アーディの死は表向きは闇派閥との戦闘による負傷が原因として世に発表された。
当然その報はリヴェリアとイスカンダルの耳にも届いていた。
「そうか、レオニダス殿のマスターが…………」
「我々の責任だ」
感傷に浸るイスカンダルにリヴェリアの言葉が響く。
「何を言う、殺したのは他のサーヴァントかマスターだろう。我々の責任ではない」
「だが、レオニダス殿を殺さなければ…………」
「それ以上は口にするなリヴェリア、その先の言葉は余とレオニダス殿の戦いを侮辱し我々の願いを不純な物とする言葉となるぞ」
「………………………………」
リヴェリアに背を向け堂々とそう言い切った。
その時、トントンと扉を叩く音が聞こえリヴェリアが入室を許すとラウルが入ってくる。
「リヴェリアさんイスカンダルさん、お客様がお見えっす」
「客?誰だ?」
「それが、バーサーカーって名乗ってまして」
「バーサーカーだと!?」
ラウルの言葉にリヴェリアが反応しイスカンダルと共にその場に向かった。
「よぉ」
ラウルに案内させた部屋に入るとそこには確かに足を組み我が物顔で座るクー・フーリン・オルタがいた。
「貴様…………なんのつもりだ?」
リヴェリアがクー・フーリン・オルタに尋ねるがクー・フーリン・オルタは茶菓子を貪るばかりで一向に答える気配はない。
「貴様!!」
業を煮やしたリヴェリアが更に食って掛かろうとするがイスカンダルに止められイスカンダルは対面にどかりと座る。
「さて、要件を聞こうバーサーカー」
イスカンダルがそう言うとクー・フーリン・オルタは1枚の紙を取り出しイスカンダルに投げ付ける。
イスカンダルが内容を確認しリヴェリアに回すとリヴェリアもその中身を見る。
「これは…………」
「うちのマスターからの招待状だ、共にキャスターをぶっ潰そうってな」
「キャスター…………確か魔術師の英霊だったな、今まで表に出てこなかったが」
「当然だ、キャスターは【陣地作成】の力を持つ、まぁ早い話が自分に有利なフィールドを作ってその中でしか戦わねぇって事だな」
「他に参加する者はおるのか?」
「いや、アサシンの所は足取りが掴めず、セイバーの所は前に喧嘩売っちまったから当然耳を貸さず、アーチャーはアサシンを殺すのに躍起になってる。要するに参加するのは俺達とお前達だけって事だな」
「良し!!良かろう!!」
「ちょっと待て」
イスカンダルが了承しようとした時、リヴェリアが待ったをかけクー・フーリン・オルタに尋ねる。
「貴様のマスターは誰だ?それが分からなければ信用できん」
「何だ、あの恥ずかしがり屋まだ自分で言ってなかったのか、俺のマスターはアンタらも良ーく知ってる女さ」
「女だと?」
「俺のマスターの正体、それは【冒険者ギルド所属職員、ローズ】だ」
「ローズ!?あのローズか!?」
「んじゃ決行は紙に書いた通りだ、その時間にギルド前に来てくれ、そんじゃあな」
クー・フーリン・オルタはそう言うと霊体化し何処かに姿を消した。
英霊エミヤみたいな感じで英霊ベル・クラネルはあり?
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あり
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無し