異世界ントム   作:色々残念

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思い付いたので更新します


北斗の拳編その3 世紀末の大掃除

ユダから助けたアイリを兄のレイに任せ、世紀末な世界の旅を続けた俺達。

 

旅の最中に、同行者のケンシロウと手合わせしてみたりもしたが、生まれつき左右の秘孔が逆な俺が北斗神拳対策に文珠まで用いて秘孔変位を発動させて、秘孔の位置を完全に変えていた為、ケンシロウの秘孔技が俺には効かなかった。

 

秘孔変位とは蒼天の拳に登場した北斗孫家拳の奥義であり、気や血流の流れを変化させることで秘孔の位置を変位させるという奥義だ。

 

秘孔が効かないのなら剛拳で打ち砕くしかないと判断したケンシロウを相手に南斗聖凰拳以外の武術も用いて戦っていくと、北斗神拳奥義、水影心を用いて此方の技を身に付けていったケンシロウは、少しずつ実力を上げていく。

 

戦った相手の技を、水に映る影の如く自らのものとする奥義こそが、北斗神拳奥義の水影心であり、1度見た技であれば完全に修得可能となる学習能力の高さも含めて、北斗神拳が凄まじい拳法であるのは間違いない。

 

此方が使った別世界の武術である流水岩砕拳と旋風鉄斬拳の技までも身に付けたケンシロウは、また一段と強くなり、拳法家としての腕を上げていた。

 

南斗聖拳のシンとの戦いが無くとも強くなっていたケンシロウに今日もビーフカレーを提供し、カレーをゴクゴクと飲むように消費していくサウザーとケンシロウには「流石だぞ、カレーが飲み物だとばっちり解っているんだな」とか言っておく。

 

夢中になってビーフカレーを味わうケンシロウを目標にして、馬に乗っていた男が近付いてきていたが、明らかにケンシロウ狙いで槍まで投擲して攻撃してきた襲撃者の男。

 

投擲された槍を掴んで止めてから、襲撃者を手早く返り討ちにしておき、トドメを刺そうとしたところでユリアから止められたが、どうやら襲撃者の男はユリアの兄であるリュウガだったそうだ。

 

「せめてケンを襲撃した理由を聞いてからトドメを刺してほしい」

 

ユリアからはそう言われたが、理由を聞いたらトドメ刺してもオッケーな辺り、ユリアも怒っていない訳では無さそうだな。

 

一応リュウガの言い分を聞いてみたが、兄として妹のユリアを任せても問題がない実力があるか確かめたかったということに加えて、この世紀末な世界に必要な大木であるか見極める為にも、ケンシロウの実力を知りたかったとのことだが、それなら真正面から拳法家として勝負を挑めばよかったのでは、と思わなくもない。

 

本来の北斗の拳世界でも、ケンシロウを怒らせる為に、事前に陰腹を切ってから無関係な人々を虐殺し、余生を生きていたトキに致命傷を与え、怒ったケンシロウに敗北して満足していた傍迷惑な存在ではあったリュウガという男。

 

この世界でも迷惑な存在であるリュウガをどうするか考えてみたが、どのみちろくなやつじゃねぇんだ、見付け次第殺るぞ、という台詞が自然に思い浮かぶ位に、生かしておいてもろくなことしないリュウガは、殺っちまった方が良さそうな気がした。

 

リュウガに養豚場の豚を見るような冷たい目を向けていたユリアは、完全にリュウガを見捨てていたので、ユリアは問題ない。

 

食事の時間を邪魔されたサウザーは不機嫌そうに「カレーが冷めてしまったではないか下郎め」と言ってリュウガを睨んでいたので、サウザーもリュウガを始末することには賛成するだろう。

 

真面目なケンシロウだけが「ならば実力を示そう」とリュウガとの立ち会いを望んでいたので、リュウガの負傷を俺が完全に癒し、負傷が原因で負けたと言い訳ができないようにしてから、ケンシロウとリュウガの戦いが始まった。

 

俺と幾度も戦うことで練り上げられたケンシロウの北斗神拳により、あっさりと敗北したリュウガは「お前はすでに死んでいる」とケンシロウに言われた後に「たわば!」と言いながら身体を爆散させていたな。

 

そんなことがあったりもしたがトラックでの旅を続けていると、マミヤの村に到着したが、牙一族に狙われていたマミヤの村の防衛を手伝っておき、村の守りをケンシロウとサウザーに任せて、牙大王と牙一族全員を刻んでおいた俺。

 

鋼鉄よりも硬く頑丈な程度なら問題なく刻める俺の手刀は、牙大王が武術の技で身体の強度を鋼鉄以上に高めようと、斬り刻むことができた。

 

それからマミヤの村周辺に潜んでいた牙一族以外で、マミヤの村を狙いそうな連中を一掃してから、スキル【商品購入】で用意した家畜などをマミヤの村に提供して立ち去った俺達。

 

トラックでの世紀末旅を続けていくと、老婆と子ども達が生きる町を見付けたが、水源があることが確認できたので井戸を掘っておき、町の水を狙っていたジャッカルという名のチンピラと、その部下のモヒカン集団を手早く処理しておく。

 

その後、家族や南斗の拳士達と旅をしているという南斗白鷺拳の使い手であるシュウと出会い、老婆と子ども達が生きる町をシュウと南斗の拳士達に任せて、大量の食料品と家畜達に農作物の種などを提供してから町を出ていった俺達は、トラックでの旅を続けていった。

 

北斗や南斗とは異なる元斗皇拳の使い手達が生きる元斗の村に辿り着いた俺達は、元斗皇拳最強の男であるファルコと出会うことになる。

 

超健康なトキが北斗神拳伝承者となったことが影響したのか、ラオウが拳王を名乗って拳王軍を率いてはいないこの世界。

 

拳王軍を率いたラオウが元斗の村に来ることがなく、ファルコがラオウとの戦いを避ける為に自らの足を切断してラオウに渡すこともなかったことで、両足が揃っていたファルコは、片足を失っていたりはしない。

 

最初は此方を警戒していたファルコだが、此方が提供できる食料品や嗜好品、家畜や農作物の種に群がる元斗の村人達に、悪意なく接していた此方を見て、ファルコも警戒を解いてくれたようだ。

 

酒とつまみなどを大量に提供していくと始まった元斗の村での大宴会。

 

そんな最中、元斗の村に居るジャコウとその息子達と擦れ違った時に「五」「時」「間」「後」「心」「臓」「震」「盪」と8文字で8個の文珠をこっそりと使用し、ジャコウとその息子達だけが5時間後には心臓震盪となるようにした俺。

 

生かしておいても天帝を人質にして、ろくなことをしないジャコウとその息子達には、消えてもらうとしよう。

 

盛り上がった宴会が終わってしばらくした後に、ジャコウとその息子達だけが心臓震盪となって亡くなっていたのが発見された。

 

身体には秘孔を突かれた形跡もない為、ケンシロウが疑われることもなく、ジャコウ達は自然な心臓震盪であると判断されて弔われたが、元斗の村ではあまり好かれてはいなかったジャコウ達の死に悲しんだのは、ジャコウの義理の母と言える存在だけだったな。

 

まあ、悲しんでくれる相手が居るだけマシではあるかもしれない。




ちなみにトキはリンとリンの村を助けた後にゴッドランドを壊滅させたようです
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