「大男が暴れてる?」
「はい、何でも市民冒険者問わず襲いまくってるそうで手が付けられない状態らしいっす!!現在【アストレア・ファミリア】が対応中らしいっすけど苦戦してるらしいっす!!」
「………………………………分かった、僕も行こう」
フィンはそう言うと槍を持ち出し連絡のあった辺りに急行する。
そこに大男はおらず代わりに無残に破壊された跡をせっせと片付ける【アストレア・ファミリア】の面々がいた。
「一足遅かった様だね」
「あ!!【勇者】!!」
「やぁ、アリーゼ・ローヴェル、大男が暴れてるって話を聞いて来たんだけど?」
「ああ、それならアーチャーが追い払ったわ」
「アーチャー?」
最近聞き慣れた言葉に警戒しながらアリーゼの視線を追うとそこには
「お兄ちゃんありがとう!!」
「ああ、食事に困っている人にもここの事を教えてあげてくれ」
巨大な鍋をかき混ぜ子供達や老人に食事を振る舞う男の姿があった。
「マスター、彼はサーヴァントだ」
「やはり、となるとマスターは【アストレア・ファミリア】の誰かか」
フィンは目聡く周囲を見回しリューの手の甲に紋様が浮かんでいるのを見付ける。
「やぁ、【疾風】精が出るね」
「【勇者】何用で?」
「別に用って程の事じゃないんだけどね、同じ【聖杯戦争】の参加者として話を聞きたくてね」
フィンは自身の手の甲をリューに見せそう言う。
「ッ!!まさか貴方も参加者とは」
「少し君のサーヴァントも交えて今回の話をしたいんだけど」
「………………………………では、彼の炊き出しが終わればそちらに伺います」
「ああ、頼んだよ」
結局アーチャーの炊き出しが終わったのはその日の夕方でそのまま2人は【ロキ・ファミリア】の本拠に足を運んだ。
(この不景気が続く中良くこれだけの建物を建てられたものだ)
霊体化したアーチャーが皮肉たっぷりにそう言うのを聞きながらリューは中に入る。
そのままフィンの部屋まで通されアーチャーとセイバーも現界する。
「さて、炊き出しの時も言ったと思うけど今回の事件について話を聞きたい」
「あれはバーサーカーが暴走した結果だ、奴のマスターはバーサーカーを制御出来ていないらしい」
フィンの言葉にアーチャーが返答しフィンは頷く。
「そうか、君はどうして聖杯戦争に?」
「ひったくりを捕まえた際被害者の神父に言われたのです。聖杯戦争に参加すればあらゆる願いが叶うと」
「神父…………言峰綺礼か」
「知っているのですか?」
「僕の所にも奴が来て聖杯戦争に参加するよう言ってきた。聖杯を餌にね」
「それで?君の目的は?何故我々を呼んだ?」
「見抜かれてたか、それじゃあ提案なんだけど、僕達と【同盟】を結ぶ気はないかい?」
「同盟、ですか」
「ああ、悪い話じゃないだろう?」
「………………………………」
「今すぐ返事をしろとは言わないが…………」
「いえ、分かりました。その提案乗せていただきましょう」
「それじゃあ宜しく頼む」
フィンはそう言い頭を下げ2人は解散した。
2日後
廃教会に集められたマスター達の前で言峰が言う。
「これより、【第二次聖杯戦争】の開戦を宣言する」
こうして【第二次聖杯戦争】が始まった。
英霊ベル・クラネルのクラスは?
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セイバー
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ランサー
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アーチャー
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バーサーカー
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アサシン
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ライダー
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キャスター