問題を事前に解決していたことで3年目のホグワーツは何事もなく終わり、4年目のホグワーツが始まる前、クィディッチのワールドカップが開催された日に事件が起こり、死人は出なかったが捕まった魔法使いは数名居たみたいだな。
詳細な情報とまではいかないが魔法界の新聞によると、ワールドカップを観戦する為に現地に居たルシウス・マルフォイが数名の仲間と共に死喰い人の扮装をしてマグル相手に魔法を使っていたところを、闇払いとして働くシリウス・ブラックに発見されて捕まり、捕まった全員が死喰い人であるという疑いがある面々だった為、念入りに調べられたことで余罪が発覚し、全員のアズカバン送りが決定したとのことだ。
余計なことをしないで普通に暮らしていれば、ルシウス・マルフォイと他数名が捕まることもなかった筈だが、やはりその場のノリと勢いだけで行動するとろくなことにはならない。
俺とリーシャにとっては4年目のホグワーツとなるが今回は新たな教師が増えることもなく、聖マンゴから退院したクィレル先生が戻ってきた位であった。
しかし、クィレル先生は禁じられた森で負傷した自分では闇の魔術に対する防衛術の教師としては力不足だと判断し、以前教えていたマグル学の教師に戻ることにしたようである。
そんな訳でルーピン先生は今年も続投ということになり、ルーピン先生が人狼だったと知らない生徒達からは快く受け入れられていたみたいだ。
それはそれとして、今年のホグワーツでは三大魔法学校対抗試合が行われるそうで、ダームストラングやボーバトンの生徒達もホグワーツにまでやって来ることになる。
スリザリンの集まる席にダームストラングの生徒達が座り、レイブンクローの集まる席にボーバトンの生徒達が座っていたが、特にダームストラングやボーバトンの生徒達には興味がなかった俺。
ダームストラングやボーバトンの生徒達に合わせたのか、普段のホグワーツでは出ない他国の料理の味を確かめることだけに集中しておき、三大魔法学校対抗試合に出場する選手を決めるという炎のゴブレットに自分の名前を入れることもない。
ダームストラングの校長であるカルカロフから一瞬だけ感じた殺気を奇妙に思い、何事も起こらないなら気のせいだと決めて「変」「身」「解」「除」という4文字で4個の文珠をカルカロフに使用してみたが、反応は劇的でカルカロフに変身していた存在が正体を現すことになる。
ホグワーツにやって来たカルカロフは本人ではなく、ヴォルデモートの配下であったバーティ・クラウチJr.がポリジュース薬で変身していた姿であったようだ。
とりあえず手早くクラウチJr.を捕縛してダンブルドアに引き渡しておいたが、クラウチJr.のトランクの中に捕らわれていたカルカロフ本人は、クラウチJr.によって酷く痛め付けられていたらしい。
三大魔法学校対抗試合はどうするかということになったが、既に炎のゴブレットに代表選手を選ぶ紙が入れられたことで、中止することはできなくなっており、このまま三大魔法学校対抗試合は開催されることになる。
クラウチJr.は捕縛したんで、4人目の選手として俺やリーシャが選ばれることはなく、ダームストラングからはビクトール・クラム、ボーバトンからはフラー・デラクール、ホグワーツからはセドリック・ディゴリーが代表選手として選ばれた。
三大魔法学校対抗試合の第1の課題が、ドラゴンから金の卵を奪うということに変わりはなく、好成績を残したセドリック・ディゴリーは優秀だったな。
対抗試合第2の課題前に、ダンスパーティという一部の生徒には慣れないものにホグワーツの生徒達は参加することになり、俺はハーマイオニーと、リーシャはネビルと踊ることになったが、ダームストラングのクラムはハーマイオニーと踊りたかったようで、捨てられた子犬のような目で俺と踊るハーマイオニーを見ていたクラムが切ない顔をしていたのは確かだ。
そんなことがあったりもしたが、始まった第2の課題はホグワーツの湖に沈む大切なものを助け出すことであったが、此方でも好成績を残したセドリックが助けた相手は恋人のチョウ・チャンであったな。
ちなみにクラムが助けたのは何故かカルカロフであったが、鮫に変身させていた頭部を戻したクラムは、助けるならハーマイオニーが良かったと言わんばかりな目で人質にならなかったハーマイオニーを見ていた。
おっさんと美少女だったら、やはり美少女を助ける方が嬉しいと思うものなのかもしれない。
残念ながらボーバトンのデラクールは人質を助けられなかったようだが、制限時間を過ぎた瞬間に杖を振るったダンブルドア校長先生によって、あっという間に助け出されたデラクールの大切な存在である妹。
それからしばらくして第3の課題である迷路に挑むことになった代表選手達。
セドリックからクラムと順番に迷路に入っていき、最後にデラクールが迷路に入ると、誰が最初に出てくるかを待つことになる。
時間としてはそう長いものではなかったが、優勝杯を掲げて帰ってきたセドリックの姿に大歓声を上げたホグワーツの生徒は多かった。
それから三大魔法学校対抗試合に優勝したセドリックが表彰されて、賞金もセドリックに渡されていたな。
4年目のホグワーツでは三大魔法学校対抗試合という行事はあったが、クラウチJr.を早めに捕縛できたことで、俺やリーシャが巻き込まれることがなかったのはいいことだ。
来年も特に何事もなく終わればいいが、どうなるかまでは来年になってみないと解らないかもしれない。
まあ、今年みたいに殺虫剤撒いてコガネムシを駆除する程度の労力で済めば、楽でいいな。
ホグワーツで三大魔法学校対抗試合が終わってから、リーシャ・ポッターを悪女と宣う捏造記事を書いていたリータ・スキーターのことを見た人は居ないようです