異世界ントム   作:色々残念

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ハリー・ポッター編その5 百味ビーンズの味探求同好会と1年目の終わり

百味ビーンズの味探求同好会なリーシャとダンブルドアに呼ばれて、2人がひどい味を引き当てた時の為に口直しを用意することを頼まれていた俺。

 

「なんと!耳くそ味じゃ!」

 

「緑だから外れでも苦い野菜味かと思ってたら、舌にピリピリきて辛いし鼻にツンとくるんだけど!何味なのこれ!」

 

毎度の如くハズレの味を引き当てたダンブルドア校長とリーシャだったが、リーシャが食べたのは恐らくワサビ味だろうな。

 

とりあえず口の中が別方向に凄いことになっているダンブルドア校長とリーシャには、上質な砂糖で作られた綿菓子を渡して食べてもらったが、口の中で溶けていくふんわりとした綿のような菓子に「甘くてふわふわしてる」と夢中になっていた2人。

 

それからも諦めずに百味ビーンズの味を探求していくダンブルドア校長とリーシャは、また別の味の百味ビーンズを食べていく。

 

ダンブルドア校長は真っ赤なビーンズを選び、リーシャが選んだのは茶色のビーンズだが、既に色がもう駄目そうだ。

 

「むう、マムシの生き血味じゃ!」

 

「糸を引いてねばつくような腐った豆みたいな味が口の中にぃ!」

 

ダンブルドア校長は様々な味を知っているので、何味か言えるが、リーシャは初めて体験する味ばかりを引き当てており、それで毎回ハズレの味を引き当てるが、今度の味は納豆味のようである。

 

百味ビーンズのハズレの味を引き当てる才能というものがあるとするなら、ダンブルドア校長とリーシャは、それが並外れているような気がした。

 

またしても口内が凄いことになっていたダンブルドア校長とリーシャには、かつてダンジョンがある世界で購入したことがあった水晶飴という果実を提供しておくと「ひんやりしていて上品な甘さがして美味しい!」と夢中になって水晶飴を食べていったダンブルドア校長とリーシャ。

 

そして再び百味ビーンズにチャレンジするダンブルドア校長とリーシャは「次こそは」と意気込んでいたが、多分駄目なんだろうなと思いながら見守っておくと、やはりひどい味を引き当てて悶え苦しんでいた百味ビーンズの味探求同好会の2名。

 

「うう、シュールストレミング味じゃ」

 

「排泄物みたいな臭いと魚を合体させたような味がするぅ」

 

ダンブルドア校長はシュールストレミング味で、リーシャが引き当てたのはクサヤ味である可能性が高い。

 

口臭と口内に残る味がヤバイことになっていたダンブルドア校長とリーシャには、トリコ世界の味消し生姜で作られたガリを最初に食べてもらって、口臭と口の中に残る味を消し去ってもらい、それから口直しに糖度が高い上質なリンゴを食べてもらった。

 

「サクサクとした果肉を噛み締める度に溢れだすリンゴの甘い果汁がたまらんの」

 

「このリンゴすっごく甘くて美味しいよお兄ちゃん」

 

甘くて美味なリンゴに大満足していたダンブルドア校長とリーシャは、今日の百味ビーンズの味探求同好会の活動は、終了にするつもりみたいだ。

 

流石に3連続でひどい味を引き当てていれば、精神的なダメージが大きかったのだろう。

 

百味ビーンズという名称であっても明らかに百種類以上の味があったりするが、あくまでも百味ビーンズは商品名であり、実際の味は百じゃないということになるのかもしれない。

 

そんな校長とハッフルパフの1年生が行っていた活動を手伝ったりしながらも、ホグワーツの生徒として授業を受けていった俺は、先生達から加点されまくったことで、4寮が対抗している寮杯に貢献したと判断されて、ハッフルパフの先輩達からバタービールを奢られることになる。

 

寮という垣根を越えて、リーシャとハーマイオニーが友人になっていたりはしたが、トロールがホグワーツに侵入することがなく、ロンがトロールからハーマイオニーを助けることもなかったので、同じグリフィンドールであってもロンはハーマイオニーと仲良くなることがなかった。

 

この世界では3人組ではなく2人組の友人になるんだろうか、とは思ったが妹に害がある訳ではないんで、人間関係の変化に口出しすることはない。

 

1年生のホグワーツは、特に事件が起こることもなく何事もなく終わり、今年の寮杯はぶっちぎりでハッフルパフの勝ちに決まって、ハッフルパフの生徒達が大歓声を上げていたな。

 

母が待つ家に帰る為に、ホグワーツ特急に乗り込み、妹のリーシャだけではなくハーマイオニーとネビルも同室となった客室で、他愛ない話をしながら時間を潰した俺とリーシャ。

 

そうして到着したキングス・クロス駅で、俺とリーシャを待っていた母に「「ただいま母さん」」と声を揃えていった俺達。

 

「おかえりなさい、ジェイド、リーシャ」

 

そう言った母のリリーは俺とリーシャがホグワーツに向かう前と同じように、俺とリーシャを抱き締めてくれる。

 

今年は何事もなく帰ってこれたから、そこまで母は心配していなかったが、来年からは何があるか分からない。

 

身近で大切な存在である家族だけは、必ず守れるように頑張ってみるとしよう。




とりあえずこの世界の百味ビーンズは百種類以上の味があったりします
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