流星街は強くなった旅団が守ることになり、俺と殺せんせーが守る必要も無くなったクロロ達。
今のクロロ達なら大丈夫だと思えるほどの実力者となった旅団の面々は、それぞれの能力や切り札に奥の手などもあって、念が使えるキメラアントと戦ったとしても、そう簡単に負けることはなさそうだ。
強化系なウボォーギンには幾つか拳を扱う格闘技を教えてみた結果、念を込めただけのパンチがとんでもない威力となって「木端微塵拳」という名称が付けられていたりもした。
同じく強化系なフィンクスにはボクシングのデンプシーロールやガゼルパンチを教えてみると、それらを能力にしたフィンクスは、強化系の念が使える幕野内一歩みたいになっていたな。
ノブナガも強化系であったが、俺が見せた様々な武器の中でも刀という武器に惹かれるものがあったのか、刀を用いた居合いを能力としたノブナガは、愛用の刀で居合いの構えを取って技を放つという制約により、周の効果と斬撃の威力を高めることに成功していたみたいだ。
変化系なフェイタンは剣術などの武器術を学ぶことに意欲的であったので、俺と殺せんせーで様々な武器の扱い方を教えてみると、刃物を扱うことが得意になったフェイタンは、念を武器に纏わせる「周」の達人となっていた。
フェイタンと同じ変化系であっても考え方は違っているマチはオーラを治療薬に変化させる能力にしたようだが、戦闘方法が素手の殴打である為、ある意味殴りヒーラーになっている。
放出系なフランクリンには、なんとなくノリで幽☆遊☆白書の浦飯幽助の技を教えてみたが、撃てるのは1日4回だけという制約を決めることで、念弾の威力がとんでもないことになっていたフランクリン。
そんなフランクリンと同じで放出系なサラサは、オーラを他者に与えて強化するという協力型の能力に目覚めていた。
操作系なシャルナークは自分の身体を操作する能力にしたらしく、正確に身体を操作することで、シャルナークは此方が教えた武術の動きを見事に再現していたな。
特質系であるパクノダは特に苦手な系統がない為、好きな能力を作ることができていたが、パクノダにとってもっとも大切な存在なクロロを優先する能力にしたようで、自身が念能力者として開発可能な能力の容量を全てクロロに譲渡する能力に迷わず決め、クロロが何でも好きな能力を自由に作れるようにしたパクノダ。
ちなみにパクノダだけ唯一霊力を扱える素質があったので、霊能力者として俺が直々に鍛えてあり、念と霊力で身体能力を2重に強化できるパクノダは、ウボォーギンとも殴り合えたりするし、寧ろ殴り勝つ位に強い。
そして旅団の団長であり特質系なクロロの能力2つは、どちらもパクノダというもう1人の特質系能力者が協力したことで実現可能になったものであり、捨てられたものを廃棄してオーラに変換し、そのオーラを貯めておくことが可能な能力「カタヅケンジャー」と、クロロが悪と認識した相手を片付ける際に身体能力と練が凄まじく強化される「クリンレッド」という能力は、どちらもカタヅケンジャーが影響しているのは間違いなかったな。
基本を伸ばして強くなったものもいれば能力を作って強くなったものもいる旅団は、全員が強くなっていたのは確実で、今のクロロ達なら流星街を任せられると判断した俺と殺せんせーは旅団に後を託し、流星街を出ることに決めた。
定期的に顔は出していたが、最近は行けていなかった故郷のくじら島に久しぶりに長く留まってみようと考えて、向かってみたくじら島でいとこのミトとも再会し、しばらくくじら島に滞在することを伝えておくと「ジンと違ってあんたは、くじら島によく顔出すわよね」と言ってきたミト。
11歳の時にくじら島を飛び出してプロハンターになってからは、くじら島に全く戻ってきていないジンに対し、ミトは複雑な感情を抱いているようだ。
ジンに対する文句を言いまくっていたミトを宥めて日々を過ごしていた俺だったが、くじら島にジンが赤子を連れて戻ってきた姿を見たミトの怒りのボルテージが、どんどん上がっていくのが波導で感じ取れた俺。
ゴンという名のジンの息子である赤子を預けて去っていこうとしたジンにブチギレたミトが、ゴンの親権をジンから奪い取ることに決めたようで、その手伝いを俺もすることになった。
主に資金面でミトに助力しておくと、見事にジンからゴンの親権を奪い取れたミトは、ゴンを自分の子として育てるつもりらしい。
女手だけで子を育てるのは大変だろうと思った俺は、ゴンを育てると決めたミトの育児を手伝うことにしておき、赤子であるゴンを育てていく。
「ザンが子どもを育てるのに物凄く慣れてるのはどういうことなのかしら」
ミトから不思議そうに言われたが、これまでの人生で赤子を育てた経験がそれなりにある俺が、ゴンの育児に関して役立っていたのは確かだ。
順調に育っていったゴンは元気な子になったが、俺とミトが本当の親ではないことを知ると物凄く驚いていたゴン。
それはそれとしてキツネグマの縄張りにゴンが入らないように気を付けておくと、カイトというジンの弟子がくじら島を訪れて、ジンの兄であるという俺の存在にとんでもなく驚いていたジンの弟子。
とりあえずジンについて知っていることをカイトに話しておいた俺は「ジンを見つけたら代わりに殴っといてくれ」とカイトにジン殴り代行を頼んでおく。
なんてことがあったりもしたが月日は過ぎ去り、ゴンがハンターを目指すようになって、ミトが出した条件をクリアしたゴンがハンター試験を受けることが決まった。
そしてミトから頼まれて俺と殺せんせー初代死神形態もハンター試験を受けにいくことになったが、まあ、育ての親としてゴンが心配ではあるんで同行しておくとしよう。
クロロの能力カタヅケンジャーはは、主人公の【廃棄貯力】を真似て作られたものだったりします