今回は3000文字でポケモン編の続きになりました
邪悪なサンダーを打ち倒して、トキワの森に平和を取り戻したのはいいが、サンダーの死体を森に放置したままというのは問題がありそうだ。
サンダーの死体を担いだ俺はオーキド博士の研究所があるマサラタウンまで移動し、オーキド博士にサンダーの死体を見せておく。
伝説のポケモンであるサンダーの死体に驚いていたオーキド博士ではあったが、サンダーの死体を俺がオーキド博士に引き渡すつもりであることを伝えると「伝説ポケモンの死体は、とても貴重な検体じゃからのう。謝礼が必要じゃな」と言ったオーキド博士から、謝礼としてモンスターボールや各種の道具が渡されることになった。
見た目よりも沢山入るリュックや、買うと高い自転車まで渡されたので、サンダーの死体という検体を引き渡した報酬としては悪くない。
リュックを背負ってトキワシティまで自転車に乗って戻り、折り畳んだ自転車をリュックに収納し、トキワの森に向かってみた俺。
邪悪なサンダーに襲われていたトキワの森のポケモン達を助けたことで、トキワの森のポケモン達から物凄く好かれていた俺の近くには、親分ピカチュウを筆頭に、様々なポケモン達が姿を現していて、トキワの森で採れるきのみなどを俺にプレゼントしてくれるポケモン達。
その中でも親分ピカチュウが1番俺に懐いていて、トキワの森だと俺にいつも密着している親分ピカチュウは、基本的に俺から離れることはない。
来週にはオーキド博士の研究所でポケモンを貰って、カントー地方を巡ることになるが、親分ピカチュウに「来週から旅に出るから、しばらく会えなくなるぞ」と伝えておくと「ピカッ!?」と驚いていた親分ピカチュウ。
それから「ピッカァ!」と言いながら俺の足に抱きついてきて離れなくなった親分ピカチュウは、俺と一緒に居たい気持ちが強いみたいだ。
「着いてくる気なのか?」
「ピカ!」
俺からの問いかけに迷わず頷いていた親分ピカチュウは、俺の旅に着いてくるつもりらしい。
「ピカチュウ達の群れはどうするんだ群れは」
「ピカピ」
親分ピカチュウが指差す先を見てみると、新入りらしいピカチュウが準備運動代わりに「アイアンテール」や「ボルテッカー」を放っている姿が見えた。
「強そうなピカチュウが居るが、もしかしてあのピカチュウに群れのボスを譲るつもりなのか?」
「ピカチュ」
俺の言葉に頷いていた親分ピカチュウは、群れのボスを引き継ぐ相手を見付けていたようだった。
そこまでして俺に着いてくるつもりであるなら、親分ピカチュウも俺の旅に連れていくとしよう。
オーキド博士にポケモンを貰いにいく日が来て、通常ピカチュウよりも大きい親分ピカチュウを抱えたままマサラタウンへと向かう俺。
「大きいピカチュウじゃのう。その子も連れていくのじゃな」
「そうですよオーキド博士」
「ピカ!」
オーキド博士の言葉に頷く俺に同調するように鳴き声を出す親分ピカチュウ。
オーキド博士が用意してくれたヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネという3体のポケモンから1体だけ選ぶことになるが、その前に親分ピカチュウをモンスターボールに入れておき、最初のポケモンを親分ピカチュウにしてから、水ポケモンであるゼニガメを選んでおいた。
親分ピカチュウとゼニガメの2体が初期ポケモンとなったが、ポケモンバトルにはそこまで興味がない俺は、旅はしてもバッジを集める気はあまりない。
気ままに旅でもしておこうと考えて、マサラタウンを出発した俺は、仲間を増やしながらカントー地方を巡る旅をしていく。
ゼニガメがカメール、カメックスと進化していき、親分ピカチュウにも簡単には負けない位に強くなったりもしていた旅の最中、チャリンコ暴走族に絡まれたが、ポケモンバトルだけではなく人間同士のリアルファイトでも返り討ちにしておいた俺。
するとそんな俺の強さに憧れた様子を見せて、俺の舎弟として着いてくることになったチェーンのムサシと補助輪のコジロウは、若い頃のムサシとコジロウで間違いなさそうだった。
ロケット団に入る前のムサシとコジロウはチャリンコ暴走族だった経歴があるが、俺に着いてきたムサシとコジロウは現在15歳であり、アニメのポケモンだとムサシとコジロウは25歳なので、今はアニポケの10年前ってところだろう。
マサラタウンのサトシが旅に出るのは、10年後となりそうだ。
そんなことを考えながらも相棒の親分ピカチュウや舎弟のムサシとコジロウと共に旅を続けていき、カントー地方を巡る旅に終わりが来たところで、今度はジョウト地方を巡る旅をすることに決めておく。
俺の舎弟になったムサシとコジロウがロケット団に入ることが無くなったが、悪党は向いていないムサシとコジロウはロケット団として悪事を働くよりも、ポケモン達と触れ合ってる方が良い顔をしていた。
ジョウト地方を巡る旅の最中、明らかに殺戮を楽しんでいる血に餓えた伝説ポケモンのライコウと戦うことになったが、このライコウも邪悪な電気の伝説ポケモンで間違いない。
「かみくだく」で噛み殺されたり、電気技で黒焦げとなったホーホーなどの死体が転がっている惨状に、ポケモンに優しいムサシやコジロウは憤っていたが、そんなムサシやコジロウへと煩わしそうに「でんきショック」を放ったライコウ。
伝説ポケモンであるライコウが放つ「でんきショック」は並みのポケモンの「でんきショック」とは桁違いの威力があり、頑丈なムサシとコジロウでもただではすまない威力があったので、素早く間に割り込んだ俺がライコウの「でんきショック」を全て受け止めた。
邪悪なサンダーの「かみなり」に比べれば控え目ではあっても、弱いポケモンなら瀕死ではなく即死してもおかしくはない威力があるライコウの最弱の電気技。
「「オウガの兄貴!?」」
俺に庇われたムサシとコジロウが悲痛な声で俺の名前を呼ぶが、舎弟であるからか、こんな時でも兄貴呼びなところは変わらなかったな。
ライコウの「でんきショック」が直撃しようが、まだまだ余裕な俺は「ムサシとコジロウは下がってろ、こいつは俺が相手をする」とだけ言ってムサシとコジロウを下がらせると「相棒、ムサシとコジロウを守ってやってくれ」と親分ピカチュウにムサシとコジロウの守りを任せておいた。
相棒として共に旅をして強くなった今の親分ピカチュウなら、ライコウが相手でも、そう簡単に負けることはないだろう。
それからライコウと俺の戦いが本格的に始まり、電気技以外も使ってきたライコウが使用した「あまごい」で「かみなり」が必中となり、連発された「かみなり」という雷撃が俺に何度も直撃したが、俺は倒れることはない。
練り上げた波導と波紋を共鳴させて、波導を高めた俺は「かみくだく」と「10まんボルト」を同時に使おうとしてきたライコウへと、強く押し込むような中段の前蹴りを叩き込んで、ライコウを迎撃する。
手で殴るよりも威力が高い足を使った蹴りを用いて、ライコウへと打ち込むのは波導を纏わせた高威力の蹴撃。
全身から「かみなり」を迸らせながら「しんそく」で突撃してきたライコウへと繰り出すのは、山吹色の波紋と波導を共鳴させた飛び蹴りであり、大渦の如き捻りを加えて威力を増した穿孔キックとも言うべき俺の蹴りがライコウを貫いて絶命させて終わった戦い。
ライコウの死体やホーホー達の死体なども埋めておき、弔っておいた俺達は、ジョウト地方での旅を続けた。
その後、様々な地方を旅してカントーに戻ってきた俺達は、オーキド博士に呼ばれてマサラタウンに顔出しすることになる。
マサラタウンからサトシ達が旅に出発し、今はカントー地方のポケモンリーグに挑戦する為にバッジ集めを頑張っているところであるらしい。
ムサシとコジロウがロケット団じゃなくても、この世界は問題がなかったみたいだな。
サンダーと同じく邪悪な個体であるライコウは血に餓えた存在だったようです
ちなみにサトシのピカチュウを狙うロケット団はヤマトとコサブロウに喋るニャースだったりしますね