オラリオでの聖杯戦争   作:寝心地

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象神の怒り

アーディの遺体が【ガネーシャ・ファミリア】に届けられ葬儀・埋葬が済んだ翌日、ガネーシャは1人街を歩いていた、普段なら街行く人々に声を掛け鬱陶しがられながらも元気を与えるガネーシャだが今回は声を掛ける心の余裕が無かった。

 

普段は力強くも優しい足取りのそれは今は優しさは無く怒りが込められていた。

 

勿論失ったのはアーディだけではないのだがそれはそれとして怒りを抑える事が出来なかった。

 

そうして普段からは考えられない異様な雰囲気のガネーシャが辿り着いたのはマスター達がサーヴァントを呼んだ廃教会、ガネーシャはその扉を力任せに開け叫ぶ。

 

「言峰綺礼!!!!」

 

元凶の名前を叫び扉を開けるとそこには魔法陣こそ無いがサーヴァント召喚の時と変わらない様子で言峰綺礼が立っていた。

 

「おやガネーシャ神、そろそろ来ると思っていたよ。この度はお悔やみ申し上げる」

 

そう言う言峰にガネーシャは更に怒り狂いその胸倉を掴む。

 

「どういう事だ!!貴様はあの時言ったはずだ!!【アーディは暗黒期の闇に呑まれ死ぬが聖杯戦争に加わればその運命は狂う】と!!だからあの時あの子にあの本を渡したのだ!!」

 

「そうだな」

 

「貴様神を謀ったのか!!」

 

「人は神を騙す事は出来ない、それは神が一番良く知っているのではないかね?」

 

「だが…………これでは話が違う!!」

 

「良いや、約束は違わないとも」

 

言いたい事を言い終わった事である程度冷静になったガネーシャに淡々と言峰は告げる。

 

「な、何を言って…………」

 

「アーディ・ヴェルマの運命は狂ったとそう言った、【暗黒期の闇に呑まれ死ぬ運命】だったのが【聖杯戦争に敗れ死んだ】と言う運命にな」

 

「………………………………」

 

「これからも聖杯戦争に参加したマスター達の運命は狂い続けるだろう。良くも悪くも」

 

淡々と告げる言峰に掴み掛かっていた手を離しガネーシャは数歩下がり膝を付く。

 

「良いぞガネーシャ神、その絶望は中々に芳醇だ」

 

ガネーシャの絶望を楽しみながら言峰はそう言うと絶望に沈むガネーシャをその場に残し何処かへ去った。

 

それからどれ位の時間が過ぎたか、ガネーシャは気が付くと街を歩いていた。

 

『私、ガネーシャ様の眷族になって良かった!!』

 

『やった〜!!これで私も上級冒険者だ〜!!』

 

『それじゃあガネーシャ様!!行ってきます!!』

 

何も考えられない筈の頭に響くのはアーディが生前ガネーシャ達に残した言葉達。

 

ガネーシャは己を呪った、何故あの時言峰の言葉に耳を貸したのか、何故本をアーディに渡したのか、何故アーディを参加させたのか、失意に沈むガネーシャは何時迄も完結しない考えを巡らせながら街を彷徨い歩くのだった。

英霊エミヤみたいな感じで英霊ベル・クラネルはあり?

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