異世界ントム   作:色々残念

72 / 73
本日2回目の更新になります
今回からハリー・ポッター編が始まりますね


ハリー・ポッター編その1 生き残った母と子

母親の腹の中で胎児として羊水に浸かっている状態で意識が覚醒したが、今回も双子であるようで、もう1人の胎児が居ることも波導で探知できたが、母体に危機が迫っていることも波導で感じ取れた。

 

俺は瞬時に胎児の状態で出せる最大数の文珠を生成し、作り出した4個の文珠に直感で「魔」「法」「反」「射」の4文字を込めて発動させる。

 

すると今生の母に向かって放たれた魔法が反射されて、魔法を放ってきた相手が死亡したのは間違いないが、魔法を放ってきた相手はヴォルデモートだったようだ。

 

魔法使いでヴォルデモートとなると、この世界はハリー・ポッターの世界ということになるだろう。

 

反射された死の呪文によって死亡したヴォルデモートの死体は残っているみたいで、愛の守りで反射された時はヴォルデモートの身体まで消滅した筈だが、文珠による反射だと死体は残るようだった。

 

しばらくして慌てて家に駆け込んできた相手を「セブ」と呼んだ今生の母の名は、どうやらリリー・ポッターであるようで、今生の俺はリリーの息子ということになるらしい。

 

「セブ」と呼ばれた相手はセブルス・スネイプで、リリーが生きていたことには安堵していたみたいだが、ジェームズ・ポッターが死んでいることには複雑な気持ちを抱いていたようで、それでも死者を辱しめることはなかったセブルス・スネイプは、とりあえずダンブルドアに連絡することにしたようである。

 

その後、不死鳥の騎士団が常駐する安全な場所で保護されることになった今生の母親。

 

ハリー・ポッターの母親の名前がリリー・ポッターだが、双子のもう1人は女の子である為、ハリーと名付けられることはないだろう。

 

そうなると俺がハリー・ポッターになるんだろうかと考えてから数日後に、無事に生まれた俺ともう1人が産声を上げていると「貴方はジェイド・ポッターよ」と母であるリリーから言われた俺は、ハリー・ポッターと命名されることはない。

 

女の子であるもう1人はどんな名前になるかを聞いていると、リーシャ・ポッターと名付けられていた双子の妹。

 

恐らく原作のハリーポジションは妹のリーシャということになりそうだが、母親であるリリーが生きているので、ダーズリー家に俺と妹が預けられることはない筈だ。

 

ダンブルドアが余計なことをしなければ、家族と引き離されることはないだろうが、もしもダーズリー家に預けられるようなことになったら、家出させてもらうとしよう。

 

そう思いながら赤子として生活していき、妹のリーシャと一緒に育っていった俺は、文珠を4個以上出せる霊力を確保することができたので、早速「全」「世」「界」「分」「霊」「箱」「完」「全」「破」「壊」という10文字で10個の文珠を用いて、この世界に存在する分霊箱を全て完全に破壊しておく。

 

人を殺さないと作れない分霊箱を作っているような魔法使いはろくでもない存在なのは確定なんで、全世界の分霊箱が破壊されたとしても、真っ当な魔法使い達は困ることがない。

 

この世界の全ての分霊箱が破壊され、ヴォルデモートの分霊箱も全て破壊されたようだが、それでもなんとか霊体でこの世にしがみつこうとしているヴォルデモートを見付け出して、破魔札を叩き込んで除霊しておいた俺は、久しぶりにゴーストスイーパーの仕事をしたような気がした。

 

天国の門はヴォルデモートには開かないと思うが、あの世には行ってもらえたんで、これでヴォルデモートが蘇ることはもうないだろう。

 

赤子の時よりも自由に動けるようになってから、母親であるリリーの手伝いをしていた俺は手のかからない子どもと思われたようで、リーシャと接する時間を増やしていた今生の母。

 

成長していくとお母さんっ子になっていたリーシャは、母親であるリリーによく甘えていたが、そんなリーシャを可愛がっていたリリーは、俺とリーシャという家族を大切にしていたな。

 

時おりリリーとリーシャに会いに来るセブルスは、リリーとリーシャには対応が甘く、俺にはちょっとだけ厳しいが、ジェームズに似ていた原作のハリー・ポッター程には嫌われていなかった。

 

俺もリーシャも顔が両方リリー似で、リリーと同じ緑の眼をしているからなのか、セブルスからの当たりがやたらと強かったりはしない。

 

原作のセブルス・スネイプは、ジェームズ・ポッターに似ているハリー・ポッターに複雑な感情を抱いていたが、それでも助けようとはしていたから、リリー似で女の子なリーシャには全く厳しくできていなかったな。

 

リリーとリーシャの為に生きていると言っても過言ではないこの世界のセブルスは、リリーに全面的な支援を個人的に行っているようで、生活費なども結構渡しているみたいだ。

 

もうそこまでしているならリリーと結婚すればいいんじゃないかと俺は思ったが、セブルス本人からするとリリーとリーシャを危険に晒した自分が家族になることは許されないと考えており、リリーとリーシャに援助することだけで満足しているようだった。

 

やはりこの世界でも予言を聞いたセブルスがそれをヴォルデモートに伝えたことで、リリー達が危険に晒されることになったみたいだが、俺がリリーの腹の中に居なかったら、ジェームズだけじゃなくてリリーも死んでいた可能性は非常に高い。

 

愛の守りでリーシャは生き残ったとしても、その場合だとリリーは確実に死んでいただろうな。

 

まあ、この世界だとそうはならなかったが、愛の守りが無くとも、家族が元気に生きていけるように俺も頑張っていくとしよう。




将来リーシャがグリフィンドールに組分けされたら、些細なことでグリフィンドールに10点と加点する面白おじさんと化したセブルス・スネイプが見れるかもしれません
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。