「それでは、私は明日の朝食の仕込みがあるのでこれで」
アーチャーはヴァレッタとランサーが居なくなったのを確認しそう言いその場を離れようとする。
「待って欲しい、君に聞きたいことがある」
そんな去ろうとするアーチャーにフィンが声を掛けアーチャーの足が止まる。
「何かな?出来れば手短にお願いしたいのだが」
「君はランサーにこう言ってたね【フィオナ騎士団の一番槍】と」
「そうだな、確かにそう言った」
「その名前は僕としては非常に無視出来ない名前だ、僕達パルゥムの希望の象徴【フィアナ騎士団】名前が似ているのは単なる偶然では無いだろう?」
「何が言いたい?」
「【聖杯戦争の書】にはサーヴァントについてこう書かれていた【異なる世界で偉業を成した英雄の魂、英霊が呼び出される】と、率直に聞こう。君達は、そして君達のいた世界とは何だ?」
「我々がいた世界…………そうだな、一言で言うならそれは【地獄】だろう」
「………………………………」
「君にも覚えがあるだろう。セイバー」
「………………………………」
「救って、救って救って救って救って、救い続けても終わらない無限地獄、その果てに残るのは【後悔】と【やり直したい】と言う願いだけだった」
「…………そうだな」
アーチャーの言葉にセイバーは暗い顔でそう言う。
「だが、俺は嘗ての【聖杯戦争】で答えを得た、後悔があろうとやり直しを望もうと、俺がしてきた事は【間違ってはいなかった】と、そう思える世界だ」
アーチャーはそう言い残しその場を去った。
翌朝 【アストレア・ファミリア】本拠
「おはよう諸君、朝食出来てるぞ」
ゾロゾロと【アストレア・ファミリア】の団員達が食事を取りに来る。
「アーチャー、昨夜は何処に行っていたんですか?」
そんな中でリューがアーチャーに昨夜の所在を聞く。
「何、地形把握の為に外出しているとランサーとセイバーが争っていたのが見えてね、同盟を組んだ以上は手を貸すべきだろうと思ってね」
「【勇者】が!?なぜ私を呼ばなかったのですか!?」
「その間にも戦いは決着が着きそうだったからな、それに、ランサーのマスターは【闇派閥】のヴァレッタ・グレーデだった、君には荷が重いだろう」
「ッ!!………………………………」
リューはアーチャーの言葉に歯噛みしながらも何も言わなかった。
「リオン!!早く食べないと無くなるわよ?」
「あ、はい、今行きます」
「アストレア神、今朝は珈琲はいかがかな?良い豆が入ったんだ」
「あら、是非頂こうかしら」
「ああ、すぐ淹れよう」
こうしてまた新たな1日が始まる。
英霊ベル・クラネルのクラスは?
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セイバー
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ランサー
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アーチャー
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バーサーカー
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アサシン
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ライダー
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キャスター