オラリオでの聖杯戦争   作:寝心地

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アーチャーさんはママ度高め と言うかEX

【アストレア・ファミリア】の本拠 

 

リューがサーヴァント召喚した数日後。

 

『………………………………』

 

「やぁ、おはよう諸君、朝食出来てるぞ」

 

【アストレア・ファミリア】の面々の前には豪華な朝食が並んでいた。

 

「コイツ…………あたしらより女子力高いな」

 

『グフッ!?』

 

ライラの呟きが何人かの団員の心を抉った。

 

「まぁ、今日も相変わらず凄いわね」

 

「おはようアストレア神、今朝の紅茶はどうする?」

 

「そうね、デメテルの所から貰ったのをミルクティーでお願いしようかしら?」

 

「承った」

 

そう言うとアーチャーはティーカップとポットを生み出しテキパキと準備を始める。

 

「ご飯も美味しい」

 

「部屋の掃除も完璧だったもんな」

 

「オマケに紳士的、と言うかママ的」

 

『確かに』

 

食事をしながら団員達の目はアーチャーに向いていた。

 

ここ数日でアーチャーは寮母の様なポジションを確立しあっという間にアストレア含め全員の心を掴んだ。

 

「それじゃあアストレア様!!行ってきます」

 

「行ってらっしゃい」

 

食事を終えた団員達は警邏の為待ちに繰り出す。

 

「酷い有様だ」

 

「これでも私達が来た頃よりマシになったのよ。目指すは皆が前を向いて笑顔で歩ける日常よ」

 

アーチャーの言葉にアリーゼはそう返す。ふとアーチャーは視線の先にあるものに気が引かれ方向を転換する。

 

「大丈夫か?」

 

そこに居たのはボロボロの人形を抱きしめ涙を堪える少女人形の縫い目が解け首が取れかかっていた。

 

「大事な物か?」

 

「お母さんがくれたお人形なの」

 

「………………………………貸してみろ」

 

アーチャーは少女から人形を受け取ると解けた糸を戻し綺麗に修復する。

 

「ありがとうお兄さん!!」

 

「ああ、これからはもっと大事に扱え」

 

アーチャーはそう言うと立ち上がり【アストレア・ファミリア】の団員の元へ戻った。

 

彼女達が心を許したもう1つの要因、それはアーチャーの善性にあった。困っている人を見捨てられず何かと手を尽くす彼の姿に彼女達は正義の在り方を見た気がした。

 

その過去に何があったのか知っているリューを除いて。

 

「リオン?大丈夫?」

 

「ッ!!アリーゼ、大丈夫です」

 

「何だ?不調かリオン?不味いなら本拠で休んだ方が良いぜ」

 

「いえ、本当に大丈夫です」

 

その時、途轍もない爆発が起こりアリーゼ達の顔付きが変わる。

 

「行きましょう!!」

 

アリーゼの号令と共に走り出し辿り着いた場所では

 

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!」

 

褐色肌の巨漢の男が大暴れしていた。

 

「仕掛けてきたか」

 

その男を見た瞬間、アーチャーはそう呟きリューの元へ向かう。

 

「マスター、あれはサーヴァントだ」

 

その言葉にリューは目を見開き再び大男を見る。

 

「あの戦い方…………と言うか見たままだが、恐らくバーサーカーだな、真名もあの姿と武器から察するに1人しかいない」

 

「彼を知っているのですか?」

 

「我々には【三国志】として語り継がれる有名な物語の中で最強にして最凶と恐れられ【飛将】と呼ばれた男、呂布奉先その人だろう」

 

「最強にして最凶、勝てますか?」

 

「やってみよう」

 

アーチャーはそう言うと悠然と歩きその言葉を口にした。

 

「【投影、開始(トレース・オン)】」

英霊ベル・クラネルのクラスは?

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