異世界ントム   作:色々残念

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思い付いたので更新します
今回から北斗の拳編が始まりますね


北斗の拳編その1 愛を忘れない

今生の世界では南斗聖拳に属する拳法が広まっているので、北斗の拳の世界で間違いなさそうだが、世界が核の炎に包まれる前だと108以上の流派が存在していた南斗の拳。

 

産みの親から捨てられた今生は、拳法家な育ての親に育てられることになった俺は、育ての親から南斗聖拳の一派である複数の拳法だけではなく、何故か極十字聖拳までも教わることになった。

 

北斗の拳の前日譚とも言える蒼天の拳に登場した極十字聖拳は、北斗流拳こと北斗劉家拳から派生した拳法であり、南斗聖拳のように手刀を用いた斬撃などを繰り出す拳法でもあるが、異端の天才と言われていた魏瑞鷹が創始者であった筈だ。

 

魏瑞鷹は極十字聖拳を彪白鳳と流飛燕という2人の弟子に受け継がせていたが、もしかしたらそのどちらかが極十字聖拳を誰かに教えていて、この世界では現在まで極十字聖拳が伝わっていたのだろう。

 

南斗鳳凰拳の技である極星十字拳と同じく、相手を十字に斬り裂く技も存在する極十字聖拳は、南斗聖拳と何らかの関わりがありそうな拳法ではあるが、南斗聖拳との親和性が高い極十字聖拳は、南斗の拳との相性は悪くなかった。

 

伝承者には選ばれなかったとしても南斗水鳥拳と南斗紅鶴拳の技を見たことがあるだけで、ある程度使えていた育ての親は、才に溢れた拳法家ではあったのかもしれない。

 

育ての親である拳法家はヒリュウという名で、俺にはスザクの名を与えてくれたヒリュウは、南斗鳳凰拳の現伝承者であるオウガイとは友人であったようで、ヒリュウに連れられてオウガイさんに会いに行くこともあった俺は、まだ若いサウザーとも顔を会わせることがあったな。

 

修行ばかりしていたサウザーは、お菓子をあまり食べたことがなかったようなので、俺が手土産に用意した菓子をサウザーとオウガイさんに渡してみると、笑顔で菓子を食べていた南斗鳳凰拳の師弟。

 

一子相伝な南斗鳳凰拳は、師を殺さねば受け継がれないとされている拳法であり、北斗の拳本来の世界では、目隠しをしたまま戦うように命じられたサウザーは、師オウガイとは知らぬまま戦って致命傷を与えて師オウガイを殺害してしまう。

 

師オウガイへの愛が深かった故に、苦しんだサウザーは「愛などいらぬ」と愛を捨ててしまうことになってしまうが、そんな未来を変えることができるか、試してみるのも悪くない。

 

そう考えた俺は定期的にオウガイさんとサウザーの様子を確認しにいくことにしたが、高齢だった俺の育ての親が亡くなってから翌月、ちょうどサウザーが15歳になった頃、目隠しをしたサウザーと、本気のオウガイさんが戦っているところを目撃することになる。

 

サウザーの極星十字拳により十字の斬り傷をつけられたオウガイさんが倒れたところで、素早く「負」「傷」「完」「治」の4文字で4個の文珠を用いた俺は、オウガイさんの負傷を完治させておいた。

 

目隠しを外したサウザーが、倒れているオウガイさんを見て「お師さん!」と動揺しながら抱き起こしたが、文珠で傷は既に完治しているのでオウガイさんの命に別状はない。

 

オウガイさんが生きていることを確認したサウザーは、ようやく落ち着いてくれたが、確かにオウガイさんを斬り裂いていた筈なのに、オウガイさんに全く傷が無いことを不思議に思っていたサウザーには、俺が傷を癒す力を持っていることを明かして納得してもらう。

 

それから一子相伝の南斗鳳凰拳では、鳳凰拳を教えた師を弟子が殺さねば伝承者になれないことを、目を覚ましたオウガイさんから伝えられたサウザーは「お師さんを殺すことなどできません!」と断固拒否しており、物凄く困っていたオウガイさん。

 

「鳳凰拳を教える際に、師を殺して正式な伝承者となることを最初から教えていなかったオウガイさんが悪いですね。愛情を持って弟子に接して温もりを与えてくれていた師匠を殺したい弟子なんて、普通は居ないですよ」

 

困っていたオウガイさんに追い討ちをかけるようなことを俺も言っておいたが、サウザーは同意見のようで「その通りですよ、お師さん!」と激しく頷いていた。

 

生き残るつもりがなかったのに生き残ってしまったオウガイさんは、どうすればいいのかと頭を抱えていたりもしたが、こうなってしまえばサウザーを南斗鳳凰拳の正式な伝承者とするのは不可能だろう。

 

「サウザーに南斗鳳凰拳の伝承者になってもらうのは諦めましょうオウガイさん。こうなったら南斗鳳凰拳を源流とする新たな南斗聖拳でも作り出して、サウザーにはそれの伝承者になってもらえばいいんじゃないですか」

 

苦悩するオウガイさんに妥協案を提示してみると、悩みに悩んだ末に、サウザーを南斗鳳凰拳の正式な伝承者とすることを諦めたオウガイさん。

 

その後、極十字聖拳を受け継いでいた俺が全面的に協力したこともあり、サウザーの南斗鳳凰拳と俺の極十字聖拳を組み合わせた新たな流派が生まれ、南斗聖凰拳と名付けられたその拳の創始者となったサウザーと俺。

 

すると俺に発現していた新たなスキル。

 

スザク(ントム)

Lv1

 力:S999

耐久:S999

器用:S999

敏捷:S999

魔力:S999

 

《魔法》

 

 

 

《スキル》

 

【山吹波紋】

 

【波導勇者】

 

【商品購入】

 

【廃棄貯力】

 

【祝福恩恵】

 

【恩恵確認】

 

【黄金生成】

 

【超人体質】

 

【霊力変換】

 

【変形霊刀】

 

【文珠生成】

 

【人影倉庫】

 

【聖剣創造】

 

【聖魔支配剣】

 

【冒険者札】

 

【神通棍】

 

【破魔札】

 

【霊体弩】

 

【精霊石】

 

【聖悪魔祓】

 

【聖返不死】

 

【式神使役】

 

【気力変換】

 

【朱槍傾奇】

 

【超硬気功】

 

【幽波紋】

 

【系統魔法】

 

【南斗聖凰拳】

・南斗鳳凰拳と極十字聖拳を組み合わせた新たな南斗の拳、南斗聖凰拳を、どの世界でも使用可能

 

新たに増えたのは【南斗聖凰拳】であったが、どの世界でも使えるなら役立つかもしれない。

 

その後、元々高齢であったオウガイさんには寿命で大往生してもらって、サウザーと一緒にオウガイさんを弔った俺。

 

オウガイさん亡き後のサウザーは、師を自らの手で殺めるという経験をしていなかった為、快活な性格ではあっても聖帝や帝王を名乗ったりすることはないし、テンションが基本的に高くて、若干性格や行動が北斗の拳イチゴ味のサウザーっぽくなってしまったような気がするな。

 

まあ、前向きにはなれているような気はするので、よしとしておこう。




本作主人公が用意したシェイクをなんとか飲もうとストローを必死に吸っていたサウザーは、悪戦苦闘して初めてのシェイクを味わったりしたようです
今回の北斗の拳編は、イチゴ味のサウザーみたいなサウザーが相棒となりますね
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