※オリジナル解釈あります
「まあ、ひとまずは追い返せた、ってことでいいだろ」
腕はボロボロになりながら退散していくカタカタヘルメット団を見ながら言った。
「う〜ん、でもあいつらしぶといからな〜」そうホシノが答える
「ほう、なら少し反撃しても良さそうではあるな」少し考え、腕はホシノに提案した。
「よし、お前らもついて来い。追撃するぞ。」先生の周りに集まっている少女達に向かってそう言う。しかしもちろんそれへの反応は
「なんであんたが仕切ってんのよ!」
「そうですよ!殺人犯の言うことなんて誰も聞きませんよ!」
「というかなぜ先輩とコミュニケーションを取っているのですか⁉︎」
「ん、きっと誑かしたんだと思う」
…このように冷たいものだった。
腕はホシノの方を見ると下手に腕の助けに行っても逆に腕を責めても腕へのヘイトが落ちることを理解しているのか黙っていた。
(はぁ…不信感は上がるがあれをするしかないのか…?)そう考えるが、すぐその考えを捨てた。
腕の言う「あれ」とは、単純な威圧だった。周りの空気に少し邪気を込めることで空気をひりつかせ、相手に恐怖心を植え付けるのだ。しかしこれは意思のない獣などに使うものであり、下手に使うと誰も近寄ってこなくなるのだ。それでは戦いを求める腕にとって不利益につながるのでその手段をしなかったのだ。
(うーむ…無間地獄を出すべきでは無かったか…)そう思ったが後の祭りであった。
少し考え、腕はこう言った。
「わかった。仕切ったのは謝罪しよう。だがもし私がホシノと話さずそのままホシノだけ戻したら、つまり私がいなかったらどうなっていた?」
「そんなの、最初からホシノ先輩がいればピンチにもならず突破できてたわよ!」
「うへ〜、でもあいつらいつもより力が強かったように思えるよ?」
ここでホシノが援護に入る。
「ホシノの言うとおり、あいつらに少し妖気が見えた。きっとこのままだとあいつらの力は強くなり、それこそ巫女の出番になりかねん。」
「巫女が来たらどうなるわけ?」
腕は苦い顔をして答えた。
「まず第一に疑われる私が封印される。」
「ならそうすれば…」
「第二に、妖怪を生むきっかけとなったお前らが消される、または封印される。」
“妖怪を生むきっかけ?”
「そうだ。まず妖気とは強い力に反応する。そして妖怪は基本的には恐怖、たまに他の強い感情がもたらす強い力、つまり妖気で構成される。人から恐れられる存在が妖怪、鬼も妖怪の一種だ。つまり私は妖怪というわけだ。しかし中途半端に力だけつけた妖怪は構成元の強い感情以外が切り離され、意思がない妖怪になるのだ。」
「それと私たちになんの関係があるって言うんですか」
「今から話すから落ち着け、まずあいつらの纏う妖気だが、状況的にはお前らに負け続けた悔しさが元となっている。そしてこのまま放置していると、あいつらはどんどん妖怪に近づいてゆき、お前らは壊滅、下手をすればここ一帯が壊滅する。それを第三者から見たら誰が悪いのかは火を見るより明らかだろ?」
「ん、それはわかったけどそれとあなたに従うことになんの関係が?」
「先ほども言ったが私は鬼だ。鬼は妖怪の中でも上位に入る存在だ。弱い妖怪の邪気を消すなど造作もないこと、ここまで言えば流石にわかるだろ?」
「…くっ…」反論できないのか強気に言い返してきていた少女…確か名前はセリカだったはずだ、まあそのセリカが唇を噛んでいたのが見えた。
“その巫女を倒すことはできないのかい?”
「そうですよ!巫女がどんな存在かは知りませんがそれに勝てば問題なし、です‼︎」
「よしておけ」そう言いながら腕は自分のポケットにクシャクシャになって入っていた紙、今日の文々。新聞にあるとある写真を見せた。
「なあんだ、私たちより幼い女の子じゃない。」
「見た目に騙されるな。あいつの特殊能力は簡単に言うと「空を飛ぶ」…というか、「浮く」ことができる能力だ。そしてそれは、とてつもなく恐ろしい、まさに最強の能力の一つだな。」
「ん、飛ぶだけなんて兵器でもできる」
「なんならあんたもさっき飛んでたじゃない、それのどこが最強っていうの?」
腕は彼女らの理解力の低さ、そして話が逸れまくっていることに気づき、呆れた。
その後ホシノの方を見ると、「浮く」という言葉の真相、「空を飛ぶ」という能力の本当の意味に気づいたのか、
「うへ〜、確かにソレは勝てそうにないね〜」と独り言を漏らした。
ここで切らないとだらだら伸びて逸れまくる気がするから一回切るかな…え?まず一話が短い?ソレは僕の文才がないからです
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