異世界ントム   作:色々残念

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思い付いたので更新します


暗殺教室編その2 転校生対決

中学生として授業を受けながら、日々を過ごしていくと3人目の転校生暗殺者がやってくる日となった。

 

転校生の保護者だという全身白装束で顔を隠した存在が現れ、シロという明らかな偽名を名乗ったそいつが転校生に入ってくるように言うと、豪快に壁を壊して教室内に入ってきた転校生。

 

ド派手に登場した転校生に対し、E組の生徒達はドアから入れ、と言わんばかりな顔をしていたのは確かであったが、そんな生徒達を全く気にすることなく、堀部イトナという名前の転校生は席に座る俺に近付いてきて「お前は強い。おれよりも強いかもしれない。だから勝負しろ」といきなり勝負を挑んでくる。

 

保護者のシロとやらは堀部を止めることはなく「自律思考固定砲台は兎も角、転校生として追加した2人目の転校生のきみが役立つかどうか、疑問に思う人も上には居てね。調整したイトナほどに暗殺に貢献できるかどうかを試してほしいと言われているんだ」と言ってきたが、俺が必要かどうかを疑問に思う存在も居るようだ。

 

こうして殺せんせーを暗殺する為に集まった転校生その2である俺と、転校生その3な堀部が戦うことになり、教室内の机を端に寄せて戦いの場が作られた。

 

ルールとしてはどちらかが戦闘不能になるか、教室内の戦いの場である円を出てしまえば、敗北となる転校生同士の戦い。

 

「転校生対決」

 

「どっちが勝つんだ」

 

観戦気分なE組の生徒達はワクワクしていたが、支給されていた対先生ナイフを片手に持った俺と、手には何も持っていない堀部が対峙した時、堀部の放つ強烈な殺気によって一瞬で張り詰めた空気に、生徒達の軽口も止まる。

 

堀部の頭部から生えている触手が蠢いて、高速で此方へと振り下ろされた触手。

 

それを容易く見切り、対先生ナイフで堀部の触手を両断して斬り落とすと、斬られて床に転がった触手は活きの良い魚のように激しく動いていた。

 

「最新鋭の戦車や戦闘機も破壊したイトナの触手を見切るとは」

 

怪しげな白装束のシロも驚く様子を見せており、触手を斬られて動揺した堀部の動きが止まっていたんで、堀部の頭部から生えている触手の数々を対先生ナイフで両断しまくり、完全に動きが鈍った堀部を掴んで放り投げ、先程堀部が壁をぶち抜いて教室に入ってきた時に壊れた壁から外に移動させておく。

 

戦闘不能にはなっていなくとも、教室の外という明らかな場外に出ることになった堀部。

 

「最初に決めたルールで言うなら、此方の勝ちだな」

 

堀部の保護者だというシロに、そう告げておくと「イトナが手も足も出ないとは思ってもみなかったが、確かにきみの勝ちだね」とシロも此方の勝利を認めていた。

 

教室の外に放り出された堀部は「おれが負けた?」と茫然としていたが、敗北を認められないのか斬られた触手を再生させて再び此方に飛びかかってくる。

 

迫り来る堀部の触手へと対先生ナイフを振るい、高速で触手を何本も斬り落とした俺は堀部へと接近し、堀部の顎にわざとかする程度の打撃を放つ。

 

顎に拳の1打をかすらせることによって堀部の脳を強烈に揺らしておくと、立てなくなっていた堀部は戦闘不能状態となっていて、2回目の戦いも俺の勝利となっていたのは間違いない。

 

「ラウンド2も俺の勝ちだが、まだやるかい?」

 

立てない堀部へとそう問いかけた俺に、堀部は触手だけを動かそうとしたが、その瞬間、堀部へと何らかの薬液を注入して眠らせたシロ。

 

「2人目の転校生、渡砕牙は現在のイトナよりも優れていた、と上には報告しておくよ。それでは失礼」

 

シロはそれだけ俺に言って堀部を担いで立ち去っていこうとした。

 

そんなシロを殺せんせーは触手を伸ばして止めようとするが、シロの白装束に触れた瞬間に溶けた殺せんせーの触手。

 

対先生繊維で作られた白装束を着ていたシロは殺せんせーでも止められず、シロは堀部と一緒に去っていく。

 

3人目の転校生の堀部イトナは保護者と一緒に帰っていったが、堀部の触手を見切って両断していた俺を見るE組の生徒達の目は変わっていた。

 

菓子作りが得意なだけじゃなかったのか、という目で此方を見ている生徒達は多く、何者なんだ、と警戒している生徒達も少なくはない。

 

俺がそんな目で見られていることを気にしたのか、烏間さんが「きみの情報を少し明かしてもいいだろうか?」と俺に聞いてくる。

 

「構いませんよ烏間さん」

 

そう言った俺に頷いた烏間さんから、俺がプロの殺し屋や傭兵を返り討ちにしていたことが生徒達に明かされ、超生物暗殺の依頼を受けて転校生となったことも明かされたが、義務教育を受けていないことまで明かす必要はあったのかは疑問だな。

 

「ヌルフフフ、そんな渡くんには先生の特別ヌルヌル勉強メニューがありますよ」

 

「いや、ヌルヌルしてるのはちょっと嫌だな。触ると手がヌルっとしそう」

 

「にゅやっ、物理的にヌルヌルしてる訳ではなくてですね」

 

そんなやり取りを殺せんせーとすることになると、それを見ていたE組の生徒達の警戒も薄れていたようで、普段通りに接してくれるようになった生徒達。

 

まあ、警戒されたまま過ごすよりは生活しやすくなったんで、殺せんせーには感謝しておくとしよう。




堀部イトナに勝利した渡砕牙の評価は、政府関係者達の中で上方に修正されたようです
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