ちなみに前話に文を追加してレオリオの友人や、クラピカの友人であるパイロを治療しておいたことにしてあります
ハンター試験を受ける為に俺や殺せんせーがゴンと一緒に乗り込んだ船は、嵐の中を進み荒波を乗り越えたが、客室には船酔いに負けた人々が多数存在していて、そんな人々の世話を率先してやっていたゴンを俺と殺せんせーも手伝っていると、手を貸してくれたのは医者志望だというレオリオとクラピカの2人。
レオリオだけじゃなくてクラピカまで医者志望になってるのは、悪い変化ではないのかもしれない。
そんなレオリオとクラピカは俺のことを見て物凄く驚いており、レオリオは「アンタはオレの友達の病気を治してくれた人じゃねぇか」と言い、クラピカは「パイロの目と足を治してくれた貴方が何故此処に」と疑問に思っているようだった。
レオリオとクラピカには俺がゴンの保護者であることを明かし、付き添いでハンター試験を受けるつもりだと教えると「それはまあなんつうか、ちょっと過保護なんじゃねぇか」と微妙な顔をしていたレオリオだったが、クラピカの方は「治療してくれる相手が身近に居るゴンは、即死でなければ死ぬことはないということか」と冷静に判断していたようだ。
それから船の船長より先程よりも凄い嵐が来ることを知らされた乗客達は、全く船酔いしていない俺達以外はボートで去っていき、残ったのはゴンと俺に殺せんせーとレオリオにクラピカの5人だけとなる。
船長からハンター試験を受ける志望動機を聞かれて、医者志望のレオリオとクラピカは、友人に何もできなかった自分を悔いていることは同じで、かつての友人と同じように病で苦しむ誰かが居るなら助けたいと考えて、医者を志したようだが、資金面での援助がハンターなら手厚い為、医療系ハンターを目指すつもりであるそうだ。
ゴンはハンターという職業に興味があるからなってみたいという素直な気持ちを船長に明かしていたが、カイトと出会わなかった影響なのか、この世界のゴンはジンにはあまり興味がなく、ジンもハンターなのは知ってるけど別に会いたくはないかなという感じだったゴン。
ジンを追う熱意はないゴンの次に、船長からハンターを志望する動機を聞かれたが「普通にゴンの保護者として着いてきただけだからハンターとかは特に興味ないな。ただのゴンの保護者その1とでも思ってくれ」と正直に明かした俺。
そんな俺の隣で「わたしはゴンくんの保護者その2とでも思ってください」と言う殺せんせーを見てからゴンに視線を向けて「保護者同伴の受験者は初めてだな」と呆れた顔をした船長。
なんてことがあったりもした激しい嵐の中で雨風が強くなってきており、荒波で揺れる船上で船長達乗組員の手伝いをしていった俺達だったが、破損した船の部品が船員のカッツォに命中する前にカッツォを助けておき、暴風で飛んできた船の部品を受け止めて、そっと船上に転がしておく。
やたらと船が壊れて、暴風に乗った船の部品が飛んでいくと、それに当たりそうな乗組員は多かったが、俺と殺せんせーで犠牲者が出る前に助けておいて、飛んできた船の部品を幾つもキャッチしておき、船上に纏めて置いておいたが結構な量となっていた船の部品。
ここまで壊れたなら新しい船が必要になるんじゃないかと思ったが、沈んでないならまだまだこの船を使うつもりである船長は、この船に思い入れがあるのかもしれない。
船員達を迷わず助けていた俺と殺せんせーを見ていた船長は「保護者その1やその2なんて言う輩は不合格にしてやろうかと思ってたんだが、船員があれだけ助けられちゃ仕方ねぇな。お前ら2人も合格だ」と言ってくるが、もしも俺と殺せんせーが船員達を助けていなければ、船長に不合格にされてハンター試験を受けることができなくなっていたみたいだ。
その後、無事に目的地に到着した船を降り、1本杉を目指すようにアドバイスしてくれた船長に感謝した俺達は、アドバイスに従って1本杉を目指して進んでいく。
すると道中で現れた集団から出てきたお婆さんがドキドキ2択クイズというものを出題してきたが、その問題の内容が選ぶにも選べないような2択であった為、静かにキレていたレオリオとクラピカを俺と殺せんせーで押さえ込み、なんとか沈黙という答えを選ぶことができた俺達は、老婆に正解の道を示されて先へと進んでいった。
到着した一軒家では、魔獣のキリコが夫婦を襲っているように見せかけていたが、実際は夫婦を装う存在すらもキリコの娘と息子であり、一見すると夫婦に見える存在を襲う魔獣キリコという演技で、此方を試しているキリコ達。
とりあえず娘を抱えて去っていったキリコはゴンとクラピカと殺せんせーに任せ、俺とレオリオで怪我人のフリをしているキリコの息子を治療しておくと、そんなキリコの息子に優しい励ましの言葉をかけていたレオリオは、相手がキリコの息子だとは気付いていない。
治療が終わり、包帯を巻かれたキリコの息子である彼に「貴方も魔獣ですよね」と真正面から直球のドストレートを投げてみたが「わたしは人間です」と言ってくるキリコの息子は意外と演技派である。
それでも人間ではない証拠を次々と突きつけていくとようやくキリコの息子は、自身が魔獣であることを明かしてくれた。
戻ってきたゴン達もキリコの夫婦に認められたようで、ハンター試験の会場までキリコ一家にナビゲートしてもらえるようになった俺達全員。
腕を翼に変化させたキリコ達に連れられて空を移動していくゴン達を地上から追いかけた後、人に化けたキリコに連れられて到着した定食屋。
ステーキ定食を弱火でじっくり、という合言葉により、奥の部屋に案内された俺達は、部屋に用意されていたステーキ定食を食べながら、エレベーターとなっている一室がハンター試験の会場まで到達するのを待つ。
このステーキ定食は試験前のサービスといったところなのだろうな。
キリコ一家だけでは5人は運べなかったんで、ザンは空ではなく地上を移動しました