「さぁ!!炊き出しよ!!」
アリーゼは大広場の前でそう宣言する。隣では大鍋を抱えたアーチャーと大量の食料が入った籠を背負う団員達がいた。
「それではアーチャー、お願いします」
「ああ、任せてくれ」
アーチャーはそう言うと仮設屋台の中に入り凄まじい速度で大量の料理を作り上げていく。
出来たスープを椀に装いじっと屋台の前で蹲っていた少年に差し出す。
「???」
「腹が減っただろう。沢山食べると良い」少年は椀を受け取ると凄まじい勢いで食べ始めアーチャーは大々的に待ちの人に知らせる。
「さぁ!!まだまだ用意している!!皆食うといい」
その言葉に街の人々は歓喜しアーチャーの前に並んだ。
「凄い盛況ね」
「彼の料理は絶品ですからね。今までろくに食べられなかった者にとってはまさに天に登るに等しい料理でしょう」
そんな会話をしていると遠くの方で爆発音が響く。
アリーゼ達はその場に急行すると
「ヒャーハッハッハッハ!!良いぞ!!殺せ!!壊せ!!滅ぼせ!!」
「グッ!!ゲスめ!!お前の様な奴を
そこには破壊の限りを尽くすランサーとそれを嘲笑うヴァレッタがいた。
「止めなければ!!」
リューが走り出そうとするのを横からアーチャーが通り過ぎる事で立ち止まる。
「アーチャー…………」
「サーヴァントの事はサーヴァントで解決するのがセオリーだ」
「……………………ええ、お願いします」
リューがそう言うとアーチャーは更に前に出る。
「ああ?」
「ッ!!アーチャー」
2人はアーチャーの存在に気づき動きを止める。
「何だランサー、あれだけ誇りだの何だのと言っておきながらやる事は一般人の鏖殺か、何とも誇り高い行動だ」
「クッ!!黙れ!!好きでやっているわけ無いだろう!!」
「ああ、令呪を使われているのか、これは失礼した」
「おい!!何くっちゃべってやがる!!そいつも殺せランサー!!」
「……………………罪無き民を傷付けるのは心が痛むが、同じ【聖杯戦争】をする君なら幾分かマシか」
「そんな言葉で片付けるなよランサー、だがまぁ、排除する。と言う意味では私も戦う事は賛成だ」
アーチャーはそう言うと両手に白と黒の中華剣を生み出しランサーとぶつかる。互いの武器が軋みを上げる。
「リオン、あれ見える?」
その戦いを見ていたアリーゼが隣に立つリューに声を掛ける。
「いえ、殆ど見えません」
リューの目には殆ど何も映らず少しの火花と無数の空気が爆ぜる音のみ。
一方2人のサーヴァントは速度で勝るランサーが有利を取りアーチャーの体に幾つかの斬り傷を作っていた。
しかしヴァレッタは納得が行っていない様でイライラした口調でランサーに叫ぶ。
「何してやがるランサー!!さっさとソイツもぶっ殺せ!!」
「無茶を言わないで下さい
「チッ!!使えねぇ……………………」
ヴァレッタはイライラした顔で右手を掲げる。その手には最後の一画が残っていた。
「【令呪を持って命ずる】【自害しろ、ランサー】」
持っていた槍で自身の心臓を貫いたランサーは血を吐く。
「あ、
「使えねぇ道具は処分するに限る!!命令を熟せねぇなら死んじまえ!!ヒャーハッハッハッハ!!」
ヴァレッタの狂笑と共にランサーは光となって消えた。
英霊ベル・クラネルのクラスは?
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セイバー
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ランサー
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アーチャー
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バーサーカー
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アサシン
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ライダー
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キャスター