「前よりも楽に異世界に行けるようになったにょ」と定期的に異世界に行ってから駒王町に帰ってくるミルたんは、毎回毎回異なる異世界で沢山の技を身に付けたりしているようだが、それでも魔法少女になることはできていない。
ミルたん本人が強すぎることと、戦闘関係の才能だけがあり過ぎることが影響しているのか、より強くなることは容易くとも、可愛らしい魔法少女に変身するということが難しくなっているようだ。
現在のミルたんだと魔法少女(物理)や魔法少女(漢)というものにしかなれておらず、魔法を使う可愛い少女な魔法少女は遠い彼方の存在だった。
ちょっと悲しそうにしていたミルたんに、魔法少女の使い魔みたいな存在になればいいかと考えて、用意した精霊石を「精」「霊」「獣」「石」「加」「工」という6文字で6個の文珠を使って精霊獣石に加工して、ミルたんにプレゼントしてみる。
作成した精霊獣石でミルたんが出した精霊獣は、筋骨隆々で屈強な魔神のような精霊獣であり、可愛らしさは欠片も無かったがミルたん本人は「ミルたんにも使い魔さんができたにょ」と喜んでくれていたのは確かだ。
ミルたん本人の霊力が物凄いことで、精霊獣の実力もとんでもないことになっており、GS美神の世界の魔神アシュタロスよりも20倍は強いミルたんの精霊獣。
精霊獣を維持する為の精霊石もミルたんには大量に提供しておいたが、直ぐに消費してしまうようで、精霊石を貰いにくるミルたんは、流石にタダでは悪いと思ったのか、異世界で手に入れた価値ある物などを俺に渡してくれた。
とりあえず金銭的にはミルたんから貰った価値の高い物でどうにかなるので、これからもミルたんには精霊石を渡しておくとしよう。
なんてことがあったりもしたが、ちょうど俺が8歳になったところで、駒王町に教会の戦士だけではなく、悪魔達まで集まっていたが、そういえば現在の駒王町の管理者は、まだクレーリア・ベリアルであったな。
ハイスクールD×Dの世界で、上級な悪魔はチェスの駒を模した形をしたイーヴィル・ピースという駒を持っており、悪魔ではない他の種族をイーヴィル・ピースで悪魔に転生させることが可能だ。
イーヴィル・ピースにはチェスと同じく、兵士、戦車、僧侶、騎士、女王などの駒があり、主の力量によって転生悪魔に変える為に必要な駒の数が変わってくる。
ちなみにイーヴィル・ピースには、王の駒も存在しており、宿した者が才無き者であろうと強者に変えることが可能な王の駒については、一部の悪魔達によって秘匿されていた。
ハイスクールD×D原作では秘匿されていた王の駒について知ってしまったことで、教会の戦士達と共謀した悪魔達に、粛正として殺されたクレーリア・ベリアルさんと八重垣さん。
しかし悪の気配を感じ取れるようになったミルたんが居る限り、駒王町の管理者である悪魔のクレーリア・ベリアルさんと、クレーリアさんの恋人で教会の戦士だった八重垣さんが殺されるようなことはなく。
クレーリアさんと八重垣さんを殺そうとした悪魔と教会の戦士達は全員残らず、ミルたんが異世界の超人であるプリンス・カメハメに教わったというカメハメ殺法100手の練習台となったそうだ。
五所蹂躙絡みことキン肉バスターや風林火山などを教会の戦士達や悪魔達に喰らわせたらしいが、ミルたんはキン肉マンの世界にも行ったことがあるようである。
ミルたんが行ったことがある異世界は、意外と多いのかもしれない。
ミルたんが教わった様々な技の練習台となって虫の息な教会の戦士達と悪魔達が動けなくなっていた内に、怪我をしていたクレーリアさん達へ、俺が【商品購入】で用意してミルたんに渡していた「せかいじゅのしずく」を振り撒いたことで、クレーリアさん達の怪我は完全に癒されたとのことだ。
それからミルたんに助けられたクレーリアさんとその眷族達に八重垣さんは、空間に穴を開けて冥界直通の道を作ったミルたんにより、クレーリアさんの親族であるディハウザー・ベリアルさんと直接会って話をしたようで、悪魔と教会の戦士が追ってこれない場所に避難させるのが安全だと考えたディハウザーさん。
そんなディハウザーさんから頼まれたミルたんによって、クレーリアさん達は安全な異世界に避難させられたようである。
今は異世界で、本当に悪の組織なのかと思ってしまう程に、悪事を全くしていない悪の組織フロシャイムで、善良な上司であるヴァンプ将軍の部下として働いているクレーリアさん達。
定期的にミルたん経由でクレーリアさんとディハウザーさんは会っているようで、ミルたんが言うには異世界でもクレーリアさんは元気にしていたみたいだった。
現在クレーリアさんが避難している天体戦士サンレッドの世界にも行ったことがあるミルたんは、異世界なら何処にでも行ける可能性があるが、どんな世界でも超強化されたミルたんなら大丈夫な気がするな。
今の超強化ミルたんなら戦闘力のインフレが凄いドラゴンボールの世界だとしても、普通に戦える可能性は高そうだ。
様々な異世界に行って沢山の技を身に付けたことがあるミルたんになりますが、魔法少女にはなれずに戦闘力だけが上がっていたようです