透き通った世界の怪腕   作:綾鷹⑨ドラン

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第十一話

その後流れる一瞬の沈黙。

「…よくわかったね」そうホシノが口を開く。

その声にはいつものような呑気さはなかった。

「それで?他の奴にも話さずどうするつもりだ?」

「…それは言えないね〜」

ホシノは黙秘するつもりのようだ。まあ当然だろう。だから少し揺さぶりをかける。

「…馬鹿だな、お前。そんなことしても結局他の奴に迷惑をかけることもわからないのか?」

「それは」

「私は知らないがどうせセリカはお前らが奪還したんだろ?お前の方法ではそれと同じことが起こるだけだ。何なら次は負けてしまうかもしれない。」

返答の暇もなく言葉を畳み掛ける。そして最後に感情を大きく揺さぶる。

「…ああ、お前にとっては大切な仲間たちが負けて自分が遠くに行く方がいいかw」

怒れ。

「結局お前にとって仲間はその程度のものだものな」

「…そんなわk」

反論の余地は与えない。

「まあその気持ちもわかる。あんな馬鹿どもは利用するのが一番だと思うぞ。」

「…流石に看過できないな〜、みんなが悪く言われるのは。」ホシノが静かに言う。

「事実だろ?無罪のやつを撃ち殺した挙句先に他人に謝らせる。馬鹿というより屑だな」

ホシノは銃を向けようとしたが今手元には銃がない。ホシノはただ唇を噛み、目の前の外道を睨むしかできなかった。

「なあ、もしお前の大切な仲間が負けたらどうなると思うか?」

「…」

「今回の場合、私の推測だがおそらく負けたら皆殺しだ。」

「…どうしてそう思うんだい?」

「さあな。だが私の勘がそう言っている。巫女ほどの信頼性はないがな。」

「…じゃあ、どうすればいいって言うのさ!」

ホシノがありったけの怒りを込め叫ぶ。

それを私は、

「自分で考えろ、馬鹿が」

一蹴した。

その言葉がよほど刺さったのか、ホシノは諦めたような弱々しい声で

「…そうだよね。それくらいは自分で考えるよ。」

と言い、自分の部屋に戻ろうとした。しかし、もう疲れてしまったのか立ち上がれない。流石にやりすぎた。

「…すまん、煽りすぎた。」

「いいよ、元はといえばおじさんの問題だし。」

私はホシノを背負い、立ち上がった。

「少し静かなところへ向かうから考えてみるといい。」

そう言い、私は夜空へ飛んだ。

ホシノは最初驚いたように下を見ていたが、しばらくすると疲れきったのか私の背中に体重を預けた。

(こいつらも大人びているがまだまだ幼いんだったな。いや、大人のように強くあらないといけない状況だったのだろう。)

そのうち、背中から静かな寝息が聞こえてきた。私はホシノを部屋へ連れ、ベッドに乗せ、布団をかけた後私も壁に寄りかかり、

(本当に腐って濁りきっているな、この世界は)

なんてことを思いながら眠りについた。

 

 




更新遅れてごめん、旅行行ってたんや
腕視点で書いてみたよ〜
第三者視点かどっちが良さげか感想で教えて(露骨なコメント稼ぎ)

【最近あった悲しいことのコーナー】
この作品より後にできた東方×ブルアカ小説が今3話で閲覧数ほぼ同じ、お気に入り数ダブルスコア以上つけられ合計文字数もクオリティも負けてた
ちなみにその小説はクッソおもろかったのでお気に入り登録した
みんなも悲しいこと教えて(露骨なコメント稼ぎパート2)
追記

この話合わせても文字数負けてた()

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