異世界ントム   作:色々残念

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本日2回目の更新になります
今回でGS美神編は終了になり、次回からまた別の世界に生まれ変わる主人公になりますね


GS美神編その20 最終決戦

横島くんのお母さんがやって来て、ちょっとした騒動があったようだが、横島くんが美神さんの事務所を辞めることはなかった。

 

それからしばらくしてアシュタロスの配下達が現れたりもしたが、横島くんが連れ去られたり、妙神山が破壊されたりもして、アシュタロスの配下に神族や魔族の霊的拠点が全て破壊されたことで、神族や魔族の援軍は期待できなくなったようだ。

 

その後美神美智恵が現れたが、勝つためには手段を選ばない美神美智恵がスパイ活動をしている横島くんもろともにアシュタロスの部下達を殺そうとしたところは変わらなかったので、美神美智恵に協力する気が無くなった俺は、指揮官気取りの美神美智恵に従うことはない。

 

アシュタロスが居るという南極でも結界だけを用意し、アシュタロスの部下達には実力を見せることがなかった俺。

 

南極から脱出し、横島くんにルシオラという明確な恋人ができたところで、前から横島くんのことが好きだった学校妖怪の面々に小鳩さんが諦めることなく横島くんに迫っていたりもしたな。

 

その後、美神さんの自宅周辺に強力な結界が張られていたが、霊力の籠手の手の中に文珠を隠したまま使用した俺。

 

「結」「界」「解」「除」の4文字で4つの文珠を使って、解除した結界。

 

これまで俺が文珠使いであることは隠していた為、アシュタロスによって俺の霊力がジャミングされることもなく、自由に使えていた俺の文珠。

 

美神さんの自宅にまで踏み込んで、発見した巨大な宇宙の卵とアシュタロスの配下であるベスパ。

 

アシュタロスに力を与えられたことで強くなっていようが、斉天大聖老師よりかは強くないベスパを素早く倒し、巨大な宇宙の卵に「人」「間」「美」「神」「救」「出」の6文字で6個の文珠を使った俺は、宇宙の卵の世界から美神さんを救出した。

 

「助かったわ野原くん」

 

自宅から宇宙の卵の世界に囚われていた美神さんは、俺という存在が居ないことで異変に気付き、現実の世界ではないことを確信して脱出しようとしていたようで、脱出の手段を探しながらアシュタロスから逃げていたらしい。

 

「メフィストが異変に気付いた理由は、どうやらきみらしいな。宇宙の卵の世界でもきみだけは用意できなかったが、もしかしたらきみは世界の特異点というやつかもしれんな」

 

そう言いながら宇宙の卵から現れた魔神アシュタロスは、興味深そうな顔で此方を見ている。

 

「異界の神から祝福を授かっているように見えるきみという存在には興味があるが、邪魔者であることは確かなのでね。消えてもらうとしよう」

 

高めた霊力を強力な霊波砲として放ってきたアシュタロスは、此方を先に消してから、美神さんの魂の結晶を奪うつもりのようだった。

 

だが、そう簡単に此方は消されるつもりはない。

 

放たれたアシュタロスの霊波砲はアシュタロスの霊力というエネルギーの奔流でもある。

 

だとするならば、エネルギーを霊力に変換するスキル【霊力変換】で、他者の霊波砲というエネルギーを己の霊力に変換することも不可能ではない筈だ。

 

その考えは正しかったようで、アシュタロスが放ってきた霊波砲を己の霊力に変換することが可能だった俺は、放たれた霊波砲を全て己の霊力としていき、自分自身を強化していく。

 

「無傷、だと」

 

人間が無傷で魔神の攻撃を防いだことに驚いていたアシュタロスの動きは、僅かな間だけ止まっていた。

 

その僅かな隙に【人影倉庫】を用いて、影から取り出したのはセイリュートであり、瞬く間に俺と一体化したセイリュート。

 

「大仕事なんで手伝ってもらえると助かりますね」

 

「宇宙船使いが荒い所長だな」

 

エネルギーを【霊力変換】で霊力に変換し、増やしていった霊力は【超人体質】によって超人的な俺の身体でも、生身では耐えられないような高出力の霊力となったが、それを鎧と化したセイリュートに流し込んでいき、高めていった霊力は魔神アシュタロスと真正面から戦えるまでに高まる。

 

ついでに「退」「避」の2文字で2個の文珠を用いて、美神さんをこの場から退避させて逃がしておいた。

 

様々なものを【廃棄貯力】で廃棄してエネルギーに変換し、凄まじく大量のエネルギーを貯めていたが、それを惜しみ無く使用し、波紋と波導も組み合わせて強化した身体能力。

 

セイリュートの助力無しでも斉天大聖老師と戦えていた俺が、仲間であるセイリュートの助けも借りて辿り着いた戦闘形態。

 

「なるほど、純粋な神族という訳ではない惑星外からの存在は、霊的拠点が無くとも弱体化せずにいられたのか」

 

セイリュートの鎧を見て感心したような顔をしていたアシュタロスは、想定外の出来事を目の前にしていても慌ててはいない。

 

「戦いを始める前に、きみの名を聞いておこうか」

 

「野原多々良」

 

「その名は、覚えておくとしよう」

 

始まった魔神アシュタロスとの戦いは、霊波砲を使用しないアシュタロスとの肉弾戦となり、セイリュートの鎧を纏う俺の拳とアシュタロスの拳が真正面が打つかり合い、凄まじい衝撃波が周囲へと広がっていく。

 

美神さんを事前に退避させていなければ、余波の衝撃波だけで美神さんが死んでいてもおかしくはなかった。

 

互いに拳を打ち放ち、殴打を繰り返す俺と魔神アシュタロスは、激しい打撃の応酬を繰り広げていったが、最上級の魔族である魔神を相手に退くことなく拳を打ち込む俺。

 

魔神に匹敵する霊力を用いて打ち込んでいく連打を止めることなく繰り出すが、アシュタロスも同じく拳の乱打を放つ。

 

互いに互いを殴り続ける近接戦闘を続けていく俺とアシュタロスは、ひたすら相手に拳を叩き込んだ。

 

魔神と魔神に匹敵する力を持つ者の殴り合いにより、かなりボロボロになってきていた俺とアシュタロスの身体。

 

「そろそろ決着といこうじゃないか野原多々良」

 

「終わらせようかアシュタロス」

 

互いに拳に極限まで霊力を集中し、防御など考えることなく前に出て、拳打を繰り出したが、俺の拳が先にアシュタロスへと叩き込まれ、アシュタロスの胸部を拳が穿つ。

 

「殴り合いはきみの勝ちだが、この身体は既に不要な存在だ」

 

血を吐きながら言い放つアシュタロスは「我が野望は潰えたが、ひとりではくたばらん」と言うと崩れていったアシュタロスの身体。

 

その後、海上に現れたアシュタロスの分身へと向かって、空を飛んで向かった俺は、普通に攻撃してもバリアで防がれると知っているので、文珠を用いてバリアを突破することに決める。

 

使用するのは「次」「元」「刀」の3文字で3個の文珠であり、文珠で作り出した次元刀は、幽遊白書という作品に登場する次元を斬り裂く刀だ。

 

アシュタロスの分身のバリアすらも斬り裂いた次元刀によって、接近することができた俺は次元刀に「巨」「大」「化」の3文字で3個の文珠を用いると、巨大化させた次元刀で、アシュタロスの分身である究極の魔体を頭頂部から真っ二つに両断して倒す。

 

死に際に砲撃を行う隙も与えることなく倒したアシュタロスの分身が、消滅していく姿を眺めた後に海上から戻った俺を出迎えたGS達。

 

「アシュタロスは倒しました。仕事は終わったんで帰りますね」

 

それだけ他のGS達に伝えて帰宅した俺は、自宅で眠っておく。

 

数日後、恋人のルシオラと一緒に暮らし始めた横島くんのアパートに、学校妖怪や小鳩さんにおキヌちゃんが突撃していったりもして、激しい女の戦いが巻き起こっていたりもしたそうだ。

 

最終的には横島くんは全員のものということに決まったようで、モテモテな横島くんは女性に囲われることが決定したらしい。

 

アシュタロスとの戦いが終わってからは、サザエさん時空が解除されたようで、無事に卒業できた俺は本格的にGSとして働くことになる。

 

月日が過ぎて高校を卒業することになる横島くんが、横島くんを好きな女性陣から学生服のボタンを奪われたりもして、なんとか高校を卒業した横島くんは、美神さんの事務所で、これからも働くことになるようだった。

 

高校を卒業して本格的にGSとなった横島くんの給料は若干上がったりもしたようなので、横島くんが生活に苦しむこともないだろう。

 

女性陣に囲われている横島くんの結婚式はどうなるんだろうか、とは思うが、後輩である横島くんの恋人のルシオラが犠牲にならずに今も生きているのは、いいことだ。

 

後輩の恋人を犠牲に救われる世界にはならないように、俺が頑張ってきたのは無駄じゃなかったかもしれないな。




ちなみに横島くんを好きな女性達の中には美神さんも含まれていたりもしたようです
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