弟の卓と兵藤くんがついに2000の技を身に付けた記念すべき日、兵藤くんが宿す神器が目覚めた。
その神器は、赤龍帝の籠手の亜種であり、籠手ではなく胴帯、つまりはベルトであったが、形状が仮面ライダークウガの変身ベルトであるアークルに似ていた赤いベルト。
名付けるとするなら「赤龍帝の胴帯」なんて名前になりそうなベルトのバックル部分には、赤龍帝の紋章が刻まれた宝玉があり、どう見ても仮面ライダーの変身ベルトにしか見えないが、一応これでも神器ではあるようだ。
「見ててください、オレの変身!」
アークルに似たベルトにテンションが上がっていた兵藤くんが、仮面ライダークウガの主人公である五代雄介の台詞を真似して、クウガの変身ポーズまで真似した瞬間、ベルトのバックル部分の宝玉が光輝いたかと思えば、兵藤くんの身体が赤い鎧に包まれていた。
赤い鎧の形状に、クウガは全く関係なく、仮面ライダー龍騎サバイブに似たような形状となっている赤い鎧。
クウガに似ているのはベルトだけということになっていたが、仮面ライダーみたいに変身できたことを喜んでいた兵藤くん。
ちなみに兵藤くんに赤龍帝の神器が目覚めたことで会話ができるようになったドライグが言うには、神器が目覚めると同時に兵藤くんは禁手に辿り着いていたようで、亜種の禁手であるという「赤龍帝の胴帯」は、変身ポーズを用いてから鎧を装着することにより、倍加の値を格段に引き上げる能力を持っているみたいだ。
同じく2000の技を身に付けたその日に、兵藤くんだけが神器とはいえ仮面ライダーのように変身できるようになり、自分だけ変身できていない、とショックを受けていた弟の卓。
そんな卓の落ち込みようが凄かったので、いずれこんな日が来るんじゃないかと考えて、異世界に行けるミルたんに協力してもらって用意しておいた弟へのプレゼント。
俺が生きたヒロアカ世界とは、また別なヒロアカ世界で作られた強化装甲服であるアーマードオールマイトやアーマードデクに使われていた技術、それらに加えて多種多様な異世界の技術を組み合わせて、文珠も大量に使用した俺とミルたんで作り上げ、卓の為にだけに用意した特製の強化装甲服。
仮面ライダーファイズの変身ベルトであるファイズドライバーに酷似したベルトに見えるそれは、腰に巻いて「変身」と言うと音声に反応して、ヒロアカ世界の圧縮技術と、ダイの大冒険世界の鎧化の技術によってベルトが全身を覆う強化装甲服と化し、仮面ライダーファイズに似た姿へ変身可能となる。
フリュネが幼馴染みだった世界のアダマンタイトやオリハルコンを大量に使用して完成させた強化装甲服を身に付けた卓は、仮面ライダーファイズのようになった自分に物凄く喜んでいたのは間違いない。
そんなことがあったりもしながら、日本文化研究部としても活動を行った日々は過ぎていき、俺やリアス・グレモリーにソーナ・シトリーが高校3年生となり、弟の卓と兵藤くんが高校2年生になってしばらくしてから、駒王町に堕天使数名と、はぐれ悪魔祓い達が侵入してきたようだ。
悪魔の管理している土地に勝手に侵入してきた堕天使達について、一応堕天使勢力にも連絡して事情を説明しておくかと考えた俺は、堕天使バラキエルに直通で繋がる電話番号へと電話をかけてみることにした。
ミルたんが姫島母子を助けて異世界に避難させたことで、定期的にミルたん経由で異世界に妻と娘に会いに行っている堕天使バラキエルとミルたんは関わりがあり、その関係で俺もバラキエルと知り合うことになって、直通の連絡先も教えてもらっている。
堕天使勢力の幹部であるバラキエルに電話し、悪魔の管理している土地である駒王町に堕天使が無断で侵入してきていることを伝えて、堕天使勢力から駒王町に侵入するように指示を出したかどうか聞いてみたが、そんな指示は誰も出していないそうで、侵入者な堕天使の独断で間違いないらしい。
堕天使達や、その配下であるはぐれ悪魔祓い達が駒王町で何かしらの行動をして、問題を起こした時、此方側で処理しても構わないかも聞いてみると、ミルたんと関わりがある俺に全面的に任せると言い切ったバラキエルは、駒王町に侵入した堕天使達を切り捨てる判断をしたようだ。
細かいことかもしれないが、此方が堕天使達を処理した後に難癖つけたりしないようにバラキエルに誓ってもらい、処理した後に文句を言わせないようにしてから、堕天使達を見張っておいたが、神器持ちである兵藤くんと俺が堕天使達の標的であるみたいだったな。
とりあえず堕天使達が此方を狙っていることを兵藤くんにも伝えておき、堕天使達が此方に手を出してくる時を待ってみた結果、何故か人間を装ってわざとらしい愛の告白をしてきた堕天使を即座にフッておくと、逆上した堕天使が襲いかかってきたので、手早く返り討ちにして処理しておく俺。
兵藤くんの方にも告白しにきた堕天使が居たようだが、普通に断ってから返り討ちにした兵藤くんは「綺麗なのは外見だけでしたね」とも言っていた。
まあ、殺すと決めている相手に態々人間を装って近寄って告白する必要はないんで、悪趣味な堕天使だったということだろう。
駒王町に侵入してきていた堕天使達は残らず処理されましたが、過去にミルたんによってディオドラが撃退されていたことで、アーシアがディオドラを癒すこともなくなり、追放されていないアーシアは教会に所属したままである為、駒王町には来ていません
そして駒王町に来ていたはぐれ悪魔祓い達の中にフリードは居ませんでしたね