THETA TEAM/シータ・チーム:Juliet chronicles 作:唯尊
日本国・首都圏内に存在する大学附属研究所----------。表向きは
そんな秘密のベールで覆われた
中央ロビーに出ると、アトリウム建築によるガラス屋根や天井で覆われた大規模な吹き抜けの内部中庭空間が英牙を迎える。ガラス屋根を通じて自然光を取り入れる事により、明るく開放感のある半屋外的な空間が創出されていた。丁度日没の時間なのか、広々とした屋内は茜色に染まっており、数百人の財団職員が行き交っている。白衣に身を包んだ研究者クラスの他、シックな色合いのスーツを着たフィールドエージェント。周囲を巡回する警備担当者、ツナギ姿のエンジニアなど、その職種は多様だった。
建物全体の換気や空気循環が整っており、アクセントの効いた内装デザインがリラックス効果を与えているのか、ここは比較的落ち着いた雰囲気で満たされている。管理が容易で耐陰性と高湿度に強い熱帯・亜熱帯のモンステラ、パキラ、シェフレラといった観葉植物や水面を配置した人工的な自然環境の中には休憩用のベンチが多数設けられており、同僚と談笑したり、本を読んだりして一息入れている者もいれば、パソコンに食い付いたまま仕事を続ける者も見られた。
エスカレーターに乗って地上3階まで登ると、このサイトの中でも特に安全な『セクター4A』のフロアに入る。無機質なタイルを踏み鳴らしていると、廊下の途中にオレンジ色の囚人服みたいなジャンプスーツを着た男がモップをかけているのが見えた。袖口からは日本のヤクザがするような和彫りと呼ばれる入れ墨が覗いている。財団が危険な実験や生存率の低い任務に用いる
暗い表情のまま一心不乱にモップを動かす男の瞳に光はなく、与えられた雑用を黙々とこなしていた。Dクラスは基本的に世界中からかき集めた死刑囚や自殺志願者で構成されているが、この男が過去に何をしてモルモット同然の立場にまで堕ちたのかは知らないし、知りたくもなかった。
曲がり角を通ろうとする直前、大学生くらいの若い男女の職員が楽しげに会話を弾ませながら歩いてきたが、こちらを見た瞬間にギョッとして足早にその場を去っていく。お世辞にも礼儀ある行動とは言えなかったが、英牙は二人を咎めるでもなく、いつも通り小さく嘆息した。
身長193cm、体重109kgというヘビー級格闘家みたいな巨躯に加え、琥珀色の瞳は独特の疲労と鋭さを携えている。強い日光に晒され続けた頭髪と肌は赤茶色に灼けており、財団製のマルチカム迷彩戦闘服をみに包んでいる。まるで修羅か殺人鬼のような異様な雰囲気を放つ今の英牙の姿を見れば、同僚からは大抵の場合身の危険を感じられるのも仕方がなかった。
財団の収容任務の最前線において、強大なアノマリーを前に従来の方法では収容が困難、あるいは不可能と判断された場合において、
やがて、浸透性塗料が施された木製扉の前に立つ。木目を活かした自然な仕上がりとなった扉には『カウンセラールーム』という文字が見てとれた。
思わず憂鬱そうな溜息を漏らすと、扉の前で3回ノック。『どうぞー』と穏やかな女性の声が聞こえてくる。ゆっくりとドアを開いた瞬間、室内からカモミールの香りが鼻腔を撫でる。この部屋の主が訪れる患者のストレスを軽減させる為の計らいだろう。
「よく来たわね。さ、遠慮せずそこに座って」
50代後半らしき壮年の女性が英牙の目の前にあるソファを指し示す。扉を閉め重い腰をソファに下ろすと、あからさまに不本意そうな顔で対面する。
「ここに来るのは初めて?」
「生憎と、カウンセラーの所になんざ今回みたいに命令でもされない限り、足を運ぶ事はないんでね」
あまりにぞんざいな物言いに、白人のカウンセラーは苦笑する。このサイトはアメリカに置かれている財団本部の管轄にある為、英語が公用語として用いられている(職員の6割近くが日本人なので日本語も多く使われる)が、英牙は余計な
「カウンセリングが苦手な人は珍しくないわ。特に貴方みたいな戦闘員からは敬遠されるわね」
「必要がそもそもないからな」
「貴方にも?」
「あぁ」
不敵な笑みを浮かべてみせるが、さっきから全体の仕草に落ち着きがなく、軽く貧乏ゆすりを繰り返したり、視線を彷徨わせたりしている。カウンセラーはそんな些細な動作を見逃さず、上手く会話の流れを作る。
「今の私の仕事は、貴方が抱える問題を一緒に解決する事よ」
「問題なんざ抱えていない」
「ホントに?」
「嘘吐いてどうする」
「少なくとも貴方の上官は"心身に問題あり"と判断したらしいけど?」
英牙は嫌そうな顔をする。
「どこに問題があるってんだ」
「それを見つけていくのよ。私と貴方でね」
「なら見つけてくれ」
目線を逸らし、会話を拒むかのような態度に、カウンセラーは小さく溜息を吐く。
「その為にはまず、"昨日の事"を話してもらう必要があるわ」
刹那、英牙の表情が僅かに強張る。雰囲気が殺伐としたものに変わり、剣呑な瞳を向けてくる。
「……悪いが、作戦の内容は全て部外秘の機密情報だ。クリアランスの問題上、アンタには何一つ話せない」
「あら、権限なら一応あるわよ。患者に必要なカルテとして、一時的な仮クリアランスを付与されているから、昨日実行された作戦については概ね把握できるわ」
「………………」
逃げ場を封じられ、英牙はそのまま沈黙してしまう。やがて観念したのか、口の中で小さく舌打ちすると、ゆっくりとした調子で話し始める。
「あの時は………そう、深夜に緊急招集を受けたんだ。南太平洋を航行する日本籍の
カウンセラーは用意した資料集のページをペラペラと捲る。
「その時に積まれていたのが………SCP-572…?」
アイテム番号と詳細な情報が書かれた報告書を見て、カウンセラーは思わずキョトンとしてしまう。
「ねぇ、コレって……」
「通称、『パッと見無敵のカタナ』……なんて事はない、サイト19の高価物品保管施設の貸し金庫に保管されていた金属剣だ。現行のオブジェクトクラスこそEuclidだが、実際は殆ど無害でAnomalous同然のアイテムだ」
某メーカーが製作・販売しているものと同じ外観の剣だが、材質は標準以下の鋼で、戦闘用の武器としてはバランスも悪く、とても実戦向きとは言えない。そもそもよく見てみるとしっかり刃引きされており、切れ味はバターナイフにも劣る。しかも肝心の異常性がこれを手にした人物に『これは非常に優秀な武器である』という誤解を生じさせ、同時に『(これを手にした)自分は偉大で無敵な存在だ』と誤認させるという認識災害を引き起こすという数あるSCPオブジェクトの中でも珍妙な部類に入る一品だった。
……ぶっちゃけ職員の好奇心によって保管されているとしか思えない。
「そもそも日本の
カウンセラーが怪訝な表情を浮かべる。
「ならどうして収容違反なんか……、仮にトラブルが起きたとしても、この程度のオブジェクトが相手なら
「言っただろ?『当初は』って、周辺海域まで飛ばした
外部からの攻撃------、その言葉にカウンセラーはハッとさせられる。
「『はまな』が航行不能になったのは、収容違反が原因じゃない。敵対勢力からの攻撃-----------カオス・インサージェンシーによるシージャックだった」
*
昨日・深夜23時40分。
北緯20度25分~27度44分、東経136度04分~153度59分、北西太平洋。
収容艦『はまな』からの
財団が派遣した
父島には約2000人の人間が暮らしている。財団が用意したカバーストーリーだけでは隠蔽に限界がある上、まごまごしていると周辺の異常を察知した水中型アルギュロスをおびき寄せる結果となる。
もはや時間がないと判断され、上層部は機動部隊による艦内の偵察を敢行。そこで派遣されたのがジュリエットチームだった----------。
「やれやれ……まさかクルーの大半がカオス・インサージェンシーの潜伏要員だったとはな…」
コールサイン
隣で懐中電灯を照らしていた英牙も思わず嘆息してしまう。
偵察を行った結果判明したのは、犯人グループの正体が財団と敵対する要注意団体・カオス・インサージェンシーである事と、船員の殆どが密かに潜り込んでいた敵兵であり、それ以外の数人が人質となっていた事だった。偶然捕虜にした敵兵の話によれば、シージャック犯達は以前から収容艦に積まれたオブジェクトの奪取を計画しており、足の遅いタンカーごと占拠したのでは逃走に支障が出る為、潜伏要員が艦内を制圧した後、船外から高速艇で乗り込んだ別グループと合流し、目当てのオブジェクトを回収。その後は高速艇で速やかに離脱する予定だったらしい。
しかし、彼らの計画には前提から致命的な問題があった。
財団が内部に潜む不穏分子・腐敗細胞を欺く為、事前に流布した欺瞞情報を掴まされた強奪犯達は、ガラクタ同然のオブジェクトを積んだ『はまな』を襲撃してしまったのだ。結果、元々狙っていた高位オブジェクトは見つからず、慌てて撤収しようとした時には既に財団に捕捉・包囲されていた。逃げ場を失い窮地に立たされた彼らは、人質を材料に、財団と如何なる交渉を図るか揉めている最中らしい。
彼らが何も要求してこなかったのは、予想外の事態にパニックに陥っていたからだった。
偵察を終え財団の
故にこうして貨物区画の中を探索している訳だが、『はまな』の収容スペースはこれでもかという程広く、侵入前に知らされた大まかな積込み位置だけでは、大量のコンテナの中から一振りの剣が入った箱を見つけるのは一苦労である。
「あまり時間はないぞ。モタモタしていると日本支部の連中が突入してくる。戦闘に巻き込まれるぞ」
「分かってる、急かさないでくれ。雑にやって物音でも立てれば連中に気付かれる」
艦内の電源が落とされているせいで、ただでさえ暗くて視界が限られている中、ライトの光源が周囲に漏れないよう慎重に辺りを照らしていると、やがて『No.SCP-572』と書かれたラベルが貼られたジュラルミンケースを発見する。
「よし、見つけたッ」
「ジュリエット-1より
英牙が無線越しに報告すると、『
「よし、さっさとズラかるぞ」
撤収の準備を始めた瞬間、頭上から散発的な銃声と悲鳴が木霊する。
「なんだッ?」
真っ暗な天井を見上げていると、即座に無線から情報が伝達される。
『CPより総員に告ぐ、たった今敵勢力と人質の間でトラブルが発生。人質6人の内1名が死亡。なお、殺害に使われたのは武器ロッカー7-Cから強奪されたSCP-127であると確認された。よって突入時間を400秒に早める。注意せよ』
躬弦が表情を変える。
「確か……『生きている銃』だったよな?人間に似た歯を発射するとか------」
「あぁ、だが俺達の任務には関係ない。とっとと戻るぞ」
英牙が踵を変えそうとすると、「待てよッ」と制止される。
「せっかくだ。このまま連中が盗んだ127を取り返そうぜ」
英牙は信じられないといった表情で歳の近い躬弦を見る。
「そんな時間はないッ、さっきの銃声で突入時間が早まったんだ。むしろ余裕がなくなったんだぞ」
「大丈夫さ、俺達はジュリエットだ。凡人には無理でも、俺達なら不可能を可能にするッ」
「しかし……」
「殺された人質は俺達と同じ財団職員だ。連中は追い詰められて正常な判断が出来なくなっている。このままじゃ生きてる奴らも皆殺しだ。その前に少しでも敵から武器を奪うッ」
「……………」
「上の連中には離脱中に接敵したとでも言えばいい。倒した奴が偶然127を持っていたってな。別に取り返したって文句言われはしないだろ」
それがダメ押しになったのか、英牙は572のジュラルミンケースを防水仕様の袋に入れ、負い紐で背中に担ぐ。
「銃声は上の階からだった。ここから距離も近いし、すぐに済ますぞッ」
「よっしゃ、ぶちかまそうぜッ」
オプスコアヘルメットの前面マウントに装着された
『馬鹿野郎ッ!人質を殺してどうするッ』
『仕方ねぇだろ!隠し持ってた拳銃で撃たれかけたんだッ。それより下の貨物区画に行くぞ、何か武器になるオブジェクトが------』
階段に近づいた瞬間、気配を潜めていた英牙達と目が合う。刹那、前にいた男の眉間が撃ち抜かれた。
『おいッ------』
後ろの2人目が騒ぐ前に、素早く階段を駆け上った英牙にHK416を照準され、胸部に5.56mmNATO弾をセミオートで3発撃ち込まれ絶命する。倒れた男の手元を見ると、標準的なMP5K短機関銃が握られていた。拾ってセレクターを操作してみると、動物じみた低い呻き声が銃から発せられる。
「間違いない。コイツだ」
「よし、なら早く逃げ------」
躬弦が最後まで言う前に、前方からアサルトライフルのマズルフラッシュが闇夜に閃光を走らせる。近くにいた他の敵にバレたのだ。
「チィッ……!」
「この野郎ッ…!」
暗視装置を装備していないのか、相手の射撃は正確さに欠けており、英牙達が確実に撃ち返すと、全員が艦内の冷たい床に斃れた。
「敵の増援がすぐに駆けつける。早くこの船から出るぞッ!」
英牙が先頭を進みながら甲板を目指す。周囲から敵兵の慌てる声とライトの光が交錯する中、甲板の出入り口から外へと出る。
「おーい!こっちだぁッ!」
見ればサプレッサー付きの銃身が長いHKを構えた初雪が此方に手を振っている。この状況だともはや敵に存在がバレているので、コソコソせず堂々と声を張る。
「572は!?」
「確保した!ソッチはどうだッ?」
「お前達で最後だ!残りは全員乗ったッ」
船体に貝の如く取り付いていたゾディアックボートには、自分と躬弦、初雪以外の4人が確認できた。
海に飛び込もうとした直前、背後から無数のライトが照らされ、眩しさのあまり目を瞑る。甲板に雪崩を打って飛び出してきたカオス・インサージェンシーの兵士達から、一斉に猛烈な銃撃を浴びせられる。
甲板上に身を隠せる遮蔽物はない。海に飛び込む時間を稼ぐ為に、3人はひたすらに反撃する。消音された乾いた銃声が轟く中、相手側の強烈な銃声の嵐がそれを覆い潰す。
「
初雪が隙を突いて攻撃型手榴弾を投げると、殺傷半径内にいた敵兵の何人かが衝撃波で吹き飛ばされる。
「今だ!」
英牙の合図で一斉に海に飛び込む。瞬間、息を止め冷たい海水が肌を刺し、すぐさま手足を使って海面へ浮き上がる。
全員が飛び込んだ事を確認した直後、英牙の顔が青褪める。
「マズイッ、ケースが……!」
背中に担いだ袋がない。落水の衝撃で落としたのだ。必死に首を動かすと、少し離れた位置にジュラルミンケースの入った袋が浮かんでいる。
「まかせろ!」
躬弦がクロールで袋まで泳ぎ確保しようとするが、船上から降ってくる敵の弾丸が海面を撃ち抜いていくのが見え、すぐさま肩を掴んで引き戻す。
「よせッ、撃たれるぞ!」
「だがッ…」
「まずは乗れッ!」
海面に浮かぶ3人の元にゾディアックボートが近づくと、宮崎がMINIMI軽機関銃を撃ちまくる。
「すっこんでろグズどもッ!」
悪態を吐きながら敵兵を薙ぎ払っていく。他の仲間も宮崎を援護しながら英牙達をボートに引き上げる。
「ケースを回収するんだ!」
英牙の指示が飛び悟がボートを動かすと、ケースの入った袋の元まで辿り着く。腕を伸ばし、敵の銃弾が随所に突き刺さっていくのにも構わず、何とか手元に手繰り寄せる。
「離脱だ!早くこの海域から離脱しろッ」
袋を手にした英牙を見て初雪が怒声を飛ばし、その場からUターンしたボートが高速で母艦に戻る。引き返す間、日本支部に所属する機動部隊の複合艇が2艘、こちらとすれ違うように『はまな』に突撃して行くのが見えた。銃架に取り付けたM134ミニガンが龍の如く火を吹き、甲板に集まっていたカオス・インサージェンシーの戦闘員達を一瞬にしてミンチにしていく。破壊的な威力を誇る7.62mmNATO弾を毎分にして2,000-6,000発も放つ鋼鉄の怪物は、人間の身体をいとも簡単に引き裂き、無慈悲で凄惨な結果をもたらした。
このまま戻れば無事に任務完了だ----------そう思った矢先に、初雪が叫ぶ。
「おいッ!この血はなんだ!?」
声に従い振り向くと、ボートの中に赤い水溜りができていた。そこに浸かるのは、自らの血で塗れた躬弦だった。
「……………!」
ボートに乗る全員が言葉を失う中、大量の血を流していた躬弦の顔に生気は感じられず、目を閉じたまま静かに息を引き取っていた。
カオス・インサージェンシーから撃ち込まれた弾丸が防弾ベストを貫通し、躬弦の生命を巡らせていた心臓付近の血管をズタズタにしたのだ。
ジュリエット-7、樋崎躬弦はこうして生命を落とした。
*
「……結論として、日本支部の連中はタンカーの奪還に成功した。艦内での戦闘で残っていた人質5人の内さらに2人が死に、積荷のオブジェクトも幾つか破損したらしいが、素早い制圧のおかげでスピード解決を果たせたから、上層部はとりあえず良しとしてるそうだ」
ここまでの話を終えて、一旦の沈黙が降りる。
「……ここにある資料と相違ないわね。貴方達は熾烈を極めた任務をやり遂げたのよ」
「俺のせいだ」
英牙の口から言い放たれた、ひどく重い言葉。
「俺の判断がアイツを殺したんだ……」
「どうしてそう思うの?」
「あの時、アイツの意見を俺が却下すればこんな事にはならなかった。俺はアイツの上官で、それができたんだ。だが俺は自身の判断でそれをしなかったッ」
「……貴方のように部下を失って自責の念に駆られる指揮官は珍しくないわ」
英牙は自嘲気味に笑う。
「当然だろうな。少なくとも今回の場合、完全に俺の判断ミスが招いた結果だ。部下を失うのはコレが初めてって訳じゃないが、樋崎躬弦は死すべくして死んだんじゃない。他でもない俺が招いた死だッ、俺が代わりに死ぬべきだった!」
激情を露わにする英牙を前に、カウンセラーはただ静かに向かい合う。
「……それが貴方の抱える問題のようね」
「…………そうらしいな」
英牙は左手首に嵌めたG-SHOCKに視線を落とすと、そのまま席から立ち上がる。
「もういいだろ、問題は見つかった。ありがとう先生、あとは自分でなんとかするよ」
「……一緒に解決するって言ったけど?」
「結構だ、1人で大丈夫だよ。………今までもずっとそうしてきたんだ」
最後に低く呟きを残し、カウンセラールームを後にした。
※今回登場したSCP&要注意団体、その他情報。
http://scp-jp.wikidot.com/scp-127
http://scp-jp.wikidot.com/scp-572
http://scp-jp.wikidot.com/old:chaos-insurgency-hub
http://scp-jp.wikidot.com/about-scps