ハリー・ポッター編は次回で終了になりますね
5年目のホグワーツが始まる前、自宅で過ごしていた俺とリーシャはセブルスと一緒に出かけている母の帰りを待っていたが、吸魂鬼の集団が家に近付いてきていることが感じ取れた。
魔法省で吸魂鬼を動かせるのは末端の人間ではなく、ある程度の地位がある存在となるが、こんなことをするのはドローレス・アンブリッジの仕業で間違いない。
セブルスやリリーが不在なことを確認してから吸魂鬼を動かしてきたあたり、ポッター家を監視している魔法使いが居るのは確実で、俺とリーシャのどちらかに守護霊の呪文を使わせて、未成年が無断で魔法を使用したということだけ取り上げ、それを理由にホグワーツを退学にでもさせようとしているのだろう。
守護霊の呪文が使えなかった場合は、それはそれで邪魔者が消えるとでも考えていそうな気がするが、誰が何の狙いで吸魂鬼を此方にけしかけてきたのだとしても、守護霊の呪文を使うことなく吸魂鬼を消し去っておくだけだ。
「周」「辺」「一」「帯」「吸」「魂」「鬼」「完」「全」「消」「滅」という11文字を込めた11個の文珠を発動させ、周辺一帯の吸魂鬼を完全に消滅させておき、魔法を使うことなく霊能力で吸魂鬼を処理した俺は、リーシャと一緒に自宅でセブルスと母の帰りを待つ。
そんなことがあった日から定期的に母やセブルスが不在の時に限って、吸魂鬼がポッター家に向かって放たれることになり、毎回毎回吸魂鬼を魔法ではない文珠で処理していった俺。
その結果、アズカバンで看守をする吸魂鬼が激減し、吸魂鬼が減ったことでアズカバン脱獄の難易度が下がり、収監されていたベラトリックス・レストレンジなどの過激派な死喰い人達がアズカバンを脱獄したみたいだ。
ベラトリックスなどの狙いは母リリーに俺とリーシャの3人であり、ヴォルデモートの仇討ちをするつもりなのだろうが、今生の大切な家族を害そうと考えている連中に、俺が容赦をしてやる必要はない。
魔法を使うことなく、脱獄した死喰い人を全員処理しておいた俺は、吸魂鬼をポッター家に送りつけてきたアンブリッジも処理しておき、家族に害がある存在は綺麗さっぱり消し去っておく。
その後、5年目のホグワーツが始まったが、今年は俺とリーシャには何も起こることなく、俺は普通に授業をして、百味ビーンズの味探求同好会として活動するリーシャとダンブルドア校長先生に口直しの品を用意する程度だった。
しかしスリザリンとグリフィンドールは相性が悪く、グリフィンドールのロン・ウィーズリーの家族を侮辱したスリザリンのドラコ・マルフォイに言い返すように、ルシウス・マルフォイのアズカバン行きを当然のことだとロンが言うと、激怒して杖を抜いたドラコ・マルフォイ。
口喧嘩から魔法を使った喧嘩に発展し、ロン・ウィーズリーとドラコ・マルフォイが魔法を使った喧嘩をした結果、マルフォイの魔法でロンが怪我をすることになり、スリザリンから大量に減点されただけではなく罰則まで課せられていたマルフォイは、随分と荒れていたな。
自分からロンの家族を侮辱しておいて、ロンに言い返されて激怒し、先に杖を抜いたマルフォイは、精神的に不安定になっている可能性が高い。
マルフォイが友人や知人であるならメンタルケアをしておいたが、特に接点もないマルフォイがどうなろうがどうでもいいんで、俺とリーシャの害にならないなら放置で良さそうだ。
それはそれとしてネビルが、どんどん成長していて、闇の魔術に対する防衛術や薬草学で優秀な成績を修めるようになり、他の授業でも良い成績を残すようになっていた。
ネビルが苦手だった魔法薬学も、リーシャに教わるようになってから、失敗することも減ってきていて、ちゃんとした魔法薬を作れるようになっていたネビル。
4年目のホグワーツのダンスパーティで、一緒に踊ってから更に仲良くなっているようだったリーシャとネビルが、たまにいい雰囲気になっているところはあったんで、もしかしたら将来はネビルが義理の弟になるのかもしれない。
俺としては今のネビルにならリーシャを任せてもいいんじゃないかという気持ちはあるが、ネビルにとって最大の難関はセブルスになるだろうな。
ジェイドチェックは甘めでも、セブルスチェックは辛口で厳しいと思うから、ネビルがリーシャと無事に付き合えるかは、ネビルの頑張り次第になる筈だ。
ある日、覚悟を決めてリーシャとの交際の許可をセブルスに取りにいったネビルは、ホグワーツを卒業するまでにセブルスに真正面から決闘で勝つことを条件に出されたようで、毎日毎日セブルスに挑んではボロボロになっていたネビルを治療しておいたが、リーシャを諦めるつもりはないネビルの心は折れることがないようだった。
あと2年の間に、熟練の魔法使いであるセブルスにネビルが決闘で勝利しなければ、リーシャとの交際がセブルスに認められることはない。
単なる魔法使いの学生にとっては無理難題となるが、グリフィンドールの剣を組分け帽子から引き抜ける真のグリフィンドール生となれる素質があるネビルなら不可能ではないかもしれないとも思えるな。
義理の弟になる可能性があるネビルの手伝いをしておくのも悪くはないだろう。
という訳で、ホグワーツの必要の部屋を用いてネビルを魔法使いとして鍛えていくと、実力を飛躍的に伸ばしていったネビルは、確実に強くなった。
セブルス相手に善戦できるようになってきたネビルは、魔法使いとしては実力者になってきていたが、まだまだセブルスを越えることは難しいようだ。
「我が輩よりも弱い相手に、リーシャを任せることはない」
そう言い切るセブルスを相手に「貴方に勝ってみせる」と言ってみせたネビルは、1年生の頃とは違って、もうセブルスに怯えることはない。
5年目のホグワーツもこうして終わったが、このままネビルが順調に強くなれば、セブルスに勝つのも不可能では無いだろう。
ネビルには頑張ってもらいたいところだな。
闇払いで出世しているシリウスへの嫌がらせとして、ジェイドとリーシャを吸魂鬼に狙わせたアンブリッジでしたが、そんなことをしていたんで処理されました