くんと西条さんが可哀想なことになっていたバレンタインも終わり、ザンス王国の国王を狙う犯罪者が現れたりもしたが、美神さん達の活躍で犯罪者は射殺されることになり、解決した事件。

 

ザンス王国が関わる騒動が一段落してから、野原除霊事務所が請け負った地下鉄での妖怪退治では、蜘蛛が変化した妖怪を相手に、近付くことなく伸ばした霊波刀で急所を貫いて倒し、残った蜘蛛の毒から一応血清も作っておいた。

 

その翌日に横島くんから紹介された親戚だという横島タダスケさんは、どう見ても未来の横島くんであったが、此方の仕事内容を聞いてきた未来の横島くんは真剣な顔をしていたな。

 

とりあえず先日地下鉄で蜘蛛の妖怪変化を倒したことを伝えておき、捕まっていた人々が毒を受けていた可能性があったので作成しておいた血清があることを教えると「それを分けてくれませんか」と頼んできた未来の横島くん。

 

「構いませんよ」

 

「ありがとうございます野原先輩」

 

血清を提供した俺に対し、未来の横島くんは感極まった様子で感謝してきたが、うっかり俺を野原先輩と呼んでしまっていた。

 

そういったうっかりしたところは未来の横島くんも変わってはいない。

 

その後、帰っていった未来の横島くんは、今の横島くんの一部の記憶を消してから立ち去ったようで、横島タダスケを名乗る未来の横島くんについて覚えていなかった横島くん。

 

まあ、同じ未来に辿り着くかどうかは解らないが、未来の横島くんの女房が助かることを願っておくとしよう。




未来の横島くんの女房である美神さんの身体を、蝕んでいた蜘蛛の毒は本作主人公が用意していた血清で治療できたようです
世界は分岐していますが無事に元の世界に帰れた未来の横島くんになりました
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