オラリオでの聖杯戦争   作:寝心地

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勝者

極光と暴風が止み2人のマスターが顔を上げるとアルジュナの左手が消し飛びクー・フーリン・オルタの頬に僅かな斬り傷の様な物が出来ていた。

 

「アーチャー!!」

 

アスフィはアーチャーに駆け寄ろうとしたがアルジュナは首を横に振り近付かない様に促す。

 

帰ってきた槍をキャッチしクー・フーリン・オルタはアーチャーを見る。

 

「大人しくその首を差し出せ、そうすれば痛み無く殺してやる」

 

「それは出来ません。私にも叶えたい願いがあり、何より英雄としての意地があるのです」

 

「ならば、先に逝け」

 

クー・フーリン・オルタはそう言うと槍を構え凄まじい速度でアーチャーに接近する。

 

決着は1分と経たずについた、片手を失ったアルジュナは口で矢を番え迎撃したがやはり手で射るよりも連射が効かず心臓を刺し貫かれた。

 

「……………………ありがとうございました、マスター。願いを叶えられず申し訳ありません」

 

「此方こそ、本当にありがとうございました、アーチャー…………いえ、アルジュナ」

 

アルジュナは最後に微笑みを浮かべ消えていった。

 

「さて、これで俺とお前だけだ、決着を付けようか、セイバー」

 

「ええ、良いでしょう」

 

ジル・ド・レェは剣を構えクー・フーリン・オルタはその背後を取りジル・ド・レェは屈み突きを躱し剣を振るう。

 

「そんなのんびりした攻撃で俺の動きを捉えられるものかよ!!」

 

横薙ぎに振るわれた槍が直撃し体がくの字に曲がり膝を付く。

 

「クッ!!ならば!!【神聖たる旗に集いて吼えよ(セイント・ウォーオーダー)】!!」

 

宝具を使い強化したジル・ド・レェはクー・フーリン・オルタのスピードに追い付き剣を振るう。

 

「ほぉ」

 

クー・フーリン・オルタは獰猛な笑みを浮かべ槍を操る。

 

「楽しそうだな、俺も混ぜてくれよ」

 

その時、アレンが乱入しクー・フーリン・オルタに槍を向けるが軽々回避される。

 

「ほぉ、前の時も思ったが、サーヴァントと共に前に出るマスターか、それも俺と同じ槍使い」

 

「ならどうする?テメェのマスターは戦うことが出来ねぇみてぇだが」

 

「ふん、ならこうすれば良い」

 

クー・フーリン・オルタはそう言い再び宝具を放つ準備をする。

 

「成る程、考えたな」

 

狙いを理解したジル・ド・レェは剣を構え称賛する。

 

「その通り、この槍の向かう先はテメェのマスターだ、サーヴァントと違いマスターは必中必殺のこの槍を防ぐ方法が無い、受けてみろ、我が必殺の魔槍【抉り穿つ鏖殺の槍(ゲイ・ボルク)】!!」

 

暴風が巻き起こり土煙が舞い上がる。

 

「………………………………カハッ」

 

土煙が収まりクー・フーリン・オルタは吐血する。その心臓にはジル・ド・レェの剣が刺さっていた。

 

「テメェ、狙ってやがったな?」

 

「ええ、貴方の槍は嫌と言うほど見ました。貴方の宝具は必中必殺の強力な物ですが、その力を発揮するには貯めが必要、そうでしょう?」

 

「成る程、その隙を突かれたか」

 

「バーサーカー…………今回は私達の勝ちです」

 

「ハッ、此方こそ、次こそ鏖殺してやる…………」

 

クー・フーリン・オルタはそう言い残し消えた。

 

その時、パチパチパチパチと拍手する音が聞こえそちらを見ると言峰綺礼がいた。

 

「おめでとう、アレン・フローメル、君の願いは漸く叶う」

 

そう言い薄ら笑いを浮かべている、天から光が降りてくる。それはアレンの前で止まると光が弱まる。

 

「さぁ、聖杯は君の物だ、願う方法は本に書かれた通りだ」

 

アレンは聖杯の前に立つとその聖杯に触れる。

 

「【我、聖杯に願う】【妹が、アーニャが何にも邪魔されず幸せになれる事を】」

 

アレンがそう言い終わると同時に聖杯とジル・ド・レェは姿を消す。

 

「君の願いは叶った。これにて【第一次聖杯戦争】の終了を宣言する」

 

言峰綺礼はそう言い終わるとその場から姿を消した。

英霊エミヤみたいな感じで英霊ベル・クラネルはあり?

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