異世界ントム   作:色々残念

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ようやく思い付いたので更新します


ヒロアカ編その5 前倒しで同時多発な劇場版

雄英体育祭で優勝した特典としてI・アイランドへの招待状を貰っていた緑谷少年は、同行者として1名なら他にも連れていけることを知り、俺に「一緒に行きませんか?」と聞いてきた。

 

俺はヒーロー公安委員会会長からの依頼でI・アイランドに行く予定があるんで「元々俺は仕事でI・アイランドに行くから、雄英体育祭優勝特典で渡された招待状の同行者の枠は、他の誰かにしとくといい」と緑谷少年に言っておく。

 

雄英高校1年A組で、I・アイランドへの招待状を持っていたのは、緑谷少年以外だと、轟少年と飯田少年に八百万少女だったりしたが、招待客として同行できる人数には限りがあった為、開催されたじゃんけん大会。

 

じゃんけん大会の結果、緑谷少年の同行者が峰田少女となり、他の面々の招待状で、1年A組の生徒が数名同行することが決まる。

 

I・アイランドに向かう飛行機の中で、何故かスチュワーデスの格好をした峰田少女が「サービスサービス」と言いながら緑谷少年にセクハラしていたんで「当て身」と当て身を叩き込んで気絶させておいた。

 

それから到着したI・アイランドでは、ヒーローコスチュームではなくスーツを着用した俺。

 

I・アイランドを見学するという緑谷少年と峰田少女とは別行動していた俺は、スキル【波導勇者】で強化された波導によって探知を行い、オールフォーワンの残党が潜伏している可能性があるというI・アイランド全体の調査を行う。

 

視力の有無や、距離の遠近を問わずに、物体の存在を感知することが可能な波導で確認したところによると、銃で武装した集団と複数の個性を持つ男が2名ほど存在したが、全員が悪意を持っているのは間違いない。

 

複数の個性持ちは、片方が2つ、もう片方が9つの個性を持っていることが感知できたが、波導で確かめた外見の形から察するに、個性2つは最初の劇場版の敵であるウォルフラムで、個性9つは別の劇場版に登場した敵のナインだろうな。

 

I・アイランドに劇場版の敵が2名も集まっているのはとんでもないことだ。

 

敵のネームドでは金属操作の個性を持つウォルフラムがナインよりも格下だが、それでも並みのヴィランよりは強い。

 

しかしやはりウォルフラムより格上な、9つの個性を持つナインが特に厄介な相手ではある。

 

ナインの個性は劇場版だと、気象操作、衝撃波、爪を飛ばす、エネルギーの竜を呼び出し使い魔として操る、空気の壁、個性の看破、個性を奪う、細胞活性の8つではあったが、9つまで個性があるなら原作と全てが同じという訳では無さそうだ。

 

そんな劇場版の敵が集まっている場所へ奇襲をかけることにした俺は、一気に突入すると敵が持つ銃器などを【廃棄貯力】で廃棄してエネルギーに変換させていき、全ての銃器を消し去っていく。

 

個性による攻撃を放ってくる相手を波紋と波導で気絶させていく最中、黒い霧のようなワープゲートを発動させたナインがウォルフラムを連れて移動していったが、黒霧のワープゲートの個性が生前のドクターに複製されて、ナインに与えられていたのかもしれない。

 

切り捨てられて見捨てられたウォルフラムの部下達は手早く全員気絶させておき、I・アイランドで待機していたヒーロー公安委員会関係者に引き渡しておいたが、退避したナイン達は、まだI・アイランドから逃げ去ってはいないようだ。

 

I・アイランドの科学者達が作り上げた物の中でも、デヴィット・シールド博士が作った個性増幅装置というものがあるが、ナイン達の狙いもそれである可能性は高いだろう。

 

原作の劇場版ではオールマイトが弱っていたからこそデヴィット・シールド博士は、個性増幅装置をオールマイトに使用してもらおうと考えて事件を引き起こしてしまったが、この世界ではオールマイトが弱っていたりはしない為、デヴィット・シールド博士にヴィランを引き入れる理由は無い。

 

となると怪しいのは、デヴィット・シールド博士の助手であるサムだな。

 

ウォルフラムが本物のヴィランと知りながらも金目当てに、I・アイランドにヴィランを引き入れていたサムなら、デヴィット・シールド博士が加担していなくとも、大金欲しさにヴィランを呼び寄せてもおかしくはなさそうだ。

 

とりあえずナイン達を追跡する為に波導を用いた俺は、I・アイランドのシンボルタワーに侵入していたナイン達に気付き、なんとか追い付いたが一足遅かったようだ。

 

やはりナインの個性は原作とは違っていたようで、何らかの資料を確認していたナインの個性により複製された個性増幅装置を装着したウォルフラムが、強化された個性で攻撃を放ってきた。

 

触れずとも操れるようになった金属を操作し、シンボルタワーを半壊させて幾つもの鉄の巨槍を放つウォルフラム。

 

敵の攻撃を全て己の拳で打ち砕いた俺は、攻撃に使われた金属を素早く【廃棄貯力】で廃棄していき、エネルギーに変換して、身体強化を行った。

 

俺とは相性が悪いことを悟ったウォルフラムを下がらせたナインが自らも複製品ではない個性増幅装置を着用して前に出てくると、ナインによって操作された気象により、半壊して空が見えるようになったシンボルタワーへと降り注ぐ極大の落雷。

 

そんな落雷が直撃しようと普通に耐えていた俺に対し「本当に人間か?」と疑問を持っていたナイン。

 

電撃による攻撃はポケモン世界で伝説ポケモンのサンダーとタイマンで戦った経験がある為、ある程度は慣れているから問題はない。

 

複数の個性を用いて攻撃を行うナインに対し、己の拳で打ち砕いていった俺に困惑するナインは「黄金生成の個性持ちが、何故オールマイト並みの身体能力を」と言っていたりもしたが、ナインは個性を看破できても、それ以外の能力を知ることは出来ないようだ。

 

派手にナインとやりあっている間に、何回かウォルフラムがちょっかいをかけてきたが、ウォルフラムの攻撃では俺にダメージを与えられていなかった。

 

そんな戦いの最中、波紋で壊れかけのシンボルタワーの壁面に貼り付いて、一気に駆け上がってきた緑谷少年が駆けつけてきたんで、ウォルフラムの方を緑谷少年に任せておく。

 

それからナイン対俺、ウォルフラム対緑谷少年の戦いが始まり、巨大な竜のようなエネルギーを複数も操るナインの攻撃を拳で打ち砕く俺。

 

緑谷少年は緑谷少年で波紋と波導を同時に使い、強化された身体能力で鉄を砕いて突き進み、ウォルフラムへの最短距離を進んでいく姿が見えた。

 

「何故、無個性があれぼどに強い?」

 

個性の看破で緑谷少年が無個性であることに気付いたナインが、戦いながらも俺に問う。

 

「そりゃあ、俺の自慢の弟子だからな。あの程度のヴィランには負けねぇよ」

 

「師が師なら弟子も弟子か、強者のみが生きる世界に無個性など不要だと思っていたのだが、考えを改める必要がありそうだ」

 

強敵を見る目で油断なく緑谷少年を見ていたナイン。

 

かなり強くなった今の緑谷少年でも強化されたナイン相手では無傷で勝つのは難しいかもしれない。

 

緑谷少年を無事に親御さんが待つ家に帰す為にも、ナインは俺が倒しておくとしよう。

 

【廃棄貯力】で貯めたエネルギーを身体に巡らせていき、身体強化を更に強めて地を蹴り、空を蹴り、ナインとの間合いを詰めると、放った拳の一撃。

 

エネルギーで形成された複数の竜も強固な空気の壁すらも突き破り、ナインの顔面へと叩き込まれた拳が、9つの個性を持つナインの頭部を砕く。

 

それでもまだ死んでいないナインは再生系の個性を所持しているようだ。

 

ナインを生かして捕らえたとして、タルタロスから脱獄されれば、誰かが被害を受けると判断してナインの殺害を決めると、最大威力のはどうだんを連発していき、ナインの身体を完全に消滅させた俺。

 

ナインを殺害して決着とした俺は、ウォルフラムと戦う緑谷少年を見てみたが、鉄を伝わる波紋である銀色の波紋疾走をウォルフラムへと叩き込んで、ちょうどウォルフラムを倒したところだった緑谷少年。

 

それからウォルフラムと戦っていた緑谷少年だけではなく、ナインの部下と戦っていた雄英生達には、プロヒーローである俺が戦闘許可を出していたことにしておいたんで、緑谷少年達にお咎めは無い。

 

I・アイランドへとヴィランを引き入れたサムが捕まり、刑務所送りになったことに落ち込んでいたデヴィット・シールド博士を、娘のメリッサ・シールドさんが元気付けようとしていたな。

 

I・アイランドでこんなことがあった間に、世界中でヒューマライズという集団によるテロがあって、世界中を飛び回っていたオールマイトにより、ヒューマライズの指導者であるフレクト・ターンや、混乱に乗じて動き出したダークマイトなどが倒されたようだ。

 

同時多発で劇場版が前倒しになっていたことで、オールマイトがI・アイランドに来ることも無く終わったI・アイランドでの事件。

 

とりあえず緑谷少年や雄英生達が無事で良かった。

 

その後、I・アイランドから日本に飛行機で帰る際にも、スチュワーデスみたいな服装になった峰田少女が緑谷少年にセクハラしようとしていたんで「当て身」と当て身を叩き込んで気絶させておいたが、峰田少女は緑谷少年がお気に入りみたいだな。




この世界のナインの個性は、天候操作、衝撃波、エネルギーの竜を使い魔として操る、空気の壁、ワープゲート、物の複製、個性の看破、個性を奪う、再生、というものでした
細胞の活性化の代わりに再生を使っていたようです
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