ガタガタと瓦礫が音を立てて崩れていく。
倒壊した建物を片付けるエミヤの姿があった。
そんなエミヤに人々は石を投げ罵声を浴びせる。
「役立たず!!」
「お前らがちゃんとしてればこんな事にならなかったんだ!!」
「返せ!!あの娘を!!息子を!!息子の嫁を返せ!!」
「…………………………………………」
そんな罵声の中でもエミヤは淡々と復興に尽力していた。
一方【ロキ・ファミリア】の本拠では
「………………………………」
フィンが事態の収拾の為必死に頭を働かせていた。
(天に還った神は全部で9柱、此方の戦力は大きく減り向こうはザルド・アルフィアに加えバーサーカーとアサシンがいる、更にキャスター・ライダー陣営は姿すら見せていない)
「………………………………この手しか無いか」
フィンは何かを決心した様にそう言い立ち上がり最後の決戦へ向けて動き始めた。
更に所変わりリューは自身の正義が何か分からなくなり復興に尽力するアーチャーを見ていた。
「教えて下さい、アーチャー。正義とは何ですか?私達が積み上げてきたものはこんなに呆気なく崩れ去っていくモノなのですか?」
「意思無き正義などそんなものだろう」
「ッ!!私達の行いに意思がなかったと!!貴方はそういうのですか!!」
「違うのか?」
「当然です!!私達は意思を持って正義を…………」
「お前も知っているだろう。私という存在の原点を」
「あ」
リューは英霊エミヤの原点とある男との会話を思い出した。
『じゃあ、俺が代わりになってやるよ。任せろって、爺さんの夢は俺が勝ちにしてやるから』
『そうだ、誰かを助けたいと言う願いが綺麗だったから憧れた!!故に自身の内から零れ落ちた感情など1つもない!!』
「今のままではお前も俺と同じ道を辿る、他人に言われるまま『正義』を謳いその矛盾に気付こうともせず走り続ければな」
「わ、私は…………どうすれば」
「いずれ答えを見付けるんだ【自分だけの正義】を」
「自分だけの正義…………」
「ここにいやがったか」
ふと声が聞こえ振り返るとそこにはライラと見たこともない派手な格好の少女がいた。
「これは……………………運命は残酷を強いると良く聞くが、まさかここまで残酷だとはな」
ピンクの衣装に短いワンドの様な杖を持っている白い髪の少女、エミヤはその少女に見覚えしか無かった。
「まさか、君と会うことになるとはな、それもそんな珍妙な格好で」
「ん〜?お兄さん誰?私の事知ってるの?」
「おっと済まない、君に似た知り合いがいるものでね。許してくれキャスター」
「良いですよ、こんな中でも知り合いを思い出せるなら嬉しいですよね、アーチャーさん、私、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンって言います!!キャスターとして呼ばれました!!」
「エミヤ、アーチャーだ」
2人は互いに握手をする傍らでリューとライラが話をしていた。
「まさか貴方もマスターだったとは思いませんでした、ライラ」
「まぁな、隠してたからな、最初にあんな格好のガキが出てきた時は焦ったし使えるのか分からなかったから戦闘は控えてたんだが、そうも言ってられなくなったからな」
「…………………そうですね」
「それで団長達が戻ってきたぞ、【勇者】が作戦立てたらしい、行くぞ」
ライラにそう言われリュー達は【アストレア・ファミリア】の本拠に1度戻った。
英霊ベル・クラネルのクラスは?
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セイバー
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ランサー
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アーチャー
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バーサーカー
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アサシン
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ライダー
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キャスター