異世界ントム   作:色々残念

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思い付いたので更新します


ハリー・ポッター編その7 3年目の事件は起こさせない

母のリリーや妹のリーシャと一緒に自宅で過ごしていると、とても疲れた顔をしたスネイプ先生ことセブルスが家までやってきた。

 

セブルスが言うにはホグワーツの戦える教師達全員で、早急に確認する必要がある禁じられた森を探索してみた結果、死滅したアクロマンチュラ以外にも飼育を禁じられた危険生物が何体か禁じられた森で育てられていたようで、それらを駆除する為に戦った教師達だったが、クィレル先生が隙を突かれて大怪我を負ってしまって聖マンゴという魔法界の病院に入院することになってしまったらしい。

 

「ダンブルドアが理事会に呼び出されたままではなく、クィレルが禁じられた森に住まうケンタウルスを庇うことがなければ、入院する程の怪我を負うことはなかったのだが、ケンタウルスに恩があると言っていたクィレルにとっては命を懸けてでも庇う必要がある相手であったのかもしれぬな」

 

そう語るセブルスは「命を懸けてでも守りたいものがあるというのは、理解できるが」と呟きながら、リリーとリーシャに俺を見ていたが、セブルスにとって俺達家族は命を懸けてでも守ると決めている大切な存在なのだろう。

 

てっきり母のリリーと妹のリーシャだけを守りたいものだと考えているかと思えば、セブルスの守りたいものに俺も含まれているとは思ってもみなかった。

 

闇の魔術に対する防衛術の教師がしばらく入院するとなると代わりの教師が必要となるが、禁じられた森での騒動が終わってから戻ってきたダンブルドア校長先生は新たな教師を既に決めていたようで、リーマス・ルーピンが新たな闇の魔術に対する防衛術を教える教師となるようだ。

 

教師としては問題ないルーピン先生だが、それ以外に問題があり、かつて人狼に咬まれて人狼となったルーピン先生は、満月の日になると理性の無い人狼に変わってしまう。

 

そしてそんな人狼となったルーピン先生に咬まれてしまえば、新たな人狼となってしまうので、ホグワーツの教師にするのはどうなんだ、と生徒達の保護者である親御さん達が思うのは当然だが、ダンブルドア校長はルーピン先生が人狼だと広めるつもりはないみたいだった。

 

脱狼薬という薬を忘れずに飲んでいれば、人狼になったとしても理性を保てるので、ちゃんと薬を飲んでもらえれば問題ないとダンブルドア校長先生は考えているのかもしれないが、うっかり薬を飲み忘れる人でもあるルーピン先生は、あまり信用できない。

 

これは文珠の出番かな、と思った俺は「全」「世」「界」「人」「狼」「人」「狼」「化」「永」「続」「解」「除 」「永」「遠」「持」「続」という16文字で16個の文珠を発動させ、この世界に存在する人狼の人狼化を永遠に解除しておく。

 

これでルーピン先生が満月を見たとしても人狼に変化することはなく、リーシャが人狼に襲われることも無くなった。

 

妹の安全確保のついでに全世界の人狼が人狼化できなくなったが、これで困るのはフェンリール・グレイバック等の悪の人狼だけだ。

 

とりあえず今年の問題はこれだけかと考えていたんだが、残念ながらまだ問題はあり、どうやら裏切り者のピーター・ペティグリューが、人質にする為に俺とリーシャを狙っているようである。

 

ポッター家の秘密の守人がシリウス・ブラックではなくピーターであることが、リリーが生存したことで既に明らかになっている為、裏切り者であるピーターは現在も逃走中。

 

ピーターをシリウスは追い続けているようで、そんなシリウスの追跡を止めさせる為に俺とリーシャというジェームズ・ポッターの子を人質として利用しようと、ピーターは考えているらしい。

 

そんな情報が広まった結果、ホグワーツに吸魂鬼を派遣することを魔法省が決定したみたいだが、ろくでもない吸魂鬼がホグワーツを彷徨くようになれば、ピーターよりもホグワーツの生徒が犠牲になる可能性の方が高いだろう。

 

ピーターが俺とリーシャを狙っているからこそ、吸魂鬼をホグワーツに派遣するというなら、早めにピーターが捕まれば、吸魂鬼の派遣は取り止めになる筈だ。

 

という訳で、ピーター・ペティグリューという杖なしでネズミに変身できる動物もどきの魔法使いの居場所を、3文字で3個の文珠を用いることで「千」「里」「眼」を発動させて確認し、ワールドトリガー世界で増やしたブラックトリガーの1つである窓の影を用いてピーターの背後に転移する。

 

そして8個の文珠に「魔」「法」「使」「用」「不」「可」「永」「続」という8文字を込めて使い、ピーターだけ魔法を永続で使用不可にしておいた俺は、縄で縛り上げたピーターを引き摺って魔法省にまで行き「捕まえました」と魔法省のまともな闇払いに、指名手配されていたピーターを引き渡しておいた。

 

ピーターが捕縛された状態で捕まったことで、魔法省が吸魂鬼をホグワーツに派遣することも無くなり、早速アズカバン送りとなったピーターだったが、魔法が使えない今のピーターならネズミに変身して脱獄することもできないだろう。

 

後日、母と妹にセブルスが居る実家にシリウスが押し掛けてきて、いきなりセブルスと喧嘩を始めたシリウスに対し、迷わずセブルスの味方をした俺とリーシャを見て、ジェームズ・ポッターに俺とリーシャが似ていないことに落胆したかのような顔をしていたシリウスには、ジェームズに似ていた原作のハリーほど好かれてはいない俺達双子。

 

母のリリーの子育てを手伝うこともなく、俺とリーシャをほったらかしにしてピーターを追うことだけに夢中になっていたシリウスに好かれることよりも、家族のように過ごしたセブルスを大事にするのは、俺とリーシャにとっては当然のことだ。

 

「何でそんなにスニベルスのことを庇うんだ!ジェームズの子であるのに!」

 

喚くように言い放つシリウスに向かって口を開く俺とリーシャ。

 

「スニベルスなんていませんよ。わたしの父親みたいなセブルス・スネイプ先生しかここには居ません。いきなり家に押し掛けてきて、スネイプ先生の悪口ばかり言うとか常識ないんですか?というか貴方は誰なの?知らない人でしかないんですけど」

 

「スネイプ先生には助けられてきましたが、貴方に助けられたことはないですね。というか他人の悪口言える状態じゃないですよ貴方。早く帰ってもらえませんか貴方から洗ってない犬の臭いがするんですよ」

 

言いたいことを言っておき「「スネイプ先生に悪口言うような貴方を家族とは認めないからさっさと帰れ」」と声を揃えて言った俺達双子に、ショックを受けたような顔でシリウスは去っていった。

 

手早くシリウスを追い返したことに後悔はなかった俺とリーシャは、とりあえずハイタッチをしておく。

 

そんな俺とリーシャを見ていたセブルスが僅かに微笑んでいて、とても嬉しそうにしていたのは間違いない。

 

まあ、今生でシリウスに世話になった覚えは1度もないんで、幼い頃から一緒だったセブルスの方が大切な存在であるのは当然だな。




ジェームズに似ていたハリー・ポッターほど好かれることはない双子になりますので、シリウスからファイアボルトをプレゼントされたりはしません
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