オラリオでの聖杯戦争   作:寝心地

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地獄の中に無限の剣を

「……………………酷い有様だ」

 

目の前で繰り返される惨劇にアーチャーは嘗て自分が巻き起こした景色を想起する。

 

あちこちから火の手が上がり多くの者が死に絶える。足元に転がるのは市民も冒険者も闇派閥も関係無い死体ばかり。

 

「■■■■■■■■■■■■■■!!」

 

「ウフフフ、あの神様も偉いとんでもない作戦考えますなぁ」バーサーカーとアサシンもその一手を担っている。

 

「文字通り【聖杯戦争】か」

 

更に嘗ての最強と最恐【暴食】と【静寂】が【闇派閥】に着いた事で更なる恐怖を巻き起こした。

 

それだけならまだ良かったのだが

 

「まさか、あの2人がマスターに選ばれていたとはな」

 

フィンは2人の前に立つバーサーカーとアサシンを見て歯噛みする。まさに最悪中の最悪。

 

「………………………………アーチャー」

 

そんな中でリューがアーチャーに問い掛ける。

 

「何だ?」

 

リューは右手を掲げる。

 

「【令呪を持って命ずる】【貴方の持ちうる全力を持って戦って欲しい】」

 

「承った、マスター」

 

アーチャーはそう言うと右手を前に出す。

 

体は剣で出来ている。(I am the bone of my sword)

 

血潮は鉄で心は硝子(Steel is my body and fire is my blood)

 

幾度の戦場を越えて不敗(I have created over a thousand blades)

 

ただの一度も敗走はなく(Unknown to Death)

 

ただの一度も理解されない(Nor known to Life)

 

彼の者は常に独り(Have withstood pain to) 剣の丘で勝利に酔う(create many weapons)

 

故に、生涯に意味はなく(yet those hands will never hold anything)

 

その体はきっと剣で出来ていた(So as pray UNLIMITED BLADE WORKS)

 

街にいる者達の視界が美しい白に染まっていく、しかし白とはつまり光であり眩い光に多くの者が目を閉じた。

 

「え?」

 

「これは」

 

多くの者がその光景に己の目を疑った。

 

見慣れた街が破壊され火の手が回る景色、1秒前までそうだったそれが気付けば無数の剣が立つ丘になっていた。

 

「これは…………」

 

そしてアーチャーの前にはバーサーカーとアサシン、そして彼らのマスターであるザルドとアルフィアがいた。

 

「世界を丸ごと作り替えたか」

 

「【固有結界】私の心象世界、魔術の最奥にして私が辿り着いてしまった世界だ」

 

「それで?世界を作り替えた位で何だと言うんだ?」

 

ザルドは大剣を構えアサシンとバーサーカーが共にアーチャーを狙う。

 

しかしアーチャーの背後から巨大な剣が生まれバーサーカーとアサシンを迎撃し2人は吹っ飛ぶ。

 

「ほぉ」

 

「言ったはずだ、ここは私の心象世界、君たち【闇派閥】が相手にするのは私にあらず、私が内に秘めた無限の剣達だ」

 

アーチャーの言葉が彼の生み出した心象世界に響き渡った。

英霊ベル・クラネルのクラスは?

  • セイバー
  • ランサー
  • アーチャー
  • バーサーカー
  • アサシン
  • ライダー
  • キャスター
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